なるほどぉ↑
NHKの朝の情報番組「あさイチ」でテキトー会話事件簿なるコーナーをみた。
「なるほど」「お疲れ様」どちらも、もやもやしたことがない。どちらも相手の受け取り方ではないだろうか。
視聴者の方いわく、疲れてないのに「お疲れ様」はおかしいと思うのだそう。美容院で、シャンプーが終わった時、すべてのサービスが終わった時、店員から「お疲れ様」といわれるのは違和感あり。別の視聴者からはメールの最初で「お疲れ様です」ってなんのお疲れさま?と思うのだそうだが、何の違和感があるのだろうと小首をかしげた。
疲れているでしょう?の意味の「お疲れ様」ではない。さまざまな意味を込めての感謝、ねぎらい、そして相手によりそう気持ちを表す「お疲れ様」なのだ。
メールに関しても、枕言葉のように使っているつもりはなく、いつもありがとうございますと書くのは仰々しいので、「お疲れ様です」と書いているのだ。わたしはそういうつもりでいったり、書いたりしている。
それよりも気になったのが「なるほど」。街頭インタビューで、適当に相槌を打つ感じで「なるほど」って言いますねと口々にいう。
なんですって!そうなの?!というのも、わたしはインタビュー中にいつも「なるほど」を連発している。音源を聞き直していると、かなり「なるほど」と言っていて、ちょっと言いすぎじゃ?と思うときも確かにある。
しかし、どの「なるほど」も決して適当で言ってはいない。ほんとに、「なるほど」と思って言っているし、そのあとに、「では、こういうことですか?」と聞き返している。
コメンテーターとして登場していた辞書編纂をしている方も「なるほど」を誤解しないでほしい、相手のいったことを理解しているという”いい言葉”なのだ!と。
そうなの!そうなの!いい言葉なはずなのよ。適当な相槌で使わないでほしい。
そして、銀座のママで、聞き方、話し方のセミナーもされている方が失礼にならない3つの「なるほど」ポイントを教えてくれた。
1.トーン
なるほど↓と下げるのではなく、なるほどぉ↑と語尾をあげる。感情をこめていうのもポイント
2.補足
相手の話をうけて、自分なりの考えをのべる。ちょっとしたコメントをそえると「いいなるほど」になる。
3.頻度
多用するのはNG。言い換える。例:わかる気がする
2はできてるとして、3の言い換えは早速取り入れねばならぬ。
相手が心地いいと思える「なるほどぉ↑」を心がけよう。と思っているが、インタビュー中は軽くハイテンションなので、自制できるかどうかはなはだ疑問である。