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私のうつ病に寄り添ってくれた音楽
今回は私がうつ病に苦しんでいたとき
寄り添ってくれた音楽を、
3曲紹介しようかなと思います。
私の過去の苦しみからの学び
前置きになってしまうんですが、
私は過去にいじめやパワハラを受け、何度も社会からはじき出されて来ました。
その不遇や理不尽に対して怒りや悲しみ、
憤りや破壊的な感情が生まれることがありました。
でもそのような感情が生まれることは自然なことだと考えていて、これ自体悪だとは思っていません。
しかし、現代の世の中って、
基本的にポジティブ至上主義ですよね。
不満があっても表に出さないのがかっこいい。
何があっても明るく元気な人が評価される。
すぐに立ち直ることが素晴らしい。
怒りは露わにしない方が良い。
休職歴がない方がクリーンな履歴書。
などなど。
少なくとも私は、
現代社会にそういう雰囲気をありありと感じます。
強引な前向き思考を大真面目に受け取って、
本当は悲しい心、怒りの気持ちなんかを無視して抑え込んで、それって良いことなんでしょうか?
私は、傷ついた時はしっかりと感傷に浸っていい、
むしろそうするべきだと思います。
落ちたときは、落ちきっていい。
これは、私が実体験の中で見出した答えのひとつ。
うつになり、心が傷ついて、
つくろう笑顔も出せなくて、
何も考えられないとき、
心は本当に疲れ切ってしまっている状態です。
そんな時は無理に立ち直らなければと考えず、
一旦底まで落ちこんでしまってもいいのではないか
と考えています。
そのお供として、自分の心の痛み苦しみに
寄り添ってくれる音楽を聴く事が有効です。
前置きが長くなってもあれなので、
早速うつ期を支えてくれた音楽を3つ紹介します。
銀河街の悪夢 - SEKAI NO OWARI
参考までにYouTubeのリンクを貼っておきます↓
ボーカルの深瀬さんは、パニック障害を持たれていて
抗不安薬、抗うつ薬などを服用されていたようです。
薬による治療によって昼夜逆転したり、
体が壊れていく感覚などが
歌詞の中でも描かれています。
私自身、うつ病になり
孤独と絶望のさなかにこの曲と出会い、
不思議と心が反応し、いいなと感じて
うつの間は一日に何回も聞く日もありました。
私の気持ちを代弁してくれているような
寄り添ってもらえるな、
そして歌の後半では勇気づけてくれるような
心に優しく力を与えてくれる曲だと思います。
鼓動 - DIR EN GREY
少し狂気さのある楽曲となっていますが
歌の途中にある悲鳴のようなシャウトが
私の心の声を代わりに叫んでくれているようで
とても心地良かったのです。
また独特な歌詞の表現MVの映像は少し刺激が強いので、
曲だけ聞きたい人は、
曲だけでも十分かと思います。
一応YouTubeのリンクも貼っておきます↓
Infection - 鬼束ちひろ
言葉にするのが難しいですが、ここまで心の苦しみを美しく表現されているのは鬼束ちひろさんの凄さだと思います。
無理に元気になろうとせず、どっぷり苦しみや孤独に浸らせてくれる一曲で、崩れ去りそうな心に寄り添ってくれます。
私のうつ病発症中はいつも聞いていました。
こちらも一応リンクを貼っておきます。
ひとまず3曲挙げさせていただきました。
銀河街の悪夢は、その当時の同期に偶然教えてもらったものです。
要所要所で、人に、音楽にちょっとずつ救われながらここまで生きてきました。
この学びを次の誰かに繋げたく、ここに残します。
何かの参考になれば幸いです。
元気が出てきたら聞いてほしい曲もあるので、
またそれもいつか紹介したいです。