ラクトアイスを食べると血糖値が乱高下した件
どうもゆうき(@yukimytrainers)です。
今回は「アイスを食べると血糖値はどのように変動するのか?」これがテーマです。これアイス3本建てのラストの動画になっています。
1.はじめに
前回と前々回で、アイスの種別が3種類あるうちのアイスミルクとアイスクリームを食べて血糖値を測定しましたが、今回はラクトアイスになります。
↓第1弾
↓第2弾
この3種類の違いは乳固形分が何パーセント以上含まれているかの違いがありますよって前回までにお伝えしました。アイスクリームは乳固形分15.0%以上(うち乳脂肪が8.0%以上)、アイスミルクは乳固形分10.0%以上(うち乳脂肪が3.0%以上)、ラクトアイスは乳固形分3.0%以上入っているものです。
2.結論
今回どうなったか結論を先に言っちゃいますが、ラクトアイスは栄養成分がものによって結構違うんですね。なので商品によって血糖値上昇に違いがありますが、結構乱高下が見られるものあります。
というのも、ラクトアイスは乳固形分が3%以上のものを言うので、8%のものもあれば4%のものもあったり、植物性脂肪分が13%も入っていたり、1%くらいしか入っていないものもあるんですね。
糖質の量も全然違っていたり、今までのアイスクリームやアイスミルクは栄養成分にある程度の相関性がありましたが、今回のラクトアイスはそうはいかなかったです。
商品ごとに癖があるんですよ。植物性脂肪分がやけに多いやつとか、成分が砂糖メインで使われているものとか、そんな感じで商品によって特徴があります。
そして種類によっては血糖値スパイクを起こすものもあるので、選ぶ際には注意した方が良いのかなと思います。
3.ラクトアイスこれを食べました
今回は3種類の有名なラクトアイスを食べて血糖値を計りました。
明治スーパーカップとロッテ爽と赤城乳業のBLACKです。
<明治スーパーカップの特徴>
は乳脂肪分がない代わりにものすごく植物性油脂が含まれているんですね。なので、脂質の量がかなり多いです。もちろん、容量も多いので比例して糖質の量も多いですね。
<ロッテ爽の特徴>
原材料のトップが砂糖であるという事です。砂糖が多く脂質がそこまで多くないという特徴があります。
<赤城乳業のBLACKの特徴>
こちらは全体的な栄養成分はかなり低めです。そしてこちらも糖質が多く脂質が少ないといった、ロッテ爽と似たような栄養成分を示しています。
4.血糖値測定
ではそれぞれ食べた時の血糖値を計ってみましょう。
まずは明治スーパーカップです。
空腹時血糖値は110未満が正常範囲ですが今回は84でした。
30分後は112.60分後は110.
血糖値上昇幅はMAX28です。そんなに、血糖値は上昇しなかったですね。
90分後は89でした。ここで測定は終了です。
では原材料の主が砂糖であるロッテ爽を食べてみたいと思います。
空腹時血糖値は今回は85でした。
30分後は120.60分後は91でした。
こんな血糖値スパイクみたいな波形になっています。砂糖が主成分なので僕的には予想通りの結果でした。
ではその爽と同じく砂糖が主成分で脂質の少ない赤城乳業のBLACKです。
空腹時血糖値は今回は89でした。
30分後は119.60分後は83でした。
やはり、爽と同じような血糖値スパイクとなっていますね。このように原材料と血糖値の推移には明らかに相関性がある事が分かりました。
5.まとめ
まとめに入りますが、アイス(特にラクトアイス)を食べる時はまずは原材料を見てみてください。原材料に砂糖や異性化液糖などの糖質が先頭にきていれば食べた後に血糖値スパイクが起きる可能性が高いです。
スーパーカップの場合は砂糖は乳製品、植物油脂の次の3番目であったため、比較的緩やかに血糖値が下がっていったんだと思います。
ちょっと見にくいんですが、アイス3種の血糖値の推移の平均値をグラフにしました。これは空腹時血糖値をゼロにした時の血糖値の上昇幅を示したものです。
アイスミルクは血糖値の上昇が大きく、低下は緩やか、ラクトアイスはものにもよりますが血糖値スパイクを起こしやすい。そして、ダイエットや血糖値コントロール中の方にとってはアイスというのはHaagen-Dazsやパルムのようなアイスクリームが妥当なんじゃないかという結論です。
人によってね好き好きがあるのでアイスクリームを強制するものではないですが、血糖値の安定化を図るためにはアイスミルクやラクトアイスよりもアイスクリームがベストかなとそういったところです。