やる気
やる気について
やる気がなければ
周りがどんなにお膳立てしても、
どんなに勉強を教わっても
学習効果は上がらないか、どこかで頭打ちになります
やる気を芽生えさせるには、
お子様をハングリーな状態に置く
つまり、
勉強における、
ある種の「飢餓状態」におく必要があるため
勉強面で、お子様に過保護に接することはせず
お子さんを、いい意味で、突き放して下さい
突き放す、とは
勉強しなさいと言わないことであり
問題集を余計に買ってあげないことであり
(持っている学校とお通いの塾の問題集で十分です)
お子様の将来のためにと志望校を押し付けないことであり、
成績のことを過剰に心配しないことであり、
自分の人生を強く生き抜く力を育む接し方をすることです
ただし、親御様が強制的にお子様に勉強をさせることも
教育方針として「あり」だと私は思います。
子供が勉強することを泣いて嫌がっても、
とにかく勉強を結果が出るまでさせ、
超のつくような進学校や大学に合格させるために徹底的に勉強させる親御様もいらっしゃいます
ただし、その場合は、ひとつ間違うと、お子様が、いわゆる「つぶれて」しまうこともあります。
ですから、そのような場合は特に、
親御様にも、覚悟と哲学が必要ということになります。
そこまで望まないけれど、勉強をして欲しい場合は、
まずは、しっかりとお子様に、勉強をしておかないと将来の選択肢が狭まるというような情報提供や話し合いだけは行わなければなりませんが、
あとは、やはり、いい意味で突き放すことを私はお勧めします
この文章は、お子様方もお読みだと思いますし、
私は自分の塾でも生徒の皆様に、
「そもそも、やる気がない人は勉強しなくていいと僕は思うよ
やる気がない人は塾に来る必要もないと僕は思うよ」
はっきりと言っています。
もちろん、そのメッセージは、私の本音でありますが、
同時に
目を覚ませ!
というやる気を芽生えさせるためのメッセージです
塾というのは、勉強を教わる場であるのと同時に、
やる気を生じさせるきっかけをつかむ場所だと考えています
勉強を教わるだけであれば、
YouTubeだけで事足ります。
ご存知の通り、分かりやすい勉強系動画は山のようにあります。
勉強を習うだけが目的であれば、塾に通う必要はありません。
塾とは、
子供のやる気を引き出す場所だと私は考えています
もちろん塾では私自身、
どのように教えればそのお子様が理解してくれるか、
興味を持ってくれるかを考えて問題を選び準備したり、
その子に応じて教え方を変えたり、
時にはゲーム形式にしてみたり、
さまざまな角度から「教える」ことを行います
しかし、生徒の皆様に、教えることを、
最大限「吸収」して頂くためには、
やはり、
やる気が必要です。
当然ですが、
やる気が強ければ強いほど、
学習における吸収力が上がります。
そのため、勉強法よりも、
「やる気」について親御様が、しっかりと普段から考えることが非常に重要になります
やる気とは何かを考えた時、
やる気とは、
根源的には、
生き抜く力と結びついていると言えます
自然界で例えれば、
獲物を前にした時、持てる全ての知恵を絞って、どのようにとらえるかを考えながら、獲物を狙いにいく瞬間の衝動に似ています
何としても獲物を捕まえたいという欲求が、
勉強面での、学びたい、伸ばしたい、合格したい、というやる気です
親が、子に苦労をさせず全てを与えてきたり、
子に餌の捕り方を教えてこなかったりした場合は、
子は獲物の捕り方を知りませんし
獲物を獲りたいという欲も生じたことがなかったかもしれません
いつも与えられて生きてきたので
欲する
という欲望自体を忘れた、もしくは、退化させてしまったと言えるかもしれません
生まれもって控えめで、あまり欲のない子もいますが、
そのようなタイプの子達は、勉強面でも、控えめなことも多いので
そのようなお子様こそ、
「欲する」こと、
を育んであげることが必要だと思います
挑戦したい
解決したい
乗り越えたい
という感情、気持ちを育てるのです
もともと「欲」が強い子もそうでない子も、
欲がなければ、学力は伸ばしづらいものです
欲と学力は表裏一体なのです
やはり、成績の良い子達は、
負けん気が非常に強いです。
解けないこと、分からないことをとても悔しがり、
よりできるようになるように努力をすることを喜びと感じます
努力をしている時に、いわゆるドーパミンが脳内で多く放出されているのです
そして、結果を掴み取って、さらにドーパミンが出ますので、
さらに多くの努力ができるということです。
逆に、やる気、欲がない子はなぜ、やる気がなくなったのでしょうか
多くのやる気がない子達は、
過去に、勉強において、や、スポーツなどにおいて、
そもそも競争した経験がない、
または
何かが出来なかった時、勝負ごとに負けた時、
親や周りが、
乗り越えなさい!というメッセージを与えることなしに、
大丈夫だよと守ってしまっていたり
または、
成功体験がないか、少ないことが多いです
自力で乗り越えた経験が少ない
だから、頑張ることに、いわゆる興奮が出来ず、頑張れないのです
ここでは価値判断は行いません
頑張っても、獲物が獲れなかったままで終わった経験がとても多いのではないでしょうか
そのような子に、
「あそこに獲物がいるでしょ、ほら、獲りにいってごらん」と言っても、
「どうせ自分には」
となります。
お子様にやる気を出して欲しいのであれば、
いい意味で、お子様を突き放して、
何かを自分で乗り越えさせて下さい
親御様がすべきは、
お子様に勉強を無理にさせることではなく、
「何かを乗り越えた時に感じる喜びを経験させてあげる」ことなのです
実は、それが本来の意味での、
分かる喜びをも超えた
勉強の楽しさ、
なのではないでしょうか。
そして、
一度、勉強に対しやる気に目覚めた子は、
取りつかれたように勉強を始めます
その勉強に対する勢いを誰も止めることはできません
お子様をそのような状態にすることが
私たち優喜塾の役目だと考えております
また、書かせて頂きます。
お読み頂き有難う御座います。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?