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「5年後どうなりたい?」へのヒント

「5年後どうなりたいかなんてわからないのに毎回聞かれて、本当に意味がわからない」
社会人3年目の妹と話していた時、そんな会話になりました。
私もコーチングの中で5年後にどうなりたいか聞くことがあるのですが、ただ私自身も20代前半、何年後にどうなりたいという手の質問をされることが苦手でした。
なんというか全く想像がつかないし、会社に部署移動させられているかもしれないし、1年先の自分だってよくわからないのになんでこんな質問をされるんだろうと思っていました。

だけど20代終盤の今、30代半ばになった頃どうなっていたいか考えることは未来にワクワクできるきっかけになると思うし、少し先の未来に"こうありたい"というのが見えていることは頑張るエネルギーにもなってくれると思っています。
「5年後どうなりたい?」の質問が苦痛だった私がそう思えるようになるまでは結構時間がかかってしまいましたが、今回はこの質問に対する考え方のヒントをお伝えできたらいいなと思います。

仕事に関わらずどうなっていたいか

何年か先どうなっていたいか問われるのは、面接だったり目標設定のシーンだったり、仕事・職場に関係するシーンが多いと思います。
そういったシーンで問われるからこそ、「仕事で」どうなっていたいか答えを出さなければいけないと思いがちだと思うのですが、一度「仕事に関わらず」で考えてみてみると、視野が広がってそれだったらこうなっていたい、というものが出てきたりします。

実現できそうかは置いておいて、"こうなっていたい"と自分が心から思えるものを一度並べてみると、少しワクワクした気持ちになれると思います。
"こんな場所に住んでいたい"とか、"こんな人たちと関わっていたい"とか、なんでも大丈夫です。
自分が求めているものをまずは出し切って、眺めてみましょう。

仕事面でどんな振る舞い・スキル・立場でいたいか

「仕事に関わらず」○年後どうなっていたいか、について考えた後は、少し仕事に焦点を絞って考え直していきます。
目標設定などだと今の職場にい続けることが前提になるかと思いますが、この段階ではまだそういった前提は設けず、本当に自分が"こうしたい・こうなりたい"と思うことに焦点をあてていきます。

今とどんな変化があると嬉しいか、どんなことができるようになっていたいか、例えば誰みたいな状態でいると理想だと言えそうか、などが、切り口としていいかと思います。

これも一通り思いつく限り出し切って、先の「仕事以外」のものと合わせて眺めてみましょう。
ご自身の求めている理想の○年後の姿は、今の自分にとってワクワクできるものになっていそうでしょうか。

最終的には求められるシーンに応じて調整する

自分が心から"こうなりたい"と思える○年後の姿ができたら、それを今必要なその答えが求められているシーンに向けて落としこんでいきます。

面接の場だったらその職場で働いている自分が○年後に理想の状態になって活躍しているようなイメージを、目標設定の場だったら○年後今の職場でどう貢献しているとなりたい自分とマッチしているかを、それぞれ考えます。
設定されている○年後よりも前に転職したいといったことがある場合には、その理想の実現に向けて必要なスキル・経験と、それを活かして仮に今の職場で働き続けた場合見えてくる姿をかけ合わせていくと、理想と求められるもののバランスがとれたものになっていくかと思います。

未来はどうなるかわからないからこそ、無限の可能性があるものです。
先のことはこれからの自分次第で動かしていけるからこそ、今は理想に思うことだって実現していけると考えると、少しワクワクしてきませんか。

理想の未来への解像度が高いほど、その未来は実現可能性が高まります。
色々な制約やしがらみもあるかと思いますが、まずは自分にとっての理想像ということで、楽しい気持ちで「○年後の未来どうなっていたいか」の問いと向き合ってみてもらえたらなと思います。

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