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エンタメ過多で嬉し泣きの日
舞台や映画を観に行った日はそのエンタメだけの余韻に浸りたいから、外では必ずイヤホンを突っ込んで音まみれな私だけど、帰りはイヤホンもつけないしどこにも寄らない。
自分の内から溢れてくる感動や興奮の音に耳を傾ける。
自分の内側だけで存分にエンタメを噛み締める。
が、今日は初めて舞台の余韻が、外向きだった。
思わず大声を出したくなるような、嬉しくてぴょんぴょん跳ねて、誰彼構わずこの感動を伝えたいと思う、爆発しそうな外への興奮があった。
さらに幸せなエンタメの渦に飲み込まれたいという思いがむくむく湧いてしまい、帰りの電車で、気になっていた映画の予約をした。
そして映画の後、ツアー中の推しの最後の挨拶のレポがXで嵐のように流れてくるタイミングで、さらにその言葉で、エンターテイナーからの熱を感じ悶絶することとなった。
そんな、良質なエンタメ過多で、泣きたいくらい幸せだった今日一日のことを書き残しておこうと思う。
舞台「OUT OF ORDER」
本日の溢れ出るエンタメの熱はここから始まった。
中村倫也&ユースケ・サンタマリア主演の舞台「OUT OF ORDER」
あまり事前情報は入れないで臨みたいタイプなので、中村倫也さんとユースケさんが出ることくらいしか知らずに世田谷パブリックシアターへ。
いよいよ開幕の時間。
流れ出すクリスマスソング、プロジェクションマッピングを使った映画のようなおしゃれなオープニング。
ただでさえクリスマスソングって、幸せな気分になるのに、あのオープニングは多幸感と期待感をさらに高めていた気がする。否応なくワクワクしてしまう。
そしてユースケさん、生で初めて観ましたが、テレビの印象そのまま。
シリアスな演技も上手だけど、言葉を発するだけでその場が明るく陽気な感じになるのはテレビと同じ。
それがライブで、同じ空間で感じられるのだから、楽しくないわけない。
そして、中村倫也さんとのテンポの良い掛け合い。
芸達者同士のラリーは観ていて聴いていて気持ちがいい。
最初の5分くらいで、ああこれ絶対面白いわと、心が興奮し始めた。
物語のあらすじはこんな感じ。
ロンドンのウェストミンスター・ホテルのスイートルーム。
保守党の副大臣リチャード(ユースケ・サンタマリア)は、緊急事態が起きたと秘書のジョージ(中村倫也)を呼びつける。
慌てて駆けつけたジョージにリチャードは言う。
「今、政府は存亡の危機にある、お前が問題を解決しろ」
突如、リチャードの無茶ブリに巻き込まれるジョージ。
二人の前には、リチャードの不倫相手のジェーン(山口紗弥加)、部屋に転がる謎の死体(春海四方)、ホテルの格式にこだわる支配人(坂田聡)、気の利かないウェイター(森下能幸)、新人のメイド(平井珠生)、リチャードの妻・パメラ(猫背椿)、ジェーンの夫・ロニー(加治将樹)と、予期せぬ訪問者たちが次々と現れ、事態はさらに悪化していく。
果たしてジョージは加速する危機を解決できるのか?
心配性の母と介護士のグラディス(トリンドル玲奈)が待つ家に帰れるのか?
ジョージの奮闘とリチャードのその場しのぎ、二人から目が離せない、転がり続けるジェットコースターコメディ!
私は、ワンシチュエーションコメディが好きなのと、バタバタいろいろなことが起こる物語ってホテルと相性が良いなぁと思っているので、好みにバッチリハマっていた。
そしてキャストが豪華!
テレビドラマでも活躍されている方ばかりなのでほとんどの方が(あ、あの人か!)ってなって楽しい。
そして、原作・脚本・演出・演者のすべての相乗効果でもう1mmも面白くない隙がない。
特に個々のキャラクターがめちゃくちゃ立ってて、誰が話しても物語が面白く転がっていく。
ストーリー上、中村倫也さんのキャラがあたふたしまくっているのもあり、特に可愛くて面白い!愛すべきキャラに仕上がっていました。
はー。最初から最後までめちゃくちゃ面白かった。
どんどんあれもこれも全部裏目に出てその場しのぎの嘘で状況が悪化していく物語展開も面白いし、それが最後にはきっちり回収され、愛のある終わり方なのも良い。
これはもう誇張無しで、劇場にいた人みんなずーっと笑ってた。
エネルギッシュな舞台はたくさんあるけど、エネルギッシュ且つ、コメディみたいな笑えるエンタメは、外に溢れるエネルギーが満ちるんだなぁと実感した。
また観たい。複数公演申し込んでおけば良かった。(今回は1公演しか申し込んでなかった)
そんな物足りなさも、爆発しそうな外への興奮に影響していたと思う。
そんな興奮状態の私が帰りの電車で予約をしたのが、映画「ゴジラマイナスワン」
ゴジラマイナスワン
興奮状態とは言え、いつもは1エンタメを噛み締める系の私なので、慎重さも残っていた。
なぜなら、次に摂取するエンタメも上質でないと、下手したら打ち消し合っちゃうみたいな作用?で、OUT OF ORDERの感動すらも消えてしまうかもしれないと思ったからだ。
ゴジラマイナスワンは話題になっているし、SNSで絶賛する声もいくつか目にしていた。
けれど、シン・ゴジラはきっと超えられないよなぁという懸念があり、いまいち乗り気になれないまま、いくつかレビューを見てみると、シン・ゴジラを越えられるわけがないだろうがとりあえず観てやろう(意訳)というレビューがあった。
ほほぉ。私と同じような思いを持ちつつ観ようという人がいるのだなと思い、画面をスクロールすると、
観て良かった。これは超えた。(意訳)とな。
じゃあ私も観てみようじゃないかとなったわけで(単純)、さっそく映画館へ。
シン・ゴジラを劇場で見そびれたことをめちゃくちゃ後悔していたので、なるべく前の方でど真ん中を予約した(思いっきり迫力あるゴジラを観たかった)
いやもう…
観て良かった!!!!!!
