ろばぞう ゆき

フランスのアルプス山脈に囲まれた小さな街に、ひっそり暮らす🇫🇷夫と娘と私の3人家族。 …

ろばぞう ゆき

フランスのアルプス山脈に囲まれた小さな街に、ひっそり暮らす🇫🇷夫と娘と私の3人家族。 日々のあれこれや暮らしのこと、私の好き、を綴れたらな… 遠くに住むどなたかに届いたらな…と。 そして、ぷっ!と笑ってもらえたら嬉しい。

マガジン

  • ワタシの本棚

  • フランス暮らしの台所

    日本に住んでいたなら、作ろうとも思わなかったであろう料理や、フランスに住んでいるからこその料理や材料のこと、母から教わった料理や、娘とのお菓子作り、など。日々のお料理、食卓、食べ物にまつわる話あれこれ。

  • ご近所ものがたり

    ご近所さんとの挨拶や何気ない会話から、大切なことを気付かされたり、私のイイナアンテナがびびっと反応したり。そんな話あれこれ。

最近の記事

フランスの母の日と娘

5月の最後の日曜日。 母の日。 (父の日は日本と一緒なのに、母の日は違う…ややこしいっ) 娘がメッセージカードをくれた。 フランス語と日本語で。 日本語の箇所は明らかに夫の文章。 夫が下書きをした事がバレバレ…笑 そんな娘、もうじきお誕生日。 12歳。トシオンナ。 足のサイズはとっくに抜かれ、背も最近また伸びてついに越された。 どんどん大きくなる。 あっという間。 あっという間だけれど、その都度は色々な事があって、色々な感情があって、その時が永遠に続くようにさえ思えた

    • 見守られている

      今朝7時半過ぎ頃の空。 台所から日の出が見えると嬉しくなる。 いつもは遠くに見えるアルプス山脈が、今朝は雲に隠れていたが、今朝もなんとも綺麗な空。 なんだか慌ただしい(特に心が)日々が続いているが、こう言う景色を見ると、何かに見守られている気持ちになる。 だいじょうぶ、だいじょうぶ、って。 そして、ありがとう、と何かに返事がしたくなる。

      • 今更な読書のキロク(去年の後半)

        私は読むのが遅い。 でも、本の世界にのめり込む時間が大好きだ。 小説の世界に没頭して寝不足になることもしばしば。 去年の後半、読んだ本たちのキロクをここにも。 読んだのは、写真の本、左から順番に。 合間に、というより同時に…、箸休め的な感じで、ネズミさんの右側にある三冊を読んだ。 同時に違うジャンルの本を数冊読み進めることが時たまある。 去年の夏、日本への一時帰国の機内で読み出した“朝鮮に渡った「日本人妻」”は、小学校からの親友のはーちゃん(林典子ちゃん)が何年もかけて

        • 夏時間と娘の送迎、そして現在

          3連休明けの今朝、雨上がりと言うこともあって、冷んやり肌寒かった。 フランスは3月の最後の週末、日曜日の夜中に時計の針を1時間進める。 夏時間の始まりだ。 と言うことを、すっかり忘れていた我々夫婦は、土曜日の夜に気付いて、ギリギリセーフ。危うく翌日の約束時間を間違えるところだった。 夏時間になり、朝が弱い私は、なかなかベットから出られないのを時差のせいにする。たったの1時間だが…苦笑 11歳の娘は、日本では今年度から小6だが、フランスでは一足先に去年の秋から中学生。

        フランスの母の日と娘

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          今年もチョコレートまみれの復活祭

          昨日3月31日は、復活祭。 イエス・キリストの復活を祝う祝日。 復活祭の翌日の今日は Lundi de Pâques(復活祭の月曜日)と言われ、やはり祝日。フランスは日本と比べて祝日が少ないので、貴重な3連休だ。(学校は驚く程お休みだらけだけども!) 復活祭は日にちが毎年変わる。春分の日から最初にやってくる満月の次の日曜日が復活祭の日、とされている。 街中のチョコレート屋さんに、1ヶ月以上前から、復活祭のモチーフでもある卵や鶏や魚、様々な形のチョコレートがこれでもかぁーっ

          今年もチョコレートまみれの復活祭

          シュウマイの呪縛と初恋

          この冬はなんだか体調がいまいちスッキリしない。 風邪っぽいのを騙し騙し過ごしてきた。 夫、娘と相次いで風邪をひき、とうとう私も先月末、本格的にしんどい風邪に…。 あぁーぁ…。涙 昼夜、激しい咳をすること、2週間以上。 腹筋ムッキムキに割れる!っと思いきや、人生そう上手くいくものでもない。 かかりつけのドクター(フランスではファミリードクターをセキュリテソシアルという健康保健所に申請登録する)に診てもらい薬をもらうも、なかなか治らない頑固な咳。(私自身が頑固者) ようやく夜

          シュウマイの呪縛と初恋

          フランスの鶏さんとプーレロティ

          良くお肉屋さんやマルシェで、鶏の丸焼きがくるくる回っているのを見かける。 その名も、poulet rôti(プーレロティ)。 初めて買ってみた。 (初めて買ったという事実に驚く…どうして今まで買わなかったのだろう) 小規模の養鶏場で、餌や飼育方法の規定を満たす鶏は、poulet fermier(プーレフェルミエ)と呼ばれる。 この言葉を目にする度に、私の頭の中には、鶏が雄叫びを上げながら自由に走り回っている姿が思い浮かぶ。 雄叫びは、ココリコー! フランス人にはこう聞こ

