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旅に出て家に帰るということ

 元任天堂の玉樹さん著の本を読んでいて、体験デザインについてふと思ったこと。

旅は旅という体験自体が本質です。確かに、家に帰ってしまえば旅は終わり、日常に逆戻りです。しかし、旅という体験を通してあなたは成長し、旅に出る前と後のあなたは別人になります。それこそが旅の意義です。
ゲームだって同じです。ゲームという体験自体が本質であって、体験を通してプレイヤーが変わることに意義があるのですね。(中略)
問題はその後です。たとえプレイヤーが実際に成長していたとしても、その張本人であるプレイヤーが自分自身の成長に気づかなければ意味がないのです。

 私は長い休みの時は旅行に行くようにしています。何を求めているのか解像度高いわけではなかったのですが、この本を読んでいる途中にふと気がつきまして。
 きっと日常は忙しさにかまけてなかなか子供と遊べないので「子供とたくさんの時間を過ごす体験」を旅に求めているのではないかと。そう思うと合点の行くことばかりで皿が割れるくらい膝を叩きまくりましたw
 そしてやっぱり「家に帰ること」がより「次も行こう」となるのはその体験がとても良いものだったからと気づかせてくれる要因だと。ただただ、気を遣い仕事しまくる出張とは性質が違いますよね。
 ただ、出張といえど知らない土地に行った時は少ない自分の時間で街並みやそこに住んでいる人、その人たちの生活や食べているものなど観察する、想像するのが大好きです、そうやって自分の知らないことをちょっとでも体験しよう吸収しようというのは、本を読むことと似たような感覚なのかもしれないですね。


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