【 “WONKA”を観てきました】
今年最初の映画鑑賞はこの”Wonka”でした。
"WONKA”というシンプルな題が、邦題は『ウォンカとチョコレート工場のはじまり』と長いですね。
”Frozon”は『アナと雪の女王』とあるように日本では具体的な修飾を伴う題名となります。
さて、映画の感想です。
実は数年前から授業で”CHARLIE AND THE CHOCOLATE FACTORY"を扱っているので、個人的にはこの作品の映画のイメージが強く、その映画の中のウォンカの父親が確か厳格な歯医者か何かでチョコレートなどのお菓子を食べることを許さなかったことが描かれていました。その幼い頃の強いトラウマと暗い過去が印象にありました。それに、そちらの映画にはウォンカの母親は出てきませんでした。しかし、今回の映画にはその父親は出てこなくて、母親とウォンカの母子の愛が大切に扱われていました。
内容からしてもジョニー・デップのウォンカと、ティモシー・シャラメのウォンカは全く別人?という印象です。
共通する部分といえば、どちらのウォンカもチョコレートをこよなく愛する気持ちから工場をつくるということくらいでしょうか。なのでチャーリーの映画と今回の作品はあえてリンクさせずに観に行くことをお勧めします。つまり前作を観なくても楽しめるということです。
作品としては非常にわかりやすく、ミュージカル調で台詞回しもリズミカル。映像も美しく、カラフルで、とても楽しいファンタジー作品です。
どちらのウォンカが魅力的かというのは比べられません、ジョニー・デップのミステリアスなのにコミカルなキャラクターは誰もがファンになりますし、今回のティモシー・シャラメは典型的なキラキラとした主人公キャラで素敵でした。
そして今回はなんといってもウンパルンパの存在が前作よりも重要でした。個人的に『ノッティングヒルの恋人』や『ブリジットジョーンズの日記』などのロマンティックラブコメディでヒュー・グランドは好きな俳優ということもあります。今回のヒュー演じるウンパルンパは、新鮮ですごくかわいくて、歌も踊りも性格もとても魅力的ですぐに好きになりました。
1度観たらウンパルンパの歌と踊りが忘れられなくなりますよ。
内容はぜひ実際に観ていただきたいので詳しくは書きませんが、ウォンカのチョコレートへの愛は、チョコレートが人々を幸せな世界に連れて行ってくれるという確信になり、工場を作りたいという強い想いに繋がります。その想いは前作と共通の部分であると感じました。
そしてそのチョコレート工場を開くという強い原動力には母子の愛と絆があるということも最後まで安心して見れる一筋です。美しいミュージカルファンタジーでした。
ぜひ観に行ってください。
来月はバレンタイン。世界中がチョコに夢中になる日ですね。今年はどんなチョコ菓子を作ろうかな。ウォンカの工場のチョコレートのような美しいチョコレートを求めてデパ地下に行ってしまうかも。
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