マガジン第6号(2020.9.12)「認めることの難しさ」
マガジン第6号(2020.9.12)「認めることの難しさ」
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目次
はじめに
1.今週の気づき「障碍者や社会的マイノリティ者に対するものの見方」
2.時事ネタ「新型コロナウイルスワクチン治験一時停止」
3.近況
4.お知らせ・その他
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はじめに
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こんにちは。私が毎月発行している教室だよりのコラムをメルマガ化する
と宣言しましたので、実際にやってみようと思います。知識や言葉、思考は共有物です。私もたくさんの方々の影響を受けています。引用転用、シェアやご意見など遠慮なくどうぞ!!
note会員でなくても「スキ」が押せるそうです。
励みになるのでポチっとしてみてください。
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今週の気づき
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先週は「子どもが身につけておきたい力」というテーマで想像力について触れました。どれだけ相手の立場になって考えられるか。思いやりがあれば世の中生きてゆける!
といった内容でしたが、これに対する続きがあります。
それは、相手のことを考えない人は悪い人なのか?
という点です。
分かりやすい例を挙げると
発達障害などで相手の気持ち(言動の背景や冗談など)が理解しにくい人もいます。
スマーティ課題というテストを紹介しますね。
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マーブルチョコの箱を見せられて
「何が入っていると思いますか?」
と聞かれたらなんて答えますか?
おそらく
「マーブルチョコ。」
と答えますよね。
ところが、フタを開けてみると中身は鉛筆が入っていました。
では、それを踏まえて
「この箱を何も知らないB君に見せて、何が入ってると思う?って聞いたらB君は何て答えますか?」
―――――――
答えは
「マーブルチョコ」
ですよね。
これを
「鉛筆」と答える人が一定数います。
幼児だけでなく、成人でもです。
この例は一種の障害になりますが、性格や考え方でも個人差があります。
私の好きな芸人の一人、オードリーの若林さんが以前(結構前です)オールナイトニッポンでこんな話をしていました。
―――――――
シェアハウスの番組を見ていると
棚を一人で二段も使っている子(「使わないからいいよ」と予め譲ってもらっていた)が棚を空けて欲しいと言われ
「この棚空けてあげてもいいけど代わりに何かしてもらわないと...」
って発言したことに対して、
「はぁ?何コイツ??」と思ったけど、周りの人に聞いたらその子の立場に共感する人もいた事に衝撃を受けた。
というトークをしていました。
春日さんも同感していましたが続けて若林さんは話します。
ファミレスで俺は机の下半分より向こうには足がいかないようにしているんだけど、(対面に座る)春日は結構足がこっちに来るよね?
これを踏まえてさっきの話はどう思う??
俺は机があったらちょうど半分が平等って思うけれど、お互いに使う分を話し合って使うのが平等って思う人もいる・・・。
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なかなか面白い話です。
「よく人の気持ちを考えずあんなことできるね?」
と言う人もいれば、
「なんで自分の気持ちをちゃんと言わないわけ?」
と言う人もいる。
価値観、常識、普通ってなんでしょうね?
このように、人はそれぞれです。
一般にいう良い人が全てではありません。
ですから、
色々な人がいることを知識として知ることと
どんな人であっても、その人を認める気持ち
を持ち合わせることが大切だと思います。
「この人は人の気持ちを考えられない人なんだな」
と納得することは、まだ第1段階。
相手のことを見下している状態です。
「相手の気持ちを考える」という一点だけで比較すればそこには優劣が生まれます。
しかし、それを超えた理解、認め合いの領域に達してやっと人間として同じ土俵に立てます。
知識や経験などでの能力差や個人の価値観など様々で、時には相手を敬い、時には先輩としてアドバイスする立場にもなります。
それも認めた上での人間としての存在への尊重。
(ん~、書いていて言葉がしっくりこないです。。。)
私なりの思考としては、
私は相手のことを考えるのが好きで、相手の喜ぶことをした時に得られる自己満足感を得るために「相手のことを考えた行動をする」のであって、あくまで自分の中(自分が見える視点の範囲)での相手への行動であり、
もしかしたら、相手のためになっていない場合があるかもしれません。
それでも、自己満足のために自分が考える最善を行っています。
同様に、相手のことを考えない人(分かりやすく極端に言っています)は、
自己満足の基準やベクトルが自分であり、自分が嫌と思ったら思いっきり嫌を態度で示します。そこまで計算しているかは分かりませんが、結果として自分が合わせるのではなく、周りが自分に合わせてもらう。
これも一つの正しさです。
もし、集団の中で「仕事をする」能力が劣っている人がいたとします。
その人は用なしでしょうか?
