見出し画像

パーコレーター

いつもキャンプに行くときは、コンビニなどで売っている、個包装のドリップコーヒーを買っていました。
ステンレスポットを三脚で焚火の上に吊るしてお湯を沸かし、それで一人分ずつチマチマとコーヒーを淹れていました。
ただ、テーブルがびちょびちょしたり、少量ずつしかお湯しか入れられないので時間がかかって冷めたりと、なんだかイマイチだなぁと思っていました。

去年、個人の手作りキャンプ場にお邪魔した時、オーナーさんが、パーコレーターで淹れたモーニングコーヒーを振る舞ってれたのを思い出しました。
豆を手動ミルで挽くのを手伝ったのも楽しかったし、焚火上にぶら下がる、年季の入ったパーコレーターの雰囲気が良かったです。
そこで、三脚に吊るせるタイプのパーコレーターを探してみました。
すると一度に 2リッターくらいコーヒーを淹れられる、ステンレスパーコレーターを見つけました。
メーカーが、日頃愛用しているシュミーデ アイゼン(鉄) フライパンと同じ、ペトロマックスでした。
ちょっとお値段は高めでしたがが、中のバスケットを外せば普通に湯沸しポットになるので便利かと思い購入しました。

先月、家族でデイキャンプに行ったとき、試運転してみました。
底面が大きいので、焚火の炎も良く当たり、お湯が沸くのが早かったです。
バスケットの穴は大きめで、本来は粗挽きの豆を直に入れるようですが、今回は普通に売っている中細挽きの豆をお茶パックに入れて仕込みました。
なかなか豆屋さんに行って粗挽きを注文する暇もないですしね。結果的に豆のかすを捨てやすかったので良かったです。

蓋のキャップが透明ガラスなので、ボコボコと湧いたお湯でコーヒーが煮出されると茶色く見えてきます。色の変化を眺めるのも楽しかったです。
冬でしたので、アツアツのコーヒーが一度に淹れられたのは便利でした。
パーコレーターで淹れたコーヒーは美味しくない?という話も聞きますが、煮出し時間が短めですんだからか、普通に美味しかったです。
ペーパードリップだと豆の油分も濾されてさっぱりするんでしょうけど、パーコレーターで淹れたコーヒーには油膜が浮いていて、なるほどと思いました。
何にせよ、野外で焚火を囲んで飲むコーヒーは格別の味でした。
パーコレーターはキャンプ必須アイテムになりそうです。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?