探究課題の設定②:マイテーマを深める!高校生ゆきぐに探究委員会活動
【9月第2回活動報告】ゆきぐに探究委員会に込められた想いを共有。越後妻有の3校の高校生が探究で協働してMyテーマを深める!
秋らしく過ごしやすい季節になってきましたね。ゆきぐに探究委員会では、探究の秋、そして実りの秋となるよう新潟県越後妻有地域(十日町市と津南町)の高校生が委員会活動として探究に取り組んでいます。
2学期2回目の活動は9月12日(木)in十日町高校!
十日町高校、十日町総合高校、松代高校の3校合同で開催しました。
今回は、ゆきぐに探究委員会に込められた想いを改めて共有し、Myテーマを深めていくグループ活動を行いました。そしてついにゆきぐに探究委員会のロゴも完成!
活動の様子をご紹介します!
【この記事を書いた人】
ゆきぐに探究委員会に込められた想いを共有
マイテーマに沿った探究活動が始まるにあたって、松井さんから改めてゆきぐに探究委員会に込められた想いを語っていただきました。
ゆきぐに探究委員会のテーマは「探究学習を通して、心に灯りを!」です。探究活動を通して自分なりの生きる力を身に付け、自分だけでなく周りも明るく照らしていってほしい!という想いが込められています。
このテーマはoplysning(オプリュスニング)というデンマークの概念が基になっています。「ひとりひとりが心に灯を灯し、その灯で互いに照らし合うこと」という意味で、日本で言う「教育」を指す言葉だそうです。
ゆきぐに探究委員会には北欧教育のエッセンスがたくさん詰まっています。そこには所属や能力を離れた一人の人間としての「人」や「人と人のつながり」を大切にする文化が垣間見えます。
ロゴが決定しました!
そんなゆきぐに探究委員会を表現するロゴが、高校生と関係者の投票により決定しました!
デザインはフィンランド出身で松井さんの友人のアナスタシヤさんが担当しました。越後妻有の雪と広く高い青空、そしてゆきぐに探究委員会の輝きが伝わるキャッチーなデザインで可愛いですね!
ロゴには4つのコンセプトが込められました。
一人一人が輝くことで周りを輝かせる
4つの高校の連携
越後妻有(ゆきぐに)
真剣さと遊び心がある活動
ロゴも決まったことで、これからもっと活動が盛り上がっていくことを願います!
Myテーマを発表!
活動の後半はマイテーマの発表、そしてグループに分かれてテーマを深めたり活動計画を立てる時間でした。
テーマは十日町や大地の芸術祭、マンガ図書館など地域との連携を企画するものから、「安眠」「公共交通」「ハードコアテクノ」などなど様々です。
高校生の興味と地域や身の周りの課題をリンクさせた独創的な課題設定になっていてすごい!
1学期の活動で自己探究や魅力の見つけ方講座、地域の人との取材を通した交流を行ったことで課題設定に対する考え方が自然と身に付いたのではないでしょうか?
課題設定は探究のサイクルの一番最初に来る大切な過程です。テーマの共有後は似たテーマを持つメンバー同士で今後の「情報の収集」→「整理・分析」→「まとめ・表現」に向け計画を立てていきました。
計画を立てる中で課題がブラッシュアップされたり、変わっていくこともあると思います。対話の中でテーマが深まっていくのも探究の醍醐味だと思うのでこれから楽しんで進められるといいですね。学生サポーターもそれぞれの個性を生かしてサポートしていきます!
私は活動時間中、まだマイテーマが思いつかない生徒と一緒にテーマを考えていました。「どんな人でも楽しめるスポーツを調べたい」「ゆきぐに探究委員会の活動を発信したい」など、考えはありつつも「どうやってテーマにしようか」「これでテーマになるかな?」といった不安を持っているような様子でした。
みんな何かしらの想いを持っており、素敵なことだと思います。自分の中にある想いを大切にして、焦らずいろいろな人と対話しながら形にしていけるといいですね~
今後の取り組みについて
テーマも概ね決まり、いよいよ探究活動が動き出す雰囲気がでてきました!
次回の活動は情報館で資料の調べ方を学び、その後はテーマに沿って各自が探究活動を進めていきます。3月15日の発表に向けて、どのように進んでいくのかますます楽しみになりました!
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。