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むかごを捨てるな

長芋堀りの前にも実は収穫するものがある。むかごだ。

形がいびつな長芋の話↓

実は、数年前までこのむかごさんたちを邪魔もの扱いしていた。長芋の葉っぱが伸びまくれば伸びまくるほど茎の部分にこんな丸っこいものをつけてしまいにはぼとぼとと落ちてくるのだ。

肉芽と呼ばれるものを「むかご」というのだが、肉芽の名のとおりほっとくと次年度またぼっこぼっことはえてきてしまうので、いちいち拾い、穴を掘って一カ所にまとめて放置していた。

が、数年前のある日、道の駅の産直市場でうろうろしていると、なんと厄介者と思っていたむかごが売り出されているではないか。
しかも、10個くらいで200円。

うちで拾っていたむかごを数えたことはないが、たぶん200個くらいはあったんじゃないかと思う。は!4万円も捨ててたということか!!!

生産者のおばちゃんは丁寧にむかごの食べ方なるもののチラシも無料でおいていた。

それによると、蒸して塩でまぶして食べてもよし、炊き込みご飯風のむかごご飯にしてもうまいという。

ということで、早速、穴に捨てていたむかごを拾って蒸してみる。


小さくなるでもなく、形はそのまま。これがうまいんかな~と半信半疑で食べてみると、ほっくほっくでうまい!
長芋のような粘りはないものの、じゃがいもよりほっくりしているところからすると少し粘りのようなものがあるのではないだろうか。

塩をつけるとこれまたビールにあう。


二つに割ってみると、ボーロのお菓子のようでかわいい。

さらに、むかごご飯はというと、炊飯器でじっくり炊かれるからかさらにホックホックで甘味もアップ!

なぜ、捨てていたんだ・・・お母さんも知らなかったようで必死に拾い集め、友人に配り歩き、さも今までもやっていたかのように自慢して歩いていた。

むかごご飯。新たな秋の味覚になった。

今日も読んでくれてマハロ(ハワイ語)


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