          フランスの鶏さんとプーレロティ

          アルプス山脈と朝日

          我が家の台所は東向き。 台所から見えるアルプス山脈から朝日が顔を出す頃、ぼぉぉぉーっとしながら、眺める朝時間が時たまある。(バタバタしていることが多い…) そんな、“無”になれる時間が好きだ。 今の時期、朝8時頃、アルプス山脈の背後から朝日が現れる。(心の中で拝む) 雲の表情も日々違っていて、思わず写真を撮っている自分がいる。 私のカメラロールには空の写真が多い。 (あとは、食べ物の写真…食いしん坊) 今週は毎日晴れの予報。 気温は朝晩は10度ちょいでも、日中は25

          アルプス山脈と朝日

          美味しい素材はごちそう

          美味しいトマトの季節も終わりに近付いている。 10月に入ってもまだ温かい日が続いているからか、未だに市場や八百屋さんで見かけるが、もうじき終わりかな。 朝晩は10度を切る日もあって(日中は25度前後)秋の訪れを肌で感じるようになってきた。 しっかり甘さと酸味のあるトマトが好きだ。 トマトを切って、バジルを散らし、そこに今にもはちきれんばかりのブラータチーズ(burrata/モッツァレラチーズの一種で、濃厚かつクリーミー)を潰さないように、そっと優しくポンと乗せる。 食べ

          美味しい素材はごちそう

          クスクスの話とキノコのタブレ

          日本ではあまり身近になかった食材のひとつ、クスクス。 クスクス(couscous)は小麦を原料とした食材そのものを示すこともあれば、その食材を使った煮込み料理を指すこともある。北アフリカや中東が発祥の地で、フランスでも良く見かける食材、料理だ。 アラブ系の友人から、彼女のクスクスのレシピを伝授してもらってから、寒い時期に良く作るようになった。 (この話は、またいつか!) 食材としてのクスクスの話になるが、“クスクスは世界で一番小さなパスタ”と誰かが言っていた記憶が…ある。

          クスクスの話とキノコのタブレ

          スパイスたんまり、にんじんケーキ

          学生の頃から良く作るにんじんケーキ。 バターは使わず、材料もシンプルで、シナモンの効いたにんじんケーキ。 何度も何度も焼いたレシピは、長年ネパールに住んでいた方から教わった。 (私自身、赤ちゃんの頃ネパールに住んでいた…記憶無し!笑) 昔、母が東京の実家の近所で期間限定で絵本屋さんを開催したことがあり、このにんじんケーキも喫茶コーナーのメニューのひとつだった。(他にはバナナケーキやクッキー、オーダーを受けてからインド式に作るチャイ…などなど) にんじんケーキは、パウンド型一

          スパイスたんまり、にんじんケーキ

          日本、楽しかった、な

          今年の夏は、数年ぶりに日本で過ごせた。 数年間、心待ちにしていた日本滞在もあっという間に過ぎ、終盤は体調を崩して色んな予定をキャンセル。(検査の結果、コロナではなかったけれど、とにかく酷い咳が続いた…) やり残した感いっぱいのまま、娘の学校がスタートする数日前に(ギリギリ笑)フランスに戻ってきた。 中学生になった娘。 (日本では小5の11歳、フランスは小学校は5年間) 小学生とは、時間割も宿題の量も違う。 毎週のようにある確認テスト。 手伝って〜〜〜っと半泣きの娘。

          日本、楽しかった、な

          秋を感じる日曜の朝

          今日、日曜の朝。 晴れ。 まだ家族が寝ている間に リビングの窓を全開にして、 目の前に広がる旧市街 さらにその奥にそびえ立つ山々を眺める。 眩しい。 良いお天気。 空気は少し冷んやり。 秋の風。 オーガニックコットンのブランケットをまとって、 熱々のエスプレッソをすする。 小さなグラノーラビスケットは お皿に盛ろうと思ったけど、 袋のまま。 そんな気分。 秋もすぐそこだ。 来週は毎日晴れの予報。 昼間は東京と同じくらいみたいだけれど、 朝晩は10度前後と肌寒くなっ

          秋を感じる日曜の朝

          世代と国を越えたストーリー

          「あなたにお勧めの本があるの。」 そう言って友人が貸してくれた本。 シンプルな表紙には、 『Âme brisée』 というタイトルの上に Akira Mizubayashi と書いてあった。 筆者は日本の方?翻訳をされた方? でも表記されている名前は一つだけ。 70歳を過ぎているこの友人とは知り合ってから7年近く経つ。どのように出会ったかは割愛するが、簡単に述べると、彼女の旦那さんを通じて知り合った。 (旦那さんは彼女より10コ上…私の最年長の友人!) 2年前にご近所さ

          世代と国を越えたストーリー

          下書きに眠っていた独り言

          久しぶりにここ、noteを開いた。 下書きに保存されている記事を発見。 1年前って…と自分に呆れつつ、どれどれとページを開いてみた。 そうだった、思い出した、書いていた。 そして、1年前の私と、今私が思っている事が同じであることに苦笑してしまう。 何故すぐに公開しなかったのだろう… また今の私は、“下書き保存”を押して、何ヶ月も書いたことを放置するのか… ある意味、私って変わらないな~、頑固だな~って、笑えるのは年を取った証だろか。 以下、“下書き保存”に眠っていた独り言

          下書きに眠っていた独り言

          雛祭りに鯛焼き

          雛祭りに、 娘希望の鯛焼きを。 (あとは、唐揚げ。お寿司ではなく…笑) 鯛焼きのお腹の中は、 以前大量に作って冷凍していた 餡子と (失敗したからちょいとマズイ…苦笑) crème de marrons マロンクリームの 二種類。 マロンクリームは 餡子の代わりになると、 昔から強く思っている。 (美味しいし!) にしても、 相変わらず 鯛焼き器を使いこなせておらず。 (しかも金具が壊れて使いにくいよ…) 不恰好な鯛焼き達よ、すまぬ。

          雛祭りに鯛焼き