抗ったっていいじゃない

私は多分抗うことが嫌いではない。むしろ好きだ。
他人に負けることよりも、自分のなかの何かに負けることが嫌いで、どうしても抗ってみたくなる。
たまに、キャパシティを超えて動けなくなることもあるが…。
もしかすると抗っている自分を美化している節があるのかもしれない。（多分ある。）

美学なんて大層なものはない。
上司の顔色は伺うのに、職位の低い人に仕事を押し付けてくる人は苦手だ。
私は物事を消去法で考える癖があるからか、反面教師ばかりが目につく。
そして、あのような行動をする人間になるまい、というファイルが心のなかに溜まっていく。
美しいものや好きな物で満たされる感覚とは恐らく違っていて、どこかで黒いモヤが燻っているような感覚だ。

そのモヤを振り払うように、大きく息を吸って吐く。
切り取り過ぎて重複したファイルをゴミ箱フォルダへ捨てていくように。

なにが言いたいのか分からなくなったけれど、抗った先に満足できる何かがあることを願って。

とい。