その人に風当たりが向いているから救われている人がいるかもしれません。
その人を助けようと思って力をさらに発揮している人がいるかもしれません。
仕事量や評価以外の価値観を教えてくれているのかもしれません。
相手の欠点や自分の欠点ばかりを見て頭を悩ますより、
一人一人が自分にできること、自分の心が満たされることを行うことで
世の中はうまく回っていくのではないでしょうか?
自分と同じものを相手に求め
相手と同じものを自分に求め
相手を思うが故に、必要以上に悩み
相手を思うが故に、相手の悩みを無くそうとする
一人では生きていけないけれど
一人っきりの自分を一番大切にすること
相手を変えさせようとしないこと
が、相手のためになる
めちゃめちゃムズいゲームです。
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今週の時事ネタ
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9月10日、英製薬大手アストラゼネカが英オックスフォード大学と共同開発している新型コロナウイルスワクチンのイギリスでのワクチンの治験が一時中断となりました。
被験者の中に副作用の疑いが出たためで、同社のCEOは「よくあること」とコメントを残していました。
このニュースを聞いての率直な感想は
「安全性は本当に大丈夫?」
だと思います。私もそうでした。
でも、ちゃんと調べると(調べた人の話を聞くと)
薬の治験に中断はよくあることで、被験者に変化が出たときに
ワクチンの副作用か、それとも別の何かか
をきちんと調べることが重要なので、その度に万が一に備えて結果が出るまでは一時中止の措置をとるそうです。
他のワクチンで話題となっているのは
ロシアでは8月11日にロシアで開発されたワクチンが最速で承認され、投薬数がどんどん増えています。こちらは2か月間余りの治験後に導入が決定されました。
(通常、治験は1年以上をかけることが望ましいが、WHOも十分なデータがとれていれば半年に短縮することは可能だというコメントを出しています。)
また、中国のワクチンも治験を終えて認可されはじめているようです。
このワクチンにも考え方の違いがあります。
100%効く薬ではないかもしれないが、現時点で何もないよりは遥かによい。
という考えからしたら、ロシアや中国のワクチンは魅力的です。
安全性と効果の保障をするという考えだと、イギリスのワクチンの方が効果は高そうです。
おそらく、我々日本人はロシアや中国のワクチンをネガティブに捉える人が多いと思われます。
そこには、今までの国の方針や規制が関係しています。
例えば、自動車の自動運転等の開発です。
ものすごく極端に言ってしまえば、日本はとにかく安全が一番だから100%になったら次の段階の実験に進んでよい。という考えで、
中国などは100%じゃなくても、開発を進めるうちに修正したりして技術が補われていくからどんどん先に進んだ方がよい。
という考えです。ですからスピードの違えば目指す完成品も違います。
だからこそ日本は素晴らしいという意見と
だからこそ日本はダメなんだという意見があります。
技術開発は国の競争です。覇権を握るため、覇権を握りそうな国を見極めるため、各国が色々な思惑を巡らせているんですね。
ちなみに、12日にはイギリスでの治験が再開されました。
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近況
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このマガジンとダイレクトに関係はありませんが、書きものの依頼を受けました。
毎週6000文字近く本気で書いていると、分量に対しての意識は随分変わりました。
なにより、私が勉強になります。
また、このマガジンが話のネタになったり、ちょっとした繋がりもできました。ありがとうございます。
さて、8月末からスケジュールも埋まってきて、いろいろ忙しくなってきたため、今回も日付が変わる時間との戦いです。
スケジュールが埋まってやっと、
