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会社の動画を発注したら、レベルが低く、思ったのと違い、ガッカリした事はありまへん?企業動画は重要、トラブルには注意やで。

最初に企業動画問題、有る有る話から



商工会の鈴木さん(ボケ)と坂本さん(ツッコミ)の会話をお聞き下さい。
採用動画や商品紹介動画制作をプロに依頼するときの注意すべきことがわかりますよ。
今では中小企業の経営者もユーチューブなど動画を活用することに関心をお持ちのようですが、仕上がった動画がメージと違う、レベルが低いとか、納期を守らない、修正依頼したら逃げてしまったなど、従来のプロではなかったトラブルが増えつつ有ると巷で話題になっています。なぜでしょうか。どうしたら問題をさけることできますか。
(もちろんトラブルは一部の業作のお話で全てではありませんので、ご了承下さい)

鈴木「坂本さん、最近SNSで中小企業も動画バンバン使っとるらしいで!」
坂本「そら使うやろ。今時、動画なかったら若い子に見向きもせぇへんやろ?」
鈴木「でもな、求人動画とか、なんでそんなに必要なん?昔は文字だけで『元気な人求む』とかで十分やったやん!」
坂本「今のZ世代は文字なんか読まんねん!活字離れしてるんちゃうで、活字には近寄りもせぇへんねん!」
鈴木「えぇ!?文字読まんかったら、何で仕事探すん?」
坂本「ユーチューブや求人サイトの求人動画で『ウチの会社は最高です!』ってキラキラ動画見せたら、若い子が応募してくる時代や!」
鈴木「そんなん見て仕事決めるとか、軽すぎへん?会社選びやで!?」
坂本「そらそうやけど、企業も『軽すぎる人材』を捕まえるために、軽快な動画作らなアカンねん!これが時代や!」
鈴木「でも、テレビCMとかの方がしっかり見てくれそうやん?」
坂本「Z世代がテレビ見ると思っとるんかいな!彼らにとってテレビは『家に置いてある光る箱でゲームをするもの、見るものでないや!』情報源は全部ユーチューブや!」


鈴木「そっかぁ…。ほんで中小企業も動画作っとるん?」
坂本「そら作っとるで!コロナ以降、動画でリクルートや会社説明する重要性に気づいて、みんな必死や!」
鈴木「でも、そんな動画作るのってお金かかりそうやん?」
坂本「そこが問題やねん!動画制作の需要は増えとるけど、頼む相手を間違えたら、大損する中小企業も多いんや!」
鈴木「えぇ!?そんなんあるん?」
坂本「あるどころか、いいかげんな制作会社に引っかかる話、多く聞くで!気ぃつけなアカン!」
鈴木「ほんまに気ぃつけなな…。」
坂本「まずは気いつけるには、動画を作られせる側やも勉強せぇや!」
鈴木「そうやな。坂本さん、そもそも動画ってどうやって発注するん?」
坂本「昔はな、広告代理店とか、馴染みの印刷屋さん経由で紹介してもらうのが普通やったんや。」


鈴木「ほな、安心やん。ちゃんとした会社に頼めそうやな!」
坂本「そらそうや。けどな、今は企業がコスト削減のために、直接YouTuberとかフリーランスに頼むケースが増えとるんや。」
鈴木「ええやん!コストも安いし、YouTuberとか人気やん!」
坂本「安いだけで飛びつくな!経験不足のクリエイターに頼んだら、トラブルになる可能性が時々あるんや!」
鈴木「えぇ!?トラブルってどんなん?」
坂本「たとえばな、『納期間に合いません』とか、『クオリティ低すぎて使えません』とか、クレームが山ほど報告されとるんや!」
鈴木「でもYouTuberって動画のプロちゃうの?」
坂本「SNS向けの短い動画作るのは得意かもしれんけど、企業のニーズに合った動画を作れるとは限らんねん!『プロっぽい』だけでプロやないことも多いんや!」


鈴木「そんなん分からへんやん!『俺、できます!』って言われたら信じてまうやんか!」
坂本「そら鈴木さんが素直すぎるだけや!『できます』言うだけならワイでも言える!信じる前にちゃんと調べるんや!」
鈴木「たとえば、どんなこと聞いたらええん?」
坂本「『どんな動画作ったことあるんですか?』とか『このジャンルの経験ありますか?』って聞くんや!そこであやふやな返事したら、そらアウトや!」


鈴木「でもな、坂本さん。『お試し価格で安く作ります』って言われたら、つい頼みたくならへん?」
坂本「お試しやからって、本番でもお試しレベルのクオリティ出されたらどないすんねん!安さだけで飛びついたら損するって昔から決まっとるやろ!」
鈴木
「ほんなら、どうしたらええん?」
坂本「まずは相手の実績を見ることや!どんな動画を作ったことがあるかをちゃんと確認せなアカン!」
鈴木「ふむふむ…。ほんなら、安いだけのクリエイターには気ぃつけた方がええんやな?」
坂本「そや!安物買いの銭失いや!次から具体的なトラブル例話すから、しっかり覚えときや!」
鈴木「お、おう!しっかり聞くわ!」

