あやしい絵
こんばんは。新じゃがが美味しい季節ですね。
ジャガイモをバターと一緒にオーブンで焼いただけで美味しくて、何個でも食べられるくらいです。
作り方は簡単。
①ジャガイモの皮をむいて、水につけて、10分くらいしたら、数分蒸します(蒸すは省いてもOK)。
②耐熱皿にオリーブオイルをひいて、ジャガイモを並べて、茹でたブロッコリーととろけるチーズをのせます。(バターひとかけを細かく切って、ちらすとコクが出てオススメ)
あとは、エノキやミニトマトをのせても美味しいです。
③オーブンで15分ほど焼いたら、完成です。
これが美味しいんですよ。以前、一緒に住んでいたメンバーに教えてもらったレシピをアレンジして作っています。
話は変わりますが、先日、緊急事態宣言に入る前に、東京国立近代美術館で行われている「あやしい絵展」に行ってきました。
入り口に、この「あやしい」について、退廃的・妖艶・グロテスク・エロティックと書かれていました。こうやって、あやしいを言葉にしてくれていて、とてもわかりやすかったです。
館内には、幕末以降の「あやしい」絵(絵画や版画、挿絵(雑誌や小説の)、ポスターなど)が、「幕末〜明治」「明治〜大正」「大正末〜昭和」と、時代ごとに飾られていました。
あの、想像以上に楽しくて、1時間、いや、2時間くらいいた気がします。
幕末から明治になって、時代がごごごうっと大きく変化する時、まさに退廃していく文化や習慣もあったでしょう。それを絵として、残そうと思ったのでしょうか。
着物を着た女性など、描かれている人物像や色づかいから寂しげな雰囲気や念?を感じました。
それと、人が人を殺めたり、血を流しているなど、グロテスクな絵もあったのですが。
飢餓や天災、争いなど、人々にとって、大変なことが次々と起こって、不安でいっぱいな時代だったでしょう。
人々は、その悲しみや寂しさや、怒りや大変さを絵で表現することで、気持ちを自分の中に閉じ込めずに、表に出して、自分の気持ちを落ち着かせているのかな?と思いました。
以前、イラストレーターの方にお話を伺った時に、「絵で自分のコンプレックスを昇華させている」と仰っていたのですが。
絵だけではなくて、文章も音楽も映画も、アートって、自分の中でグルグルしたり、絡まったりしたしんどい思いを表に出して、自分を楽にしたり、それを見た別の誰かにとっては救いになったりする手段でもあるなと、改めて思いました。
そして、エロティックな絵(裸の女性など)は、癒しや希望を絵で表現して、描いた方が自分で自分を落ち着かせていたり、明るい気持ちにしたりしていたのかなと思いました。
それから、明治から大正にかけて、大衆の時代から個の時代になっていったと書いてあったのだけど、どういうことなのか、ここでいう個の時代ってどんなイメージなのか、ちょっと気になりました。
今日の1曲:ヨンシーで「Go Do」
春になると聴きたくなる曲。2010年12月の来日ライブに行ったのですが、カラフルなステージで歌うヨンシーは、美しくて、妖艶で、まるで妖精みたいでした。