なんてことのない日常の小さな幸せ
とある休日の話。
特に何かするとか出かけるとか予定のないときは、だいたい朝起きてから、夫婦それぞれ朝活(朝勉強)を別の部屋で1時間ほどします。
終わればリビングに集合し、
「さ~て、今日は何しますかぁ!」
と決める感じの、なんともゆる~い休日。
だいだい、ロードバイクで走りに行くか、山のほうへ2時間ほど歩きに行くか、買い物に行くか、掃除をしたり車を洗ったりするか、雨なら家で映画でも観るか、てな感じ。
そんな、庶民のお金をかけない休日の楽しみ方を紹介します。
①前から気になっていた、3.7km先のお肉屋さんまで歩いていこう。
何回も前の道は通っているのだけれど、まだ行ったことのないお肉の専門店。
知り合いからそこはお昼のお弁当も売ってると教えてもらったし、今度キャンプに行く予定だから、どんなお肉を売ってるか下見がてらに行ってみよう、と決まりました。
なんだか駐車場が狭くて入り辛そうな感じだったので、ウォーキングがてら約3.7km先のお肉屋さんまで徒歩で目指しました。
良い天気だったし、秋の空が高くてキレイで、空気も程良く肌寒く、歩くのにちょうどいい気候でした。
歩いていると、普段よく通る道でも、
「ここって、こんな店やったんや。」とか
「へぇ。ここ新しい家建てるんやなぁ。」
「いつの間にか、あの店潰れてるやん。」
など、新しい発見があるからおもしろい。普段乗り物で移動してると、あんまり周りまでよく意識しないもんね。
そうこうしてるうちに、目当てのお肉屋さんに到着。
ふむふむ。こうやってグラム売りしてるのもあるのね。
これ、今度のキャンプで焼こうや。たまにはステーキ!焼き鳥もある!などなど下見が終わり、本日のお昼ごはんに佐賀牛弁当を2個ゲットしました。
880円のランチ。庶民にとっては充分贅沢なお値段です。たまにはいいか。
②中年のおばさんとおじさんが公園のベンチでお弁当を食べる。
「天気もいいし、近くの公園で食べるか~。」
と夫が言うので、
私「賛成!お茶買って、公園のベンチで食べよ~!」
と自販機で1本の緑茶を買い、帰り道の公園で食べることに。
若いカップルでもなく、中年夫婦が、ですよ。画にはならないけど。
あぁ、なんて美味しいのかしら。
なんて幸せなのかしら。
家で食べるより、こういう青空弁当って何割増しも美味しく感じるのはどうしてだろう?
遊んでいる子どもたちを眺めながら、平和な国であることにも感謝。
帰り道は、来た道とは違う住宅地の中を通り、理想の家探しや不動産投資目線で家々を観察してみる。
あんな家、いいなぁ。薪おいてる!煙突ある!薪ストーブかなぁ?
こんな目隠しがあるプライベートな庭、理想やなぁ。週末BBQいつでもできそうやん。
これ空き家っぽいけど売りに出てるんかなぁ。ここなら賃貸需要あるやろなぁ。築何年ぐらいに見える?
この4室一棟のテラスハウス、投資で買えたらどうなんかなぁ?など。
これもまた、楽しい観察。
③幸せは、探し求めるものじゃない!
「足るを知る」← が名言だと思う話は、以前にも書きました。
【幸せ】って、もっともっとと上ばかり望むものではなくで、今あるもの・自分がすでに持っているものから、小さな幸せも【感じられる心】の方が大事なんだと、しみじみ感じた有意義な休日でした。
綺麗な空や雲を眺められる目があって、行きたい所に移動できる足があって、食べたい物を食べられる健康な身体があって、当たり前に愛する家族がそばにいてくれる。
この上ない幸せではないですか!これぞウェルビーイング!
なんだか、晴れ晴れした天気と澄み切った秋の空と同じぐらい、気持ちも洗われたようなお散歩デートでした。
なんてことのない休日に感謝したひとときです。