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たった一文字で

ウェブサイト改善の現場で実際に起きた興味深い事例をご紹介します。

とある生命保険会社が、ウェブサイトの予約申し込み件数が伸びないのを改善しようと、様々な取り組みを行いました。

そして、ユーザーの意識調査などに取り組んだところ、ある事実が判明したのです。

それは「クリックボタンの文言」でした。

クリックボタンの文言が『相談予約』となっていたので、ユーザーは「営業マンと自分がマンツーマンで相談する」というイメージを抱いていたのです。

この為「営業マンの質問に対し、自分からも何か話さなければならないのでは…」と感じた結果「なんか面倒だな…」という反応を引き出してしまっていました。

そこで『相談会予約』という文言に変えてみたところ(相談→相談会と“会”が増えただけ)ユーザーが「大勢の顧客と一緒に相談会に参加する」というイメージを抱いたため「まずは相手の話を座学形式で聞くだけで良い」と感じ、コンバージョン(*ウェブサイト上で獲得できる最終的な成果のこと)の大幅アップに繋げることができました。

また『相談会』としたことで「自分以外にも相談したい人がいるんだ」という安心感も得られたと思います。

この様に「ほんの少しの違い」で成果が変わる事例は沢山あります。

飲食店においても、例えば→

「本日ビール半額!」
「本日ビール《何杯でも》半額!」

どちらが興味を引きますか?
同じことなのに下の方がお得感を感じてしまいませんか?

ほんの少しの違いで受け取り方が大きく変わる場合があります。
お店のメニューや商品のキャッチコピーなど見直してみてはいかがでしょうか。

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