【新潟県十日町市・津南町】ゆきぐに探究委員会とは?越後妻有の高校生が取り組む、新しい教育の形!
4つの学校の高校生が合同で行う「ゆきぐに探究委員会」
令和6年4月から、新潟県教育委員会の「⾼校と地域との連携・協働体制構築事業」として、活動がスタートしました。
4校の高校生が委員会活動として探究に取り組む、新しい教育の形。
越後妻有地域(十日町市と津南町)で始まった、ゆきぐに探究委員会についてご説明します!
【この記事を書いた人】
1.ゆきぐに探究委員会とは?
参加校は、新潟県越後妻有地域(十日町市と津南町)の4校(新潟県立十日町高等学校、十日町総合高等学校、松代高等学校、津南中等教育学校)。
4校の高校生が、委員会のメンバーとして探究活動を協働で行うために、令和6年4月に、新潟県教育委員会の「⾼校と地域との連携・協働体制構築事業」として発足しました。
目的:「探究を通して、心に灯りを」
探究活動を通して、高校生が自分なりの生きる力を身に着けることを目的に、1,2年生各クラスの代表メンバーが、放課後に月2回程度活動しています。
運営テーマとしては、多様な人との出会いを増やすために、学校間が連携すること、高校生がやりたいことを実現できる環境を地域で整えるために、学校と地域の連携を深めていくことがあります。
新しい教育の形として始まった、ゆきぐに探究委員会の活動にご注目を!
2.今まで(1学期)の活動
2学期から取り組む探究活動のために、1学期は土台づくりとして様々な活動を行いました!
・デンマークの“Menneskesyn” (メネスカション)=「人間観」を参考に、自分の人間観を分析したり、魅力を上手く伝える活動
・note株式会社さんのnoteの活用講座
・気になる地域の方にインタビュー
・現役のライターさんの、魅力の伝え方、文章の書き方講座
・4校合同の交流会
・地域の方との4校合同交流会・中間発表会
多様な人との交流を通して、自分について考え、興味を発見する活動が中心でした。
8月6日(火)に開催した「ゆきぐに探究委員会 夏の交流会・中間発表会」は、高校生や地域の方を含め、約100名が参加。
委員会メンバーが4つのブースに分かれて、交流ブースを設置。来場して下さった方に、各ブースを巡っていただき、活動に関してアドバイスをもらいました。
地元の新聞社やテレビにも取り上げていただき、高校生の活動も盛り上がっています。生徒アンケートを振り返ると、他校の生徒を含め、様々な方と交流できたのが刺激になったようです。
インタビュー後に生徒が書いた記事も各学校の公式noteにアップされているので、確認してみて下さい。
ゆきぐに探究委員会の今までの活動に関しては、ゆきぐに探究委員会の活動レポート/マガジンでチェックすることができます↓↓↓
3.2学期の活動
2学期はMYテーマ(自分が取り組むテーマ)を決定して、探究活動に取り組みます。プロジェクトはまだ始まったばかりで、MYテーマを考えている最中です。
1学期のうちに、MYテーマを決めている高校生もいましたが、いざ決める!となると色々考えている様子。
今は、現状と理想を考え、それに近づくためにはどんなアクションが必要なのか課題を具体的に設定しています。
学校の先生方をはじめ、ゆきぐに探究委員会の運営メンバー、学生サポーターや地域サポーターの皆で一体となって、活動を支援していきます!
4.地域サポーターの募集
多様な出会いで、新しい世界に出会う機会を高校生に。
今まで高校の活動に興味があっても、高校が何をしているのか、誰に連絡をすればいいのかわからない!という声がありました。
高校生のやりたいことを聞いたり、ご自身の経験を教えていただいたり。越後妻有地域の高校生の活動を、地域サポーターとして、一緒に応援しませんか?
<活動の具体例はこちら>
・高校の授業である「総合的な探究の時間」の支援
(授業参加、学校での講演など)
・放課後活動の「ゆきぐに探究委員会」の支援
(イベント、高校生へのプロジェクトへの協力など)
・高校生が必要とする探究学習に関わる情報提供やアドバイスなど
詳細は、こちらのWEBサイトをご一読下さい↓
5.学生サポーターとの関り
高校生にとって、ちょっと上の人生の先輩として、ゆきぐに探究委員会の高校生をサポートしてくれる学生サポーターの存在も欠かせません。
新潟市、長岡市、上越市、横浜市など、様々な場所から駆けつけてくれました!年間を通してプロジェクトの伴走をしたり、オンラインや、イベント時のみ参加するなど、色んな関り方で応援してくれています。
越後妻有地域には大学がないので、活動の話だけではなく、気軽に進路の話も相談できる大切な存在です。
5.ゴールと目標
1年間の活動ゴールは、3月15日(土)に開催される活動発表会です。
委員会のメンバーは、自分が考えて、何かに取り組み、熱意を持って話せるものを得られるように、活動に取り組む。
ポスターでも、動画でも、作品でも形がなくてもいいので、1年間を通して取り組んだ、ゆきぐに探究委員会の活動に関して熱意を持って語れることが目標です。
その熱意を来年度の高校生に引継ぎ、どんどん面白い活動が生まれて、高校生も地域もより魅力的になっていくのが楽しみです。
運営メンバーやサポーターは、高校生が心に灯りを灯し、人生を生き抜く力を身に着けられるように、応援しています。
まだ、始まったばかりのゆきぐに探究委員会ですが、高校生がどんなMYテーマを設定し、どんな活動に取り組んでいくのか。
未来を創る高校生の活動にご注目下さい!
★ゆきぐに探究委員会マガジンのリンク★