正しい怒り
昨日、小学校で、支援員として非常勤で勤務している母から、モンスターペアレントの話を聞きました。
子どものことで、教師に対して夜通し怒鳴り散らす親がいるとのこと。
具体的に何のクレームかは聞いてないですが、学校に居座り、聞くに耐えない罵声を浴びせていたそうです。(学校に文句言いに来るのは数回めらしい)
一般企業でも度の過ぎたクレーマーやカスハラに対して従業員を守ると公表しているような現代において、教育の現場では今だにこんなむちゃくちゃがまかり通っているのかと、本当に驚きました。(母が現役の十数年前も、夜に怒鳴りに来る親はいましたが…
第三者である母が提言するなどして、校長や教頭がようやく警察へ相談にいったそうですが、対応されていた先生たちの心のケアが気になります。
私もそうですが、不条理に怒鳴られたり、罵声を浴びせられたりすると、正常な判断ができなくなってきます。とりあえずやり過ごそうとする。相手の気が済むのを待つ。
この教師たちも、どんなことを言われようと、とりあえずその場で謝罪したり(土下座のようなことをさせられたり)下手に出て、相手の気を済ませようとしていたようです。
この話を聞いて、久々に怒りの感情が湧いてきました。
こういう理屈の通らない相手に対しては、毅然とした態度で、録音するなりして、法的手段を取るしかないと思います。
ただ、学校側から法的機関に訴えることはできず、個人で動くしか出がないそうです。
そんなおかしいことあります!?
いくら自分の子どもだからって(しかもその子も、授業中にガム噛んだりものを投げたりむちゃくちゃしているそう)複数の人間を長時間拘束して罵倒する権利なんてないし、明らかに業務妨害、名誉毀損です。
虎に翼じゃないけど、どうにかこの怒りを、武器にして戦うための法律はないものでしょうか。
よくよく聞いてみると、その親は自営業で(だから夜通し学校で文句いっても仕事に影響ないのか。。)経済的に不安定な状況とのこと。そのような生活の不満を、学校に対して吐き出しているのでしょうか。
そのような親を見て育つ子どものことも心配になってきます…
話は別ですが、境界性パーソナリティ障害の夫も、よくいろんなことに対して怒っています。(※もちろん公共の場ではないですが…
ときにスイッチが入ると、理不尽に怒ることもあり、これが夜通し続くと本当にキツイのですが、後で突き詰めてみると根本的に自分を守ろうとしているのだと思います。
過去の経験からなのかはわかりませんが、見捨てられないように、自分が傷つかないように、自己防衛本能を過剰に働かせているのではないかと、見ていて感じます。
私は物事に対してそこまで怒ることが最近なくなってきたので(老化のせいかも笑)、自分の領域を侵されたとき正しく怒ることは、人間にとって必要な機能、本能なのだろうなと思いました。
人間の感情の中では、厄介で、不要だと語られがちな「怒り」ですが、マネジメントしながら正しく怒ることは、生きる上で大事かもしれないなと気づきました。
それにしても、不条理に公共の場で怒鳴り散らす人、本当にやめてほしい。
学校側も、一般企業と同様にカスハラ、いやモンハラ(モンスターペアレントハラスメント笑)への対応をしていくべきです!