変わった女たちにとっての結婚
最近、中野信子さんとジェーン・スーさんの対談本「女に生まれてモヤってる」という本と、樹木希林さんのインタビュー本「この世を生き切る醍醐味」という本を読んだ。全員ちょっと変わった女っていう...笑。
女に生まれて~のほうはこんな記述があった。
中野 (略)「この人といたほうがちゃんと生きられる」っていう感じがした。
スー (略)私にとってパートナーって、真人間でいるための漬物石なんだよね。
一方、樹木希林さんのはこんな感じ。
私にとってはまあ、おかげさまで、ああいう重しがいるってことで、すーごく助かってるところがあるのよ。
割と近いタイミングで読んだので、うああ、割とおんなじこと言ってる、って思った。変な人好きな私にとっては上には上がいると思えて楽しくて読んでいた本の共通点。しかも両方とも、ちょっとネガティブっぽい響きの言葉を、ポジティブに使っている面白さ。重しとか漬物石って、ふつうにとらえるとネガティブな意味だよね?でも彼女たちはそれがないと、どこかに飛んでいってしまうと言いたげな感じがする。
さて、私はどうだろう?
普段全くそんなことは思ってもなかったけれど、いい意味の重しは確かにあるかもしれない。そもそも何かの重しになるのが嫌な感覚がある。ということは、油断してるとずっと地に足がついてない、ということかもしれない。浮いてるんだろうね。自分が破滅してるのに気づかず、浮きっぱなし、飛びっぱなしとかありそう。それがいい歳していいこととも思えないから、パートナーは、ありがたい存在なんだね。
こういう感覚って女でもあるんだね。一般的に、男のがありそうだけど。まぁ一般論より個体差のが大きいよね、ってやつかな。
歳を重ねると女は楽になりそうで、とても楽しみ。おばちゃんはおばちゃんの感性とものさしで、素直に生きていけそうな気がしている。人生は、これからも何が起こるかわからないけれど、人生の先輩たちが楽しそうなのは、とても励みになる。
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