こころと脳の対話 -河合隼雄氏&茂木健一郎氏- 人の心も脳も本当はわからない
はぁい★ゆかりです🙋♀️
尊敬する心理学者でカウンセラーの故・河合隼雄さんと脳科学でメディアでも有名な茂木健一郎さんの3日間の対談を一冊の本にまとめたこちら。
あたたかく深みのある言葉で、気づきが次々に花開く読書タイム。
対人支援の専門職の方に手に取っていただきたい一冊。
お二人で箱庭療法している表紙イラストがほっこり可愛くて和みます。
【河合隼雄さんについて!】
知見と人間力の高さ、溢れ出るユーモア、決めつけない柔軟な見立て。
ユング派でありながら、ユング全推しでないまるでトリックスターのような。
京大でなかったら教壇に立てなかった、などと愉快そうに話されるそのご様子。
そして、臨床現場に立つということを何よりも大事にされていた河合氏。
彼の講話やカウンセリングセッション、受けてみたかった、本当に!
起業した今でも、河合氏は私にとって、メンターのお一人です。
レビューをお望みの方、ごめんなさい。
この記事は、本のレビューではございません。
読書感想文的な位置付けです。
【1。こころと脳の不思議】
こころの分野はえてして、科学的な実証や証明が難しい分野。
たくさんの実験データがあるにはあるのだが、当然例外も多く、型にはめにくい人のこころの神秘さ。
ただ、極限状態にあると、人は同じこころの動きを見せたり、する。
進化したり退化したり、変化という名の滅亡に向かった進化であったり。
深淵なる人のこころ。
脳のことを理解しても、こころのことがわかった、とは言えない。
脳科学の権威のおことば。
私自身、私のこころ含めた、人のこころに魅せられて止まない。
【2。箱庭と夢と無意識】
私自身は、箱庭療法を体験したことがなく。
冒頭でも述べたように、河合氏の箱庭療法、受けてみたかった!!!!!
箱庭の中に、生と死があり、無意識(潜在意識)をつかみ出すきっかけがあり、因果のしがらみを解きほぐし、シンクロニシティを体験する。
箱庭の中に、宇宙があり、人のこころの真理が表現されるのだろうか。
そして「人のこころは本人にすらわからない」そのことを大切にそっとてのひらですくうような感覚。
対人支援者、心の専門家として、鈍くならないでいたいところだな、と改めて思う。
【3。「魂」を救う対話】
関係性を扱う科学、心の科学は存在するのか?
科学的真実とは、何だろうか?
問題提起の深さと言ったら、もうそれはすごい位置。
どんなに考えあぐねても、真理に辿り着けるのか、否。
科学の限界、言葉に依存しすぎることの限界、治療の限界。
人はその限界をいかにして突破しようとするのか。
「わかった気になる」の大いなる落とし穴にはまることは、避けたい。
そして、「答え」を与えるのではなく、「悩み」を共有(共感)する。
答えは、相手の「魂」の中にある。
そこに土足で踏み込むことなく、「魂」を見つめて、共に在ること。
一人で思考の迷宮に入っていても、迷子になる。
見ている方向や視野(視座)に偏りがある。
対話の中で、やさしい灯りで照らされることによって、それまで一人では見えていなかった、でももともとそこにあったものに初めて気づくのだ。
【結びに】
私は、今まさに。
自分の力で、と言うよりも、何か大きなものや流れに運ばれて、今ここに立っている感が万感です。
おかげさまです、本当にありがとうございます。
そしていつも読んでくださるあなたにも、感謝の気持ちでいっぱいです。
ご縁のある方へ何か還元できないか、、、。
私から投じる一滴の雫が波及して、目の前の方が受け取ってくださることで、そのしあわせが世界へのしあわせの循環となる、と確信しています。
いずれまた、note読者様にも来ていただける「無料個別相談会」のキャンペーンを打ちますね。
この後、鋭意準備中!に入っていきますね。
きっとまたお目にかかりましょうね。
あなたの明日が今日よりも、あなたらしい豊かな一日であることを。
癒しと調和の祈りを込めて。