鈴木「坂本さん、昔は大手企業が大手動画制作会社に頼むのが主流やったん?」
坂本「せや!テレビとか映画の制作会社がガッチリ組んで、プロデューサーや営業がしっかり打ち合わせしくれて、それから作っとったんや!」
鈴木「求人動画作る時も、『どんな人に見せたいんですか?』『応募者は何歳くらい?』とか聞いてくれるんやろ?」
坂本「そうそう。それを聞いて初めて提案書まとめるんや。企業のニーズにピッタリ合う動画を作るためや!」
鈴木「ほんなら、求人動画やったら若い子向けに作るんか?」
坂本「せや!応募される年代に合わない動画作っても意味ないやろ?若い子向けなのに、高齢者向けのお硬い動画ではだめやろ。年代に合わせて『ウチの会社こんな魅力あるで!』ってキラキラさせるんが大事や!」
鈴木「でも最近のフリーのクリエイターとかYouTuberって、そういうの得意なんちゃうん?」
坂本「それがちゃうねん!一部のYouTuberはこういう大事な打ち合わせをスキップすることがあるんや!結果、企業の思いが動画に全然反映されへん!」
鈴木「えぇ!?でも、打ち合わせ省いたらその分早くできるやん?」

坂本「アホか!早くても企業のニーズに合わん動画やったら、YouTuberの自己満足や!それが企業生命に関わるリクルートや商品宣伝やったら、失敗した時の損害はでかいで!」


鈴木「そら困るな…。でも、そんなトラブルって具体的にどんなことが起きるん?」
坂本「ええ質問や!これから具体的な問題とクレームを挙げるから、しっかり聞いときや!」
鈴木「わかった!今度はちゃんと勉強するわ!」
坂本「勉強するだけやなくて、次はちゃんと実践で生かすんやで!また同じ失敗したら、全力でツッコミ入れたるからな!」
鈴木「ひぇ…!ちゃんと聞きます!」

事例1: 広告用プロモーション動画の制作途中で放棄してしまう。

鈴木「坂本さん、またエグいトラブル例聞いてもうたわ!」
坂本「なんや?」
鈴木「ある企業が新商品のプロモーション動画を頼んだらしいんやけどな、3Dアニメーションとモーションロゴ入りやってん。」
坂本「ほうほう、派手なやつ作ろうとしたんやな。ええやん!」
鈴木「せやけど、受注したクリエイターが『全部対応できます!』って豪語してたのに、3Dソフトの基礎的なスキルしかなかったらしいねん!」
坂本「基礎的スキル!?それで『できます』言うてもうたん!?3Dアニメーション作るんに基礎でどうする気やねん!お絵描きソフトとちゃうねんぞ!」


鈴木「ほんでな、納期の3日前にいきなり『これ以上作業進められません』って連絡してきたらしいで。」
坂本「3日前!?それ、ほぼ事故やん!新商品発売に合わせた広告展開や言うてんのに、なんでそのタイミングで逃げるねん!」
鈴木「結果な、他の制作会社に急いで頼んだけど、費用が倍以上かかってんて!
坂本「倍!?倍払ってでも仕上げるしかない状況に追い込まれてるやん!それ、クリエイターの無責任が招いた地獄やで!」
鈴木「しかもやで?結局納期が間に合わんで、商品イメージが下がって公開見送りになったんやと。」
坂本「どないすんねんそれ!動画だけちゃう、広告キャンペーン全体が飛んどるやないか!企業の信用にも傷ついてるで!」
鈴木「そやけど坂本さん、『全部できます!』って言われたら信じてまうやん?
坂本「信じる前に疑え!『できます』言われても、『過去にどんな実績がありますか?』とか、『具体的にどう進める予定ですか?』とか、しっかり聞かなアカンねん!」


鈴木「たしかにな…。結局、安いから言うて適当なとこ選んだ企業の責任でもあるんかな?」
坂本「その通りや!安物買いの銭失いや!動画制作は企業の顔作る仕事やねんから、ちゃんと信頼できるとこに頼まなアカン!」
鈴木「ほんまやなぁ…。次からは俺も、『できます!』だけの言葉に流されんように気ぃつけるわ!」
坂本「よっしゃ、それでええ!次また適当なとこ選んどったら、ほんまに突っ込むからな!」

事例2:修正への対応してもらえない

鈴木「せやけど坂本さん、まだこれで終わりちゃうねん。別の企業もひどい目に遭うた話があるねん!」
坂本「またかい!今度はどんなや?」
鈴木「ある中小企業が新商品のプロモーション動画頼んだんやけどな、納品された動画がひどいねん!スマホで撮った映像が暗いわ粗いわ!」
坂本「スマホ!?スマホで商品プロモーション動画て!それ、企業のイメージ動画やなくて、文化祭の自主制作レベルやんか!」
鈴木「しかもやで、編集で使われたテキストアニメーションが無料ツールのテンプレそのまんま!」
坂本「テンプレそのまんま!?そら見た人も『どっかで見たことあるな』ってなるやん!オリジナリティ皆無やんけ!」


