【読書感想】『好きなことしか本気になれない。』
皆さんこんにちは、Yukiです!
新しく、読書感想のnoteを書いていきます。このnoteでは僕が読んだ本の紹介と、読んで僕が感じたことを合わせて書きます。
僕のnoteは読書が苦手な人向けに書いているつもりです。そのため、読書感想のnoteを書くか迷いました。
しかし、僕のnoteを読んで少しでも本の面白さを感じてもらいたいと思い、書くことにしました!少しでも参考になれば幸いです。
本の紹介
今回ご紹介する本は、南章行(著)『好きなことしか本気になれない。』です。
正直、どんな本かを紹介するのは難しいです。
というのも、「こうしたらいい、ああしたらいい」といったテクニックやノウハウを紹介している本ではないからです。
『サバイバル仕事術』と書いてあるので、これからの仕事のスキルが書いてあるのかと思えば、書いておらず購入したときは拍子抜けしたのを覚えています。
ただ、あえてこの本を一言で表すとしたら、次のようになると思います。
「先行きが不透明な人生100年時代において、自分で決めることの大切さを説いた本」
キーワードは「ストーリー」です。
自分で決めていい。自分で決める権利を私たち一人一人は持っている。
自分の人生の主役は自分だけ、自分のストーリーを生きる。
そんなメッセージがこの本には込められています。
読んだ感想
「3年生の就活の準備が始まった今に読んでよかった」
このように思いました。
実はこの本を読んだのは、今回で2回目です。
1回目はこの本が発売された2019年の9月始め頃で大学2年生でした。
そして2回目も大学3年生の9月始め頃でした。奇しくも1年越しに改めて読みました。
1回目に読んだときは、そこまで心に響きませんでした。当時は就活や仕事のことを全く考えていませんでした。そのため本に書かれていたことをどうしても想像できず、自分事として考えることができませんでした。
「面白い本だろうけど、今の自分が求めていた本ではなかった」と2年生の時は感じていました。
しかし3年生になった今に読んでみて、「こんないい本あったのか!」と思いました。
同じ本でも、読んだ時の状況によって感じ方が異なるもの本の魅力の一つだと思います。
僕は、今年の7月くらいまでずっと大学院進学を考えて、就職のことはあまり頭にありませんでした。が、8月に入り考え方が変わり就職のほうに傾きました。
しかし、今まで大学院進学の勉強しかしてこなかったので、今何をしたらいいのかわからない状況でした。
また自分なりに調べても、「なんで働くのか?」「やりがいって何?」「好きなことで生きるってできるの?」「100年時代って言われてるけど、何が大切なの?」
こんな感じで、自己分析とか企業研究といった以前の疑問を抱えていました。私の性格上、疑問が解消されないまま先に進むことができないので、その場で足踏みをしていました。
そんな時に改めてこの本を読みました。
この本を読んだおかげで、
「働く理由とかやりがいとか考えてるけど、そもそも働いたことないからわからなくて当然だよな。今まで自分がやろうとしていたことは、経験したことないのに答えを求めていたわけで、そりゃ見つからないよ。」
このように考えることができるようになりました。
僕がこの本を読んでいていくつか大事だなと思ったことがあります。
一つ目はセルフリーダーシップという考え方です。引用すると以下のようになります。
セルフリーダーシップについて、僕はこう定義している。自分で目標を決め、実行して達成し、自分で評価すること。
「今は正解のない時代だ」と皆さんも何回か耳にしたことがあるのではないしょうか。
そんな正解のない時代だからこそ、自分で決めることは重要なのだと思います。一昔前であれば、大企業に新卒で入れば安泰という一種の正解(のようなもの)がありました。
ですので、それを目指していけばOKでした。
しかし、今の時代ではそれは崩れ去りました。外部から与えられたロールモデルがなくなった今、自分で決めることの重要性が叫ばれているのではないかと思います。
そんなセルフリーダーシップを発揮するために必要なことが、自分の価値観を知ることだと南さんは述べています。
もっと言えば、自分はどんなことで心が満たされるのか?を知るということで、つまり自分のうちに判断基準を作るということだと思います。
この自分の中に価値判断の基準を作るということがポイントだと思います。価値判断の基準を外部に求めてしまうと意思決定がしづらいと考えるからです。
変化の早い時代だと、外部の基準も変わりやすいです。そうなると、何か意思決定をするときに参考にしようとしても、変わっているかもしれません。となると、意思決定は難しいと思います。
だからこそ、「自分はどう感じるか」「自分はどうしたいか」「どんなことで心が満たされるか」など、自分の基準を自分で持っておくことが重要なのだと思います。
今、漠然とどうしたらいいのかわからない人は多いのではないかと思います。
この本ではノウハウなどは教えてくれません。しかし、これからの時代にもっと大切な自分で自分の人生を決めることの大切さを、著者自身のストーリも紹介しながら教えてくれます。
今後どのような生き方をしたいか決まっていない人、やりたいことが見つからない人にお勧めしたい一冊です。
答えを与えてくれるわけではありません。それは自分自身で見つけるしかありません。しかし、考えるためのヒントをこの本は与えてくれるかもしれません。
終わりに
このような感じで、今後もちょくちょく紹介していきます。
よろしくお願いします。
最後にこの本を読んで、内容が似ているなと感じた別の本もいくつか載せておきます。読む際に参考にしてください。
読んでいただきありがとうございました!
読んでいただきありがとうございます! 他の記事も読んでいただけたり、コメントしてくださると嬉しいです