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私の体に優しい味方。 アレルギー体質を支える“食べるケア”を始めよう
11月に入り、朝晩と日中の寒暖差が激しくなってきましたね。
この時期は、体温調節や肌への負担が増し、アトピーなどの症状が悪化しやすくなります。
乾燥によって肌がかさかさかゆい…着たい服が着られない…
そんなお悩みありませんか?
この時期、しっとり整った肌を保ち、風邪などひかずに体調を整えるためにもスキンケアや食事などでの工夫が大切になってきます。
今日はアレルギー体質をケアする食材選びについてお伝えしますね。
腸内フローラという言葉、聞いたことはありますか?
人の体には、約1000種類もの腸内細菌が存在します。
最近の研究で、この腸内細菌がアレルギー症状発症に深く関わっているという証拠が次々に明らかにされています。
アレルギー体質を持つ子供は、生後数か月頃、食物アレルギーやアトピーの発症より前に、この腸内フローラのバランスが乱れているというデータも出ているのです。
食物アレルギーを抑える菌、アレルギー性鼻炎やアトピー性皮膚炎を抑える菌を利用して治療に役立てるプロバイオティクスは今、アレルギー治療のホットな話題なんです。
ここで少し、私たちの体で起こるアレルギー反応について、簡単に説明をします。
アレルギー反応を引き起こすのは、リンパ球という白血球の一部です。
私たちの体内には、生まれつき、免疫を強めるリンパ球と免疫が行き過ぎないように抑えるリンパ球があり、このバランスが取れていることで、私たちは重い感染症にかからず、ひどいアレルギーにも悩まされずに生きています。
免疫を抑える方のリンパ球をTreg(制御性T細胞) と呼んでいます。
つまりアレルギーを発症する人はTregが少ないため、免疫反応の抑制が効かずアレルギーを発症すると考えられます。逆にTregを増やすことができれば、アレルギーを抑えることができると考えられます。現在のところ、このTregを増やすのに関わっているのが、腸内フローラの中で酪酸を産生する酢酸菌と考えられています
アトピーやアレルギーの症状を改善したいという方は、
この腸内フローラのバランスを整えることを意識して
毎日の食材選びをしてみるとよいと思います。
食材選びのポイントは、
①生きた酪酸菌を含む食品
②酪酸菌のエサとなる水溶性食物繊維を含む食品
を摂ることです。
では、具体的には
発酵食品
味噌:腸内環境を整え、免疫力をサポートします。
キムチ:乳酸菌も豊富で、酪酸菌と共に腸内環境を改善。
納豆:腸内の酪酸菌を増やしやすい大豆発酵食品です。
食物繊維が豊富な食品
オートミール:水溶性食物繊維が豊富で、酪酸菌のエサになります。
ごぼう:豊富な食物繊維が酪酸菌の増加に役立ちます。
さつまいもやじゃがいも:腸内細菌をサポートする成分が多く、炭水化物の一部も酪酸菌のエサになります。
柑橘類
海藻類
わかめや昆布:水溶性食物繊維が豊富で、腸内の善玉菌が増えやすくなります。
水溶性食物繊維が豊富な食材は、これからの時期美味しく食べられるものが多いですので、意識してとってみてくださいね。
これからは紅葉のシーズン、そして年末にかけて
お出かけや、皆で集まるな機会も増える時期。
食からしっかり肌や体調を整えて、いきましょう。
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