鈴木「さらにBGMが動画の雰囲気に全然合わんくて、安っぽい感じに仕上がってたらしいわ!」
坂本「BGM大事やぞ!雰囲気ぶち壊すような曲つけられたら、商品よりBGMの話題になってまうやん!」
鈴木「ほんでな、修正頼んだら『追加料金がかかりますから対応できません』って言われたんやと!」
坂本「何それ!?追加料金て!そもそもクオリティ低いのに修正も受けんのかいな!そんな奴、最初から頼むなっちゅう話や!」


鈴木「これ、結局は契約時のコミュニケーション不足と、修正作業を契約内容に入れてなかったのが原因らしいわ。」
坂本「せやけど、それだけやないやろ!必要なスキルがなかったから対応できへんかったんちゃうか?」
鈴木「確かにアマチュアレベルやったんかもしれん。それで企業のイメージ損なう動画ができて、結局使えへんかったんや。」
「こういうクリエーターは契約書なんかできへんから口約束で進めたとかちゃうか?」
坂本「ほんまに、安さだけで選ぶとこうなるっちゅう見本やな。企業イメージを守るためにも、最初からプロに頼まなアカンって話や!」
鈴木「坂本さん、今度動画頼むときは、ちゃんとしたとこ選ぶわ!」
坂本「せや!次また適当なとこ選んだら、ほんまに全力で突っ込むからな!」

事例3:著作権や契約のトラブル

鈴木「坂本さん、またまたトラブル例聞いてもうたわ!今回は著作権絡みやねん!」
坂本「ほぉ、著作権?それまた面倒そうな話やな。どんなこと起きたんや?」
鈴木「ある企業がPR動画作った時、クリエイターが『無料で使える』言うて選んだBGMが、実はライセンス料払わなアカンやつやってん!」
坂本「おいおい、『無料で使える』て!クリエイターが著作権知らんかったんかいな!そらプロ失格やろ!」
鈴木「ほんでな、著作権侵害で訴えられて、動画削除せなアカンようになってん!」
坂本「削除だけちゃうやろ?罰金やら弁護士費用やらで数百万飛んだんちゃうんか?」
鈴木「せや!さらに企業のブランドイメージまで悪影響受けてしもうたらしいわ。」
坂本「そらそうや!『この会社、著作権のことも分からんのか』って思われたら、企業の信用ガタ落ちやで!」
鈴木「別のケースではな、企業側が『知り合いの音楽家が使ってええ言うてる』音楽使ったら、それも版権問題になったらしいわ!」
坂本「知り合いって!正式な許可証もらっとかな、後でトラブルになるの当たり前やん!口約束で進めるとか甘すぎるわ!」

実例4: プロジェクト進行中に連絡が取れなくなる

鈴木「それだけやないねん。次はな、プロジェクト中にクリエイターが音信不通になった話や!」
坂本「音信不通!?え、プロが途中で消えるとか、もはや事件やろ!」
鈴木「ほんでな、納品日直前に『まだ作業終わってません』て連絡きたんやて!
坂本「遅すぎるやろ!納品日直前って、それまでどこにおったんや!?幽霊クリエイターか!」
鈴木「結局な、企業は別の制作会社を急いで探して、予算が倍かかったらしいわ。」
坂本「倍どころか、時間も信用も全部失っとるやん!プロジェクト自体が台無しやで!」
鈴木「もともと大手制作会社に頼む予定やったんやけど、コロナ禍で経費見直して安いとこに頼んだのが失敗やったらしいな。」
坂本「そら安いとこが全部悪いわけやないけど、実績も知らんとこに丸投げしたらこうなるっちゅう教訓やな!」
鈴木「坂本さん、ほんまに何事も信頼第一やな…次また適当に安いとこ選びそうな時は、ちゃんと止めてな!」
坂本「任せとけ!また同じ失敗したら、今度こそ全力で頭叩きに行くで!」

実例5: 企業ニーズの理解不足からターゲット層を無視された動画

鈴木「坂本さん、また聞いてもうたわ!今度は高級車のプロモーション動画が大失敗した話や!」
坂本「高級車のプロモーション動画?それで失敗って、どんなことが起きたんや?」
鈴木「高級車販売店がな、上流階級向けの重厚な動画頼んだんやけど、納品されたんがポップで軽快なカジュアルな編集やってん!」
坂本「軽快でカジュアル!?おい、それ高級車やなくて、軽自動車のテレビCMみたいやん!どんなセンスやねん!」


鈴木「ほんでな、当然ターゲット層には全然響かんくて、逆に『なんか安っぽい車なんちゃう?』って印象与えてしもたらしいわ。」
坂本「そらアカンわ!上流階級が『軽快でカジュアル』求めるわけないやろ!どんだけ企業ニーズ無視しとんねん!」
鈴木「結果、広告は大失敗や…。こんなんどうしたらええんやろなぁ?」

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