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『試着室で思い出したら、本気の恋だと思う』の余韻

『試着室で思い出したら、本気の恋だと思う』

尾形真理子


有名なキャッチコピー。
東京の新宿ルミネのキャッチコピーだった。


そして、そのキャッチコピーがタイトルの小説があって、随分前に本屋で見つけた。でも買ったっきり、積読になっていた。

なかなか読む機会がなかったけれど、
手に取ったら一気に読み終わってしまった。
こんなに読み終わって、爽やかな気持ちになれる本だったんだ。

初版発行が平成26年。
令和4年で37版目。

8年くらい前の本なのに、全然色褪せない。
長く愛される本っていいなぁ。

長く愛されている小説だということは、それだけたくさん共感を生んでいるということ。
共感を生んでいるのは、登場する女性たちの姿。


それぞれの壁にぶつかりながらも、前を向く。

そんな清々しい姿。

世の中には、一人で悩みながらも自分の道を歩いていこうと決められる、そんな女性がたくさんいるんだろうなぁと思うと、それだけで背中を押される気分になる。

うまくいかないこと、
できないことが当たり前なのではなくて、

自分で運命を変えていける。

それが思考からじゃなくても、
服の力を借りたり、環境を変えたり、

いくらでも方法はあるんだなぁって。

変えていこう、という意思さえあれば、叶えられる力があるんだなぁって。

自分で運命を切り開いていける女性は、
カッコいい。

ひさしぶりに、東京に行きたくなった。
東京の街を、歩きたくなった。

次回の東京行きが、楽しみだな。


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