何を削って何を優先させるか を真剣に考えるようになりました。そして、ちょうどこのタイミングでライフオーガナイザーの方から時間の管理の仕方をちょっとだけですが教えてもらいました。紹介しますね。
有効活用するものは付箋です。
できれば色は何種類か用意し、一つの付箋に一つずつやることを書きます。
種類分けは4つ
①期限があり、重要なもの
②期限がなく、重要なもの
③期限があり、重要でないもの
④期限がなく、重要でないもの
ということで、④は書く必要がないですね。
①~③を色分け(または貼る場所分け)して貼っていく。
それだけです。
ミニホワイトボードを買って、見える位置に置いておくといいです。
付箋の良いところは、付け替えが自由な所です。
順番を入れ替えたりが簡単にできて、視覚的にやることが明確になります。
頭の中がごちゃごちゃだと、不安になるし、一つ一つの効率が下がります。
ですから、手間と思わずに即実践してみてください。
私は、明日付箋を買いに行きます(笑)
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その他・お知らせ
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私が学ばせて頂いているものの一つ『人間力大學』が9月より完全オンライン化します。1本90分5000円の講演が月4本と過去の講演が見放題で月額5390円が通常会員です。私は一応個人事業主なので、この度、法人会員として5名分の受講枠を購入しました。よって先着で4名の方に受講枠をお渡しします。一緒に(実際は個々に自分のペースで)学んでいきませんか??
まだ受講枠残っています。
というお知らせを2週させてもらいました。そもそもnoteの発信をちゃんと
していないのですが、問い合わせは0でした。。。
そして、先日9月の第一回を視聴したのですが、まさに衝撃でした。
有料ってこんなに違うんだって感じです。
これは、絶対におススメ。特に新しいことにチャレンジしようとしている人には第一回の大島啓介さんの話は非常に参考になります。
きっと私からDMで是非!って連絡がいきますよ(笑)
今でこそ超売れっ子講演家の大島さんが「てっぺん」という居酒屋を創業して成功させるまでの話は夢を描くすべての人に参考になります。
例えば、居酒屋をつくるまでに5年かけたこと
日本一の店を作りたかったから、日本を代表する経営者達に会いにいったこと
オープンする時は、お客さんがどんな会話をして来店し、どんな接客をしてどんな会話で帰っていくのか、までイメージできていたこと
そこまで未来を描き切っていたら、もうそうなるしかないですよね。
てっぺん創業のショートムービーをみると居酒屋のイメージがガラッと変わります。大手企業を蹴って入社する人もいたり。親に反対されたけれど「この店ならいいと思う」と言わせる居酒屋の話(はあんまりしていなかったかな笑)
もう一つ、私の好きな作家さんひすいこたろうさんの話で
なりたい自分になる方法?でしたっけ?興奮して忘れました。
それはたった二つだけ。
一つは自分がときめく夢を持つこと
もう一つは明日一日に会う人を喜ばせること
ん~こうやって書くとなんだか違う感じがします。文字のみで伝えるのは難しいです。
ご興味のある方はご連絡ください。お金は入りません。noteからでも、Facebookなどからでも構いません。詳細や相談はご遠慮なく!当日参加できなくてもアーカイブ視聴有りです。YOUTUBEで「人間力大學」と検索すると過去動画の一部が出てきます。ご参考にどうぞ。
また、9月12日の療育研究会(オンライン)に参加しました。
医療機関と教育、特別支援学校や不登校生徒などへの教育保障について実践報告とディスカッションが行われました。
「死ぬ1秒前まで人は成長する」
「療養のみをしていればいいわけじゃない」
という言葉がとても素敵で熱い思いが伝わってきました。
来年は私も登壇します!ってアンケートを書くつもりです。
(まだ書いてないんかい!)
不登校支援をされている方々、今年の試行錯誤の事例っていっぱいありますよね??
私が持っていくので今度お話を聞かせてください!!
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