ネタバレしない程度でブッ刺されポイントを書かせていただくと、
・時代設定が戦争〜戦後なのが勝因
・永遠の0みがある(まぁ監督同じですしね)
・シン・ゴジラのゴジラよりしぶといし怖い
・神木隆之介と青木崇高に涙腺崩壊する
・やっぱりそういう予感で終わりますよね
・ヤシオリ作戦も好きだったが、今回の作戦も見もの
・吉岡秀隆すごい
・佐々木蔵之介かっこいい
・ゴジラのテーマソングに興奮する
いやね、神木隆之介と青木崇高〜のところは、伏線に気づきにくい私ですら演出的にきっとそうだろうとちょっと思ったんですよ。
不自然まではいかないけど、割と素直にそうなんだろうなと思わせる演出だったので。
なんだろう、永遠の0であったかな?そういう感じ…。それで気づいたのか、分かりやすい感じだったかは分からないのですが。
でも実戦が始まったら、その演出というか伏線のところをすっかり忘れてて、戦いのクライマックスのところでもう涙腺崩壊なわけですよ。残酷で、美しくて、悲しくて。
その後のネタバラシシーンと、青木崇高の表情がね、もう最高なんです。そこで涙が止まらなくなりました。
しかし、ゴジラって本当物語になるというか、主人公気質というかエモい←というか。
なんと言えばいいんでしょうね。
ただ歩いてくるだけ、建物や人間を破壊するのは、単に歩くのに邪魔だったから、攻撃するのはされたからし返しただけ。
ただそれだけの生き物なんですよね。
そんな生き物に翻弄される人間たちが一致団結することが物語となり、はたまた謎しかないゴジラ自体がいろいろな物語を感じさせ、ゴジラの物語自体を生んでいく。
ゴジラにはロマンがあります←?
ゴジラマイナスワンを観る前に思っていた、打ち消し合いのような作用はもちろん起こらず、むしろ上質なエンタメの嵐に飲まれて、なんかもう幸せ過ぎて泣きたくなった。
映画は月に2〜3本観るけど、この作品を世に出してくれて嬉しい…と、泣きたくなるほど心動く作品ってそうそう出会えないのでね。
いざそうなったときの興奮は凄まじいものがあります。
そして帰り道。
この思いを熱いうちに呟こうとXを開いたら、本日最後のエンタメの波がやってきた。
King & Princeの髙橋海人である。
廉を愛おしく思う
これ、オタクの戯言じゃないんですよ…?
事実は小説より奇なり。
海人くんの言葉なんです。
現在、ライブツアーピースの真っ最中のKing & Princeですが、2人の最後の挨拶レポが毎回Xには大量に流れてくる。
本当に毎回毎回、ふたりとも愛に満ちた(れんかいお互いに対してもファンに対しても)挨拶をしてくれるんだけど、12/09の愛知公演で実際にした、海人くんの挨拶が、個人的には廉くんの「俺には海人がおるし、海人には僕がいる」以来の発作が起こった挨拶だった。。
何人ものポストを見る限り、海人くんは最後の挨拶でこんなことを言ったそうで。
廉との関係性も"メンバーの一員"だった廉が"相棒"に変わって。
今まで見えてなかったいろいろな面が見えて、それがすごい愛おしく感じて。
俺らってきっと、心の底から深く繋がっているんだなって。
ふたりはいつも物理的にも心情的にもいつも傍にいて、(なんならめり込んで)お互いへの愛情が特大。
そんな、ふたりの愛情が日々、ファンに放出されるなかで、上記のこれです。
相棒の廉が愛おしいって。
愛おしいって…。
心の底から深く繋がっている、なんて…
ここまでストレートな愛情表現が海人くんの口から出るなんて。
なんかあまりに強いエネルギーにあてられて、幸せな眩暈がしました。
ここまでオタクを動揺させるとは、ものすごいエンターテイナーだなぁと(意味不明)
King & Princeって、最高ですね。
と言うわけで、最後は少し尺度の違うエンタメだったとは思うが、1日の最後の最後までこんなに上質なエンタメに溺れたことはなかったので、興奮のまま筆を取った次第だ。