読む!こじてぃnote無料ダウンロード企画第2弾!「感覚処理に課題のある子どもにこれは言っちゃダメ!10」
早速新企画の第2弾!読む!こじてぃnoteの無料ダウンロード企画を公開します!ダウンロードファイルは最後にありますので、ぜひ最後までご覧くださいね。
発達障害、特に自閉スペクトラムの子供たちの大きな課題の一つして、
「感覚過敏・鈍麻」があります。
これらのことについて、多くの方がその課題についてよくご存知だと思います。
しかし、これらの課題の大きな問題は、
「定型の大人にとっては体感したことがない世界」
なのです。
そのため、
「甘え?」「少しは我慢できる」「乗り越えてこなくてはいけない」
と思われている大人も多いのが現状です。
なので、かける言葉がけもちょっと辛いことを言う大人も多いのです。
最近、私は、次の様に言うことが多くなりました。
「感覚過敏は、『食物アレルギー』と同じだと考えても良いです。
アレルギーのある子に、「少し食べてみなよ」「好き嫌いはよくないよ」「好きになろうね」とは絶対に言いませんよね。
感覚過敏も大袈裟でなく、それと同じです」
そんなことが分かっていれば書ける言葉も変わると思いませんか?
そこで今回の無料DLプレゼントは下記のポスターです。
とても素晴らしい言い換え表ですね。これは海外にあったものをリライトしたものです。
これも若干の解説をします。
①難しくないよ → 静かな場所に行ってやらない?
これは、その子が取り組まない、取り組めないことを
「本人の能力や努力不足」
と認識すると最初の言葉になってしまいますよね。
しかし、
「もしかすると、環境がその状況を生じさせているのでは?」
「もしかすると感覚過敏でその状況が発生しているのでは?」
と思うことができれば、静かな場所を「まずは」選択させることができますよね。
その上で次の子供の反応を見ることが大切ですね。
②分かってるでしょ?→いま、あなたの体はコントロールが難しいんだよね。これから○○をやってみよう
「分かってるでしょ?」という言葉はかなり厳しい言葉です。
言い換えれば、「何度も言わせないで」と同じ意味になります。
つまり「前提があってそれを実行しなさい」という冷たい表現になります。
「過敏性」があると様々な体のコントロールができにくくなります。
そこで、
「深呼吸」をしてみる
「ストレッチをしてみる」
「外に出てみる」
などの、意識の切り替えを促すことで、その状況を脱する手助けをしてあげる方がはるかに建設的です。
③よくないことはしないで → あなたにとってこれが難しいことは分かっているよ
過敏性があると、それらに対する「回避行動」や「防衛反応」が出やすくなります。
一見するとそれは、「問題行動」のように思えてしまいますよね。
しかし、それらの問題行動が
「過敏性によって混乱しているから回避しようとしている」
「過敏性の原因から自分を守ろうとしている」
と理解できれば、
「過敏性に対して出ているその問題行動にまずは『共感』から入る」
ことができますよね。
共感から入ることが、問題行動収束の最短ルート
なのです。
このような解説があるとポスターも10倍くらいの理解ができますよね!
続きは次号の「メンバーシップ限定解説」で行います。
ぜひ下記をダウンロードの上、ご活用くださいね。