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太陽光発電をつけて3年が経ち、考えること
毎日毎日、暑いですね。
そして、毎年どんどん異常なまでに暑くなりますね。
この季節は、特に「我が家に太陽光発電を設置してよかった~」と思います。太陽がガンガン照り付けていればいるほど、エアコンは電気代かからずつけられるし、暑さを我慢する必要もない。休日の節電のために図書館などに行く必要もない。
先日、太陽光発電の定期点検の人がうちに来て、家庭用蓄電池の説明などもしてくれました。(蓄電池はまだつけていないので。)
そこで、設置してからの電気代や売電額をきちんとデータ算出してみました。つけてみて良かったことや、電気代がどれぐらいか、蓄電池の是非などを考えてみたので書いてみます。
太陽光発電を設置して感じたメリット3つ
① 年間を通して計算すると、電気代はほぼゼロ円
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春や秋は、電気代が3,000円を下回る月もあり売電が5,000円を軽く超えるのでプラス収支。
夏や冬は、高くても買電7,000円台までで収まっていて、売電分を引くとMAXでも3,000円いかないぐらいの支払です。
結局、1年分をトータル計算すると、この1年はちょびっとプラスで支払っていて、もう1年前はちょびっと儲かっています。つまりほぼトントン状態の電気代ゼロ円が実現できています。
南向きの屋根にパネル13枚をすべて設置できて、周りに高い建物もなく日照効率のいい条件が揃っていたので、つけて良かったと思える家でした。
② 地球環境保全に微力ながら貢献できていると感じられる
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あとは、CO2排出量や資源・エコ問題に微力ながらも貢献できていると思えること。
日本は原子力発電の賛否両論が震災以降まだ解決していないし、火力発電も資源枯渇問題や地球温暖化問題がある。電気代は毎年どんどん高くなるし、今ある政府の緩和も9月末でいったん終わるので10月からまた高くなりますよね。
電気代高騰をそこまで気にしなくても良いのが、多少優越感でもあったり。我が家の場合はもう少し夜間電力と日中電力の使い分けを工夫すれば、もっと下げられる余地があることも分かりました。
細かいことですが、家事など電力を使うことはなるべく日中に済ませるようにしています。(洗濯乾燥は出勤前にタイマー設定する。ロボット掃除機も外出前に動かして行く。ポットのお湯も夜は沸かさない。など)
照明もすべてLEDにしています。
③ 災害など非常時の停電対策としても、安心材料になる
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太陽光発電のパワーコンデショナには、非常用電源のコンセントがあるので、地震や台風などで停電した場合でも、日中なら電気を使うことができます。(うちは蓄電池はないので、夜は使えません。)
水道も止まってしまえば洗濯はできないし、冷蔵庫も常時動かすことはできないので、食べ物が腐らない工夫は別に行わないといけません。なので万能とは言えませんが、多少なりともひとつの安心材料になっています。
停電時でも炊飯器が使えるとか、スマホが充電できるとか、そんな程度でも無いよりはいいと思います。
家庭用蓄電池の設置は行うべきか否か
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太陽光発電を設置するときに、セットで蓄電池もつける人も多いかと思います。せっかくなら日中に発電した電気を貯めておいて、夜も使いたいと誰もが考えるでしょう。オフグリット。。。響きがかっこいいし憧れもあるよね~~。もちろん、我が家も検討はしました。
しかし、そこは予算の問題。
うちは、新築戸建てを購入するときにできるだけ頑張って頭金を出したため、太陽光発電を後付けしようと考えたときには、手持ちの現金に余裕がありませんでした。
でも、長い目で見るとつけたい。先行投資だと思ってソーラーローン10年を組んで設置し、1年後にすぐに完済しました。
家庭用蓄電池の説明も聞き、我が家の場合ならどれぐらいの容量やタイプの物が適しているかなど、よく分かったし参考にはなりました。
が、結論から言うと、答えは「ノー。今じゃない」でしたね。だって今年、不動産投資にまた結構な金額もぶっ込んでしまったばかりだから(汗)。※過去記事参照してください。
それに、今現在ほぼ電気代がゼロ円でいけているのに、さらに無理な出費をしてまですることじゃない、と。
卒FITや電気自動車について考える
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売電には固定買取価格制度(FIT)というものがあります。
うちが設置したのは2020年なので、21円/kWh。その期間が10年続くので2030年まで。それを過ぎたら(卒FITしたら)、きっと7~9円ぐらいまで下がるでしょう。いや、もっとかも。現時点での考え方ではそんなもん。
この売電価格は毎年どんどん下がっているので、もっと早くに設置していた人(2010年より前)ならば、確か48円/kWh。
今年2023年に設置するならば、16円です。全然違う~~!
こう考えれば、早くに設置していた方がいいですよね。
設置価格も下がっていってるから、一概に遅ければ損とも言えませんが。
我が家が卒FITを迎える2030年代には、純ガソリンの新車販売が終了するはずなので、きっと電気自動車も今よりもっと性能がよい物がバンバン出てきたり、あちこちに急速充電できる場所が増えたりするでしょう。
なので、あと7年後ぐらいに電気自動車とともに蓄電池のことも併せて考えればいいかな、と。
EV車から家に給電できるような、蓄電池代わりになる電気自動車だって現れてくるかも。うちはまだガソリン車ですが、家には200Vの電気自動車用EVコンセントも初めからついています。
そんなこんなで、考えるのはもうちょっと先延ばしにしようというのが結論です。
非常時のことを考えるのなら、次にポータブル電源の購入を考えています。
これなら、非常用だけでなく、キャンプや車中泊目的でも使えるので。
金額も、安くはないけど蓄電池に比べればまだ手が出せないこともない範囲だし。
用途はひとつよりも、2つ以上あったほうがいい。日中の発電でポータブル電源に貯めておけば、充電代もかからない。
と、いう感じです。
読んでくれた方、興味をもってくれた方、ありがとうございました。