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【写真集】『極地絶景』 360ページの大ボリュームで極北に浸る

寒さにはめっぽう弱いのに、北の景色に憧れています。特に、夏は白夜で冬は長い夜にオーロラが舞う、極北と呼ばれるような地域。昔から、星野道夫さんの写真エッセイを繰り返し読んできたことも影響しているのかもしれません。

この年末年始は、360ページもある『極地絶景 緯度別に見る北極パノラマ』という本を夢中になって眺めていました。

地球の極北の美しくも苛烈なランドスケープを、北緯90度から60度まで緯度ごとにとらえた類を見ない写真集。

販売サイトの紹介文より

という一冊です。

北緯90度が北極点。そこから少しずつ緯度を下げ、北極圏(北緯66度33分以北)よりもいくらか南の北緯60度までを、膨大な写真で綴った作品です。プレゼントとしてもかなりインパクトがあると思います。ただ重さが2kg以上あるので、持って帰るのが大変かもしれません

出てくるのは、圧倒的な自然の風景、ホッキョクグマやトナカイ、アザラシなどの野生動物、氷河や雪山と寄り添うように人家が並ぶ極北の街など。北欧、ロシア、カナダにアメリカと場所も多様。

1枚ずつ、写真の解説文もしっかり書いてあります。だから写真を眺めるだけでなく、かなり読み応えがあります。

中には、ハイキングができる場所として紹介されているところもありました。

  • 断崖に原色の赤や青で塗られた家々が建つ、グリーンランドのウマナック。

  • 険しい山が立ち並ぶ、ノルウェーのセンヤ島。

  • 「王様の散歩道」として知られるスウェーデンのロングトレイル、クングスレーデン。

  • 牧草地のような草原と切り立った山が印象的なアイスランドのホルンストランディル。

  • 10-12時間歩かないと辿りつかないという、ノルウェーのトロルトゥンガ(トロルの舌)。

どこも魅力的!ひとつひとつの写真に見入ってしまいます。

夏、1週間ぐらいかけてこんなところをキャンプしながら歩けたら、どんなに楽しいことでしょう。

今年や来年とは言わずとも、いつかやってみたい。そんな長〜い視点での目標を立てました。

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Sampo(山帆)
いただいたサポートは、ローライ35Sやローライフレックス2.8Cなどで使用するフィルムの購入や現像などに使わせていただきます。

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