健やかな詩は誰からも気にされない
この人間中心の社会においては現代
あまりにも普通すぎて
アイデンティティがなさすぎて
青い空に輝く限りのない美しさ
金星と地球と人びとのハートにある
キリストロゴスだけが知っている
限りのない詩の美しさを
限りのない祈りの軽やかさを
果てしなく美しい現実は
情報社会を生きる人びとにとっては
とるに足らないものだから
どこにでもある
こころ震わす現実が
人びとの目には映らない
それでも
愛はあふれ出て
愛が愛を生かしてくださる
限りなく深い
目には見えないものを。