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飛び込み台でギャン泣きしたのが、夢か現か分からない

幼稚園のとき、スイミングを習っていたのだが、ある日、飛び込むのがどうしても怖くて、飛び込み台の上でワーワー泣いて、授業を中断させまくり、先生を困らせまくり、教室で浮きまくるという、地獄のような出来事があった。

と思っていたのだが、大人になってから、果たしてこの記憶は事実だろうかと思うことがしばしばある。

理由は3つある。
まずは、

キャラ的に考えられない行動だから

飛び込み台という1番目立つステージでギャン泣き

まず自分のキャラ的に、泣くほど怖くても、授業を中断させてまでワーワーみんなの前で泣きまくらない。そんな目立ち方したくない。

飛び込み台の上だよ?
相当悪目立ちするはず。

あんな醜態は晒さずにきっとどうにかするのではと思う。

そして、そもそも

飛び込み台で泣きまくる生徒をそのままにするはずがない

泣いても飛び込み不可避

平成時代とは言え、飛び込み台でギャン泣きしまくる生徒を、飛び込むまで引っ込めない先生がいるだろうか。

プールではクラス別で各コースに生徒と先生がいるから、飛び込み台でワーワー言ってる生徒がいたらかなり目立つはずだし、他のクラスの先生が辞めさせようとするのではないかと。

それに、プールは保護者が外から見えるようになっていた気もするし、それこそそんな騒ぎがあったら保護者達がざわつきそうな気がする。

そして極め付けは…、

そもそも私は飛び込みが大好きという事実

バインバインしなるジャンプ台から平気で飛び込む

最後に信じられないことを書くのだが、私は飛び込み競技みたいな深いプールで、あのバインバインしなるジャンプ台から平気で飛び込むタイプである。

小学生のとき家族で行ったプールに、飛び込み専用のプールがあり、3段階の高さの飛び込み台があったのだが、2段目の高さまで飛んだことがある。
※1番上の10メートルはさすがに恐怖心を感じる高さで無理だった。

さらに、小学生の頃は学校のプールの級は1番上までいっていたし、中学生のときは区の連合水泳大会で3年間代表選手だった。

怖くて飛び込み台で大泣きしていたあのときの自分と、どう考えても水泳が苦手ではないその後の自分がスムーズに繋がらない。

もし、怖くて大泣きして飛び込めなかったあの時、勇気を出して飛び込んだことをきっかけに水泳が得意になったのなら、それこそドラマチックな展開で、きっと夢か現実か分からなくなるなんてことにはなっていなかった気がするのだ。

それとも、あまりに黒歴史過ぎて、夢か現か状態にしてしまったのだろうか。

母も父も亡くなり、確認することは出来ないから、この内容が夢か現かはもう絶対に分からない。
でもここに書いてスッキリしたし、よく考えたら、オチもあるし、良いエピソードトークかもしれない。

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