だから絶対やめられない。

夕方、久しぶりに雨が降るなかをスタジオへ。
月末、大阪で提供する『レッグエクステンションユニット』の練習へ。
ウォームアップからジワジワとからだを温めて、難度の高いエクササイズへ。
足にフォーカスしているけど、同時に背骨をたっぷり動かす。下からの負荷を押し上げて、背骨にかかる圧を軽くしながら動く。
しかもリズミカルに美しい円を描くように動かすのだから、なかなか厳しい。
高熱で寝込んでいたせいもあって、まだ100%じゃない。


「全身を使いたいから、少しゆっくり動いたほうがいい」
「反るときにはたっぷり息を吸うタイミングとシンクロさせて」

細かいことにこだわりながら動く。
なんて楽しいんだろう。
キツさや苦しさの向こうに「できそう！」「きっともっとできる！」がほんのりあるのをからだが感じる。だからやめられない。

からだを動かして『できる』ことは、自分のなかでしかわからない。
その喜びや楽しさを積み重ねていくことは人間にしかできない。
どんなに世界がデジタル化して、AIが人間の代わりになったとしても『からだで感じる』はわたしたち人間にしかない特権なのだ。

だから、絶対やめられない。
からだを動かすこと。
そして、自分のからだの持つ可能性と向き合うこと。