見出し画像

濃厚チーズのカルボナーラ

さて問題です。カルボナーラの語源となった言葉の意味は?
A.卵
B.滝
C.運河
D.石炭
(答えは記事の中に)

 カルボナーラの発祥はローマ。パンチェッタ、チーズにはペコリーノロマーノやパルミジャーノなどで作る濃厚チーズのパスタだ。
 日本では生クリームを使うレシピが多いが、元々は卵が固まるのを防ぐための方法で、本来は使わないのが本式ということらしい。
 カルボナーラに生クリームを使うレシピが世に広まったのは、第二次世界大戦時のこと。1944年にドイツ軍に占領されていたローマが開放され、米軍によってベーコンや卵がローマの街に流通するようになった。この時期、米兵が好む味のパスタを作ろうと、イタリア人シェフが考案。米兵にたくさん振る舞うためには、卵が凝固してしまわないように生クリームを使うのが効率が良いと考えたからだ。
 その後米兵向けのカルボナーラはアメリカへと伝わり、アメリカを経由して日本にやってきた。そのため本場と日本では味と作り方に違いがあるということだ。
 さてこのカルボナーラ。名前の由来はイタリア語で炭焼き職人の意味。炭焼き職人が仕事の合間にパスタを作ったら、手についた炭の粉が落ちてこんな風になるのではないかという感じで黒胡椒をかけたという。他にも、ベーコンがカリカリになるまで焼かれて石炭のように見えるからという説や、炭焼き職人は作業する際、山小屋に籠って長時間になることから、日持ちするという理由でカルボナーラをよく作っていたことが由来になったとする説もある。どちらにしても炭焼き職人が関わっているのは間違いない。
 濃厚チーズのカルボナーラ、黒胡椒を炭だと思って食べるとまた美味しいかも?…それはないか(笑)

カルボナーラ000


いいなと思ったら応援しよう!