絶対に忘れてはいけない年金の話:Vol.28
こんにちは、祐樹です。
起業20年目、年間50冊のビジネス書を読み、ビジネスと投資で億単位を稼いできました。
この記事は、そんな僕が多くの失敗から学んだ「絶対に忘れてはいけない知恵」を端的にまとめたものです。お役に立てれば幸いです。
🌟厚生年金とは
厚生年金は企業などに勤務している人が対象。
保険料には国民年金保険料も含まれる。
保険料の半分は会社が負担。
保険料率は毎月の賃金に対して決まっている(2023年時点で18.3%)。
賃金が高いほど年金額は高くなる。
賃金が低くても年金額は国民年金の年金額以上にはなる。
🌟企業年金とは
従業員の退職後の生活のために企業が原資を拠出して給付する年金。
企業が福利厚生の一環として任意で設立し、社員が加入する。
年金の3階部分にあたる。
公的年金に上乗せして支給される。
もともとは退職金を分割で支払うようにしたもので、導入していない企業もある。
🌟企業年金の種類
企業年金と呼ばれるものは複数あり、企業の定めるルールによって受け取り方も異なる。
代表的な種類は下記の6つ。
1.確定給付企業年金(規約型)
2.確定給付企業年金(基金型)
3.確定拠出年金(企業型)
4.厚生年金基金
5.中小企業退職金共済制度
6.特定退職金共済制度
🌟確定給付企業年金とは
2002年に新設された年金制度。
企業と従業員が規約などであらかじめ給付額を取り決め、従業員が退職後にその給付を受ける。
規約型と基金型がある。
規約型:
企業が保険会社や信託銀行などと契約を結んで制度を運営。
基金型:
別法人(企業年金基金)を作って運用。
🌟確定拠出年金(企業型)とは
アメリカの企業年金制度401kをモデルに2001年に新設された年金制度。
企業型DCあるいは日本版401kと呼ばれる。
掛け金だけ取り決めて従業員の口座に拠出し、従業員が運用指示を行なう。
なお「確定拠出年金(個人型)」は企業年金ではない。
確定拠出年金(個人型)は通称「iDeCo」と呼ばれる。
🌟確定拠出型年金の企業型と個人型の違い
企業型:
企業が掛金を拠出し、従業員が運用。
確定拠出年金制度を導入する会社に入らない限り、加入対象にはならない。
個人型(iDeCo):
加入者が掛金を拠出し、自分で運用。
所得控除、運用益非課税、年金受給時の控除など税制優遇措置がある。
🌟厚生年金基金とは
企業が、厚生労働大臣の認可を受けた「厚生年金基金」という別法人を設立して厚生年金の給付を代行。
企業独自の加算分を上乗せして運用するもの。
この制度は1966年にスタートしたが財政破綻などにより減少。
現在では新規設立は停止となっている。
🌟中小企業退職金共済制度とは
中小企業向けの退職金制度で「中退共」とも呼ばれる。
独力で退職金制度を設けることが難しい中小企業向けの制度。
新規加入や掛金の増額に対して国の助成制度がある。
独立行政法人勤労者退職金共済機構が運営。
🌟特定退職金共済制度とは
中小企業向けの退職金制度。
特定の市町村や商工会議所のような団体が運営。
設立した特定退職金共済団体が従業員に退職金を給付する。
🌟公的年金の被保険者は3種類
第1号被保険者(国民年金):
自営業者・学生・無職など。
20歳以上60歳未満の方。
第2号被保険者(国民年金と厚生年金):
会社員・公務員など。
第3号被保険者(国民年金):
専業主婦(夫)など。
第2号被保険者に扶養される20歳以上60歳未満の配偶者。
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