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初めての「てわたし図書館」
こんばんは。コラボレーターのいたやゆかりです。先日、情報ステーションさんの忘年会に参加するため、北習志野にある「てわたし図書館」さんを訪れました。
商店街の一角にある路面店です。クリスマスの時期ということもありクリスマスツリーが迎えてくれます。木の温もりと人の温かさに包まれたこの場所は、利用者同士が「手渡し」できるような顔の見える関係性で交流が生まれ、地域の居場所になっていることを感じました。
忘年会では、情報ステーションの理事である廣瀬さんと久しぶりにお会いしました。 廣瀬さんとの出会いは、バリューブックスさんのチャリ本事業。NPO時代に毎月、本の買取金額を寄付してくださっていました。
charibon(チャリボン)とは?
株式会社バリューブックスの古本買取の仕組みを生かし、本の寄付を集めてNPO・NGO団体や大学の活動資金に変える社会貢献活動です。
私はかつて事業型NPOを創業し、理事や事務局長として活動していました。
主な事業として、国内で民間のアフタースクール市場を創出し、新規事業として民間のアフタースクールの開業や運営支援、さらに公共スペースや大型マンション内のコミュニティスペースを活用した新しい事業の立ち上げを推進していました。
また、単に経営コンサルタントとして携わるだけでは無く、プロジェクトマネージメントをしながら、自分自身の事業としてインクルーシブ教育や拡張家族の実践・実証実験にも取り組み、コミュニケーションに特化した講座やセッションを実施するなどの活動を行っていました。
文京区の小石川で運営していた「そとんち」という事業は、トヨタ財団の国内助成の支援を受けて立ち上げることが出来ました。
2017年12月には、寄付月間の公式企画として「チャリボン at 新宿三井ビルディング」をトヨタ財団が開催。
古本等の買い取り金額をNPOへの寄付につなげる、株式会社バリューブックスの仕組み「チャリボン」をビル内のキャンペーンとして実施し買い取り金額と同額を寄付金額として上乗せし、チャリボン登録団体のうち財団の助成実績のある団体へ寄付してくださいました。
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https://www.toyotafound.or.jp/service/foundation_publications/data/2017arj.pdf
折角なので寄付月間で集まった資金を活用し、特別なイベントを企画しようと思い、当時、池袋で「ここ実ハウス」というシェアハウスを運営していた「おかあさん」に相談しました。
「年末年始と言えばマラソンや大掃除」という発想から、「チャリ本マラソン〜あなたの断捨離が子どもの未来を作り出す〜」を企画が生まれました。
この企画では、実際に関東のあちこちで大掃除をして、手放す本があると言う方を募集。 実際ににお家に出向いて、本を受け取りました。
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受け取った本はチャリボンの事業として集荷していただき、買い取り金額を私が事務局長をしているNPOに寄付。
「寄付月間」で集まった資金と併せて、映画『みんなの学校』の上映会を開催するための資金にさせて頂きました。
『みんなの学校』は、大阪の公立小学校での挑戦を描いたドキュメンタリー映画です。不登校も特別支援学級もない同じ教室で一緒に学ぶふつうの公立小学校のみんなが笑顔になる挑戦に関する映画の上映会と対話の会を開催しました。
発達障がいの有無などに影響されすぎず、「みんなで一緒に学び合える」という教育テーマ。その後、インクルーシブのスポーツ教室の立ち上げに携わったり、文京区での「そとんち」の活動へも影響を与えました。
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今も、私の中では令和市の『エンタメ福祉』としての要素や令和市おしごとセンターでのメタバース事業などに繋がっているとみています。
2021年から2022年にかけては、おかあさん(元「ここ実ハウス」の運営者で現在は野菜寿司の職人さん)と共にソーシャル映画を観るサロン「Rita」を運営。
今年は♾️場(メグリバ)の取り組みやオンラインサロン「BASE」の活動を共に行うなど新しい挑戦を続けています。
おかあさんが寿司職人として活躍している野菜寿司専門店「veggie tempo & sushi」に食事に行かせていただく機会も多く、仲良くさせてもらっています。
船橋産素材たっぷりの「船橋カレー」を堪能
忘年会の食事には、船橋市の小松菜、にんじん、梨のピューレといった特産品をふんだんに使った「船橋カレー」が登場しました。船橋市観光協会と石井食品さんの共同開発ということで、地域の力を結集した製品でした。とても美味しかったです!
本と人とのつながりを深める活動
「てわたし図書館」を訪れて感じたのは、本というキッカケを通して人が繋がることの大切さです。友達の家の本棚を見ているとその人が今まで読んできた本から考えや思想に付いての輪郭を思い描くような感覚を思い出しました。
本を通して、人の個性や価値観を知ることもできますし、会話のきっかけになることもありますよね。昨年11月から、読書会を中心とした朝活を毎日続けています。この活動では、メンバーそれぞれの個性を深く知ることができ、日々の交流がますます豊かなものになりました。
大人になった今でも近所の図書館に足を運んだり、本屋さんで本当の偶発的な出会いを楽しんでいます。
温かいひとときとこれから
今日の忘年会では、地域で活動されている方々とお話する機会にも恵まれました。 船橋市の魅力を知ることや民間の図書館を作っている情報ステーションさんの活動を知る機会にもなりました。
皆さんもぜひ、「てわたし図書館」を訪れてみてください。
本を通じた新たな出会いとインスピレーションが、起きるのではないでしょうか。それでは、味わい深く素敵な日々をお過ごしくださいね。
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