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ラン x ローライ 実践編①概要と目次
小さくて愛嬌のあるビンテージカメラ、ローライ35Sを持ってランニングする「ラン x ローライ」。少しずつ回数を重ね、海辺も山も走りました。自然の中にこのカメラを持ち出し、いいなと感じた景色を写すのは本当に楽しいです。どんなことに気をつけるべきか、こんなギアが役に立つといったことも、段々わかってきました。はたして誰かの役に立つのかどうか、あくまで私の個人的な意見や感想ですが、備忘録を兼ねて書き残していきます。
幾つかの項目に分かれるので、このエントリは全体の概要と目次という位置づけで書きます。今後、項目ごとの記事を書いたときに順次リンクを貼り付けていきます。
私がローライ35Sをランニングカメラにしようと思ったのは、昔から気に入って使っているカメラだったこと、そしてその小ささと軽さが大きな理由です。ローライ35Sのサイズは、レンズを沈胴させた状態でざっと幅10cm x 高さ6cm x 奥行3cm、重さは370gほどです。しっかりと作られた35mmカメラの中では最小・最軽量の部類に入ると思います。
とはいえ、小さなコンパクトデジカメほどではありません。見かけよりは重いものを持ち運ぶことになります。ランニングのスピードや距離によってもカメラを持って走る負荷は変わります。私のランニングは、主にロードを1キロ5分〜5分半ほどのペースで10〜20キロ(長めに走るときは30キロほど)、たまに山を走ったり歩いたりというのがメインなので、それを前提に話を進めていきます。
ローライ35に限ったことではありませんが、カメラ、特に防水でも防塵でも耐衝撃でもない昔のフィルムカメラをランニングやハイキングに使う上で大敵となるのは、「揺れ」と「汗(水分+塩分)」でしょう。走る場所によっては「埃」も加わります。40年とか50年前、ものによってはそれ以上昔のビンテージ・カメラにとって、汗をかきながら体を揺らして走る人間に付き合わされるのは、さぞ大変なことだと思います。当時の人が丹精を込めて手がけた作りのいいカメラだからきっと大丈夫だろうと、あまり根拠のない信念を持って持ち出しています。
困ったことに、ランニング中の揺れと汗は、どちらかを抑えようとするともう片方が上手くいかないものです。一歩進むごとに両足が宙に浮く時間があるランニングは、小刻みなジャンプを繰り返しながら前方に進んでいく運動だと言えます。体が上下動する量は人によってさまざまでしょうが、全く上下動しない走りというのは私にはできません。それを前提にすると、カメラはなるべく体の中心近くに持った方が揺れが小さくなるはずです。でも、体に密着させようとすると、汗をまともにかぶることになります。そのバランスをどこで取るのかが難しいのです。
そこで、次回からは具体的に「ラン x ローライ」の『必需品』、『持ち運び方』など、トピックに分けて書いていきます。書き終えたら下記にもリンクを貼りますので、記事が増えていけばこのエントリは実践編全体の目次のようになるはずです。そんな大袈裟に言えるほどいろいろなトピックが出てくるのかは、何ともわかりませんが。
<目次>
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