【詩】風の時代に必要なものは風の軽さに言葉(ロゴス)の響き
風の時代に必要なものは
風の軽さに言葉(ロゴス)の響き
風の時代に必要なものは
風の軽さに血と肉と
ロゴス(Logos)が溢れた表現を
わたしを通して紡ぐとき
どこにもわたしがいないのに
どこが切れても わたしの血が流れ出す
アラハ(Alaha)が与えた表現を
わたしを通して紡ぐとき
どこにもわたしがいないのに
どこを触れても わたしの肉の温かみ
たとえ言葉が切り取られても
どこからでも わたしの血が流れ出す
たとえ名前が消し去られても
どこからでも わたしの徳があらわれる