【読書記録#4_マリコ、うまくいくよ】同じ職場の、女性同士の頭の中を覗きみる
こんばんは、とい、です。
日々、益田ミリさんの本を、
文字通り読み漁っています。
久々の【読書記録】マガジン更新です。
(↓↓こんな経緯で始めました。
久々なのでね、載せておきます。)
さて、今日ご紹介するのは、
今までに読んだ益田ミリさんの本のなかで一際共感した一冊です。
益田ミリさんの本では、日々感じる「もやもやっ」、「おやおやっ」をイラストや言葉で表現されていることが多いような気がします。
他にも敢えて、白紙のコマを配置したり、コマの配置をずらしてみたり、私の知っている4コマ漫画とは、全く違う風情があるのです。
(「今日の人生」、「今日の人生2 世界がどんなに変わっても」等)
いい意味で、とても不思議です。
ご紹介したい本:益田ミリ「マリコ、うまくいくよ」
この本の主人公は、3人のマリコさんたちです。
表紙の右の個室に入るのが30代のマリコさん(社会人12年目)
真ん中が40代のマリコさん(社会人20年目)
左が20代のマリコさん(社会人2年目)
「女性は個室トイレだから一人になる空間がある」というのは、男子トイレに入る機会があまりないので、これまで意識したことがありませんでした。
(そうすると、社内で男性が息抜きする場所ってどこなんだろう。)
「導入文」と「目次」が秀逸
ここでは、「導入文」だけご紹介します。
がんばれば、むくわれるのかな、
働くってなんなんだろう
マリコたちは考えます
同じ会社で働く、
それぞれの立場のマリコさん
年齢層や社歴の異なる彼女たちは、
同じ職場でも、
いろいろなことに悩みながら働きます。
それぞれの立ち位置で。
彼女たちが頭の中で言語化しても、
outputしなかった言葉たちは、
私が一度は思ったり感じたりしたことのある、
「違和感」そのものでした。
女性性を発揮する飲み会。
経験豊かな女性事務職員を、
「女性陣」と一括りにする場面。
おやおやっ?
それでも、それでも、言わない、言えない。
その裏には思惑があったり、
タイミングがあったりするわけです。
「女性」という括り
私はまだ一社でしか働いたことがありません。
ですから大きなことは言えません。
けれども彼女たち各々の立場から見る世界は
少しずつ違っているのに、
3人のマリコ全員に共感してしまいます。
きっとそれは、外部から与えられる「女性」という括りからくるのではないか、と思います。
それは、もしかすると偏見だと言われるかもしれません。
でも、社会人1、2年目と、
がむしゃらに働いていた頃、
私は自分の性別を意識したことはありませんでした。
だって、
仕事をするのは人で、会社にいるのも人で、
お茶くみするのも人ですよね。
別に誰が何を助け合っても良いはず、
と思っていました。
いや、今も思っています。
これからの私へ
私はこれからもきっと、
自分の中で女性であることを認め、
それを弱みに、かつ、強みにして
生きていくのだと思っています。
言いたいことを言い、
時には小芝居をして生きていく。
処世術とはどこか少し違うけれど、
私が私にとって悔いのないように。
本当に大事な物事を見落とさないように、
掬いあげれるように生きていきたいと思いました。
なんだか拙い読書感想文みたいになりましたが、
是非、気になった方は読んでみてください。
そこに性別は関係がない筈だから。
とい。