自然農法×バケツで始める米づくり3。成長したハッピーヒルの苗を植え替える
今年(2021年)の5月某日。
ひょんなことから、循環畑の実践者で、長年の友人である宮慶優子さんに『ハッピーヒル 』というお米の種籾を分けていただき、自然農法的に、かつ、バケツ栽培で育ててみることにしました。
兼業農家として、実家の田んぼで米作りをしている私ですが、
『果たして米は、広い田んぼがないと育てられないのか?』
という疑問を抱いていたところから、家庭菜園的に庭先のバケツで稲を育てるチャレンジとして始めました。
ハッピーヒルとは、不耕起・無肥料・無農薬で作物を育てる『自然農法』を確立した福岡正信氏が交配、育成したお米の品種のことで、その名の由来は、福岡正信氏の名前から福(=Happy)岡(=Hill)と直訳し、名付けられたそうです。
前回、種籾から芽出ししたハッピーヒルを庭先のバケツに植え替え、しばらく見守ってきました。
今回はその後の経過を、綴っていきたいと思います。
バケツへの植え替え1週間が経過し、出芽
一番初め、ハッピーヒルの種籾から芽出ししたばかりの状態から、バケツへ植え替えて1週間程度経ちました。
1週間で、このように緑の芽が出芽してきました🌱
写真では伝わりづらいのですが、とても緑が濃くみずみずしく、力強さを感じました。
出芽からさらに3週間が経過。バケツが手狭になる
小さな緑の芽が出てから3週間。ぐんぐん芽が伸びて、普段田植えの際によく見る苗らしくなってきました。
順調に育ってくれているおかげで、ご覧いただけばわかるように少しバケツが手狭になってきました。
このまま成長すると、お互いが成長の邪魔をし合ってしまったり、蜜な生え方によって風通しが悪くなり、病気のもとにもなってしまうかもしれません。
バケツを増やし、苗の一部を新しいバケツへ引越しさせて、広々できるようにしようと思います。
苗を新しいバケツにお引越し
種籾をバケツに植え替えて約1ヶ月。すっかり苗らしく成長しました。
指先で握ってみると茎も太く立派になり、また、バケツの土に根をしっかりと張ろうとしていました。
指先にグッと力を入れて抜かないと、根が傷ついてしまいます。
この根をできるだけ傷つけず、新しい土に根づいてもらえるよう植え替えます。
植え替えを行ったバケツは薄い灰色に濁り、田植えした際の田んぼのようになりました。
すっかりバケツも増え、総勢11個に!
どのようにこれから育ってくれるか、楽しみです。
サポート、コメント、リアクションその他様々な形の応援は、次の世代に豊かな生態系とコミュニティを遺す種々の活動に役立てていきたいと思います🌱