ものすごくどうでもいい血液型の話
こども園で働く保育士です。
先日、休憩室においてある食器乾燥機(洗う機能はなく乾かすだけの簡易なやつ)が汚いのが気になった私。
底や蓋の水アカが見るに耐えなかったので、洗剤で磨いてたんです。最後に洗ったん、いつ? きったないなー。
そこへ、20代の同僚が入ってきて、
「ありがとうございます。掃除当番なんですか?」
と私に言った。
ロッカーの並び順で回ってくる当番のこと。
「いや、違うけど。めっちゃ汚かったから。」
「綺麗好きですね〜。A型ですか?」
「え、私? B型やで。」
「へー!全然Bっぽく見えないですね、意外! 普段から何でもキッチリされてるから、A型だと思ってました〜。」
。。。
ん? ナニ、この会話。
これって、私、褒められてんの?
それともB型ディスられてんの?
てか、性格を血液型で云々カンヌン言われたのって、何年ぶり? 懐かしいを超えてビックリした。
若い子の間では、まだあるあるの会話なのかしら。
この場合、私がA型だったら話の展開は違ってたの?
世の中、几帳面でも神経質でもないA型の人もいっぱいいるし、大ざっぱでも大らかでもない気質のO型の人もきっとたくさんいる。
人の性格を4分類に当てはめるなど、できるはずないんじゃない?血液型占いなんて、一番信用できない類のやつやん。
それに、B型は自己中だとか頑固だとか、誰が言い始めただろう。一番印象が良くない型がBなのも心外。
「ぽい」と言われても、喜べないし。
ところで、私。
20歳を過ぎるまで自分のことをO型だと思いこんでいた。いや、そう信じさせられていた。
母からそう言われていたので。
キチンと調べてはいないけど、黄疸が出なかったから母体と同じ血液型だと。
だから、小学生の頃のサイン帳や文集などにはずっとO型だと書いていた。
だけど、ハタチを過ぎて献血に行ってみたら、B型だと判明した。あれ、そうなん⁈ へぇー?
私がその時思ったのは、今までずっと自己紹介とかにウソ書いてたわぁー(笑)ってことぐらい。
だって、別にそれで私の何が変わるわけでもないし。
それに、成人して社会に出てみれば、そんなことを話題にすることもなくなった。
しかし。
血液型に一定のイメージや良い悪いの印象を持っている人って、どれくらいいるのかしら。何型がいい、何型は合わない、とかそんなナンセンスな。
私は今まで気にしたこともないし、どうでもいい。そんなことはなんの判断基準にもならないから。
遺伝がどうだとか言う人は、耳糞がドライかウェットまで気にすんの?
マッチングアプリとか婚活とか、私はやったことないから知らんけど、血液型を入力する欄もあるのかな。
ただそんなことで加点・減点するのはもったいないよね。どんな人かは会ってみなきゃ分からないのに。
結婚相手ならばそれよりも、きょうだいは何人とか、上か下か・1人っ子かなどの家族構成のほうが、何かの参考になる情報かもしれないと思ったり。
なんにせよ、今は多様性の時代。
「男だから〜」「女だから〜」とか言うのも偏見だとみなされるんだから。血液型だって同じ偏見だよね。
と、しょーもないことを考えた日でした。おしまい。