見出し画像

キッズサポーター養成講座 in 葛西スペース

ぽつぽつと雨の降る少し肌寒い日に、子供向け認知症サポーター養成講座を開催しました。

私たちは、通常の認知症養成講座の後に、子供と認知症の方が一緒に買い物をして料理を食べるという時間を設けました。この理由には大まかに2点あります。

1.実際に関わらないと分からないことだらけ。自然な関わりの中からより深く学ぶ。

2.楽しむことは大切。認知症に関心のない層にもアプローチする手段として、食事会等の企画も同時に開催する。

当日は5組の親子と、2名の高齢者の方が参加してくれました。

認知症サポーター養成講座はどんな感じ?子ども向けにやる際の注意点はなにか?

今回の子供向けの認知症サポーター養成講座では紙芝居や脳の模型を使用し、認知症がなぜ生じるのか、どんな症状があるのか、どう対応したらよいのかのまず話していきました。

その後、スタッフが認知症役になり、子供が対応方法を実演する小さな劇を実施。

絵本や劇等使用することで子供たちにもわかりやすい内容でした。一概に同じ内容とは言えないので、やる人によって内容ややり方には違いがありそうです。

最近、子供向けの認知症サポーター講座は増えているそうですが、まだ手探りな部分もあるようです。私たち介護福祉医療業種は、教育について学んでいるわけではありません。なので、子供に伝えるうえで何に注意したらよいか分からない部分があります。

参加者の教師経験のママさんから学んだことをメモしておきます。ぜひ今後に役立てていきたい…。参加者さんから教えてもらうことも多く、相互作用が働いている空間がすごく素敵。

子供対象にやる際は、子供の特性を把握し、工夫が必要。一つ一つの言葉を統一すること(パパというならパパだし、名前で呼ぶなら名前など)、具体例を用いて提示すること、文節に区切り伝えることで子供の理解できるスピードに合わせること。

また集中力散漫なため、時間や空気感等に配慮することなど。学校の先生を心から尊敬しました。。子供に教えるって大変。

いざ、流しそうめん!

その後は私たちオリジナル!みんなで流しそうめんに必要な材料を書き出します。みんなで一つずつ材料をメモしていきます。ミニトマト!という案があり、子供の発想力に感服。

必要な材料を書き出して、いざ買い物へ!子供たちが率先していく中でおばあちゃんとも相談しながら近くのスーパーでお買い物。


帰宅後、必要な材料を準備。つゆをお皿に注いだり、麺をゆでたり、具材を切ったり。包丁の使い方を教えてもらうために、今回参加してくれたおばあちゃんのもとへ子どもたちが駆け寄りました。

「せんせい!教えてーー!」

さっきまで不安そうで外と中を行ったり来たりしていたおばあちゃんが、一瞬で笑顔に。慣れた手つきで包丁を持ち、野菜を切ってくれました。

その後、流しそうめん開始!!


ミニトマトが流れる様子は、とてもシュールで子供たちは大喜び。みんなでおいしく楽しくいただきました。


同じ時間を共有することで見えるもの

こういった自然な関わりやコミュニケーションが何よりも認知症の理解を促進させると思います。認知症の理解というよりも、多様な人がいるということを知り、多様な人に寛容になれるんじゃないかと思うんです。

次回は、10/27に石焼き芋!!

次は10/27です。認知症サポーター養成講座もやります。


ぜひご参加ください^^


この記事が参加している募集