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hana_so14
謹賀新年。そして、ふとんのこと。
あけましておめでとうございます。
今年も日々、想うこと、感じることをシンプルにnoteに書こうと思ってます。
どうぞよろしくお願いいたします。
※
穏やかな日差しの元旦、母と兄と一緒に父の墓参りへ。毎年、お正月に墓参りに行くと墓の周りに霜が降りてて、靴が泥まみれになるが、今年はまったく汚れない。
霜が降りてない。暖かい証拠だ。
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母も88歳。
墓参りもだんだん大変になってきた。
いつまでも3人で来られたらいいけど、いずれ難しくなる日がくるだろう。
そう思うと、母と寄り添って歩くお墓までのわずかな道のりがさらに短く感じられる。
昨日、実家に戻ったので、昨夜は実家のふとんを敷いて寝た。
実家のふとんは昔のもので、きっと中綿なんだろう。ものすごく重い。
子どもの頃はこの重さがないと不安で眠れなかった。羽毛ふとんの軽やかさはまるで『ない』『ゼロ』みたいでイヤだった。友達のお家で、その軽やかなふとんにやられて眠れなかったことがある。
だってふとんを掛けてるのに何も掛けてないみたいっておかしいし。
と、思っていた。
疲れていたので年越しを待たずにふとんに入ったらバタンキュー。すぐに眠りに落ちた。
朝までぐっすり眠ったのですが、夜中にものすごい圧迫感。
「み、身動きできない」
「苦しいー」
「誰か乗ってるの?」
「どーいーてー」
朝、起きたら脳がものすごく疲れてる。
なんだこれ。
金縛り?
と思ったけど、違う違う。
朝、起きてふとんから出ようと思っても、からだに泥のような重さでふとんが乗ってることに気がついた。こ、これか。
子どもの頃は、この重さが『確かさ』だったのにな。今のわたしは『確かさ』よりも軽やかな『自由さ』が好きらしい。
元旦の朝、ふとんからそんなことを教わった。
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