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第1回日本森林医学会学術総会にて「発達障がい者における森林浴の効果とメタバースを利用した新たな支援の形」の講演を行います

こんにちは。コラボレーターのいたやゆかりです。
2024年5月11日(土)から12日(日)に、日本医科大学同窓会館(東京都文京区向丘2-20-7)にて第1回日本森林医学会学術研究総会が開催されます。

本総会では、森林医学の研究と応用に関する多岐にわたる取り組みやシンポジウムが行われます。私は2日目の一般演題発表で「発達障がい者における森林浴の効果とメタバースを利用した新たな支援の形」というテーマで講演させていただきます。

日程とプログラム

2024年5月11日(土)

  • 開会宣言、ご挨拶、設立経緯及び活動方針説明

  • 会長講演: 座 長:今井通子 国際自然・森林医学会会長、一般社団法人日本森林医学会副会長
    テーマ:森林医学研究の過去、現在及び未来
    講演者:李 卿 一般社団法人日本森林医学会会長、日本医科大学臨床教授

  • 分科会ワークショップ

① 森林総研での森林浴・森林セラピーの取り組み 高山範理 森林研究・整備機構森林総合研究所 森林管理研究領域チーム長

② 森林浴発祥の地:赤沢自然休養林での森林浴・森林セラピーの取り組み 久米田茂喜 長野県立木曾病院名誉院長

③ 神奈川県厚木市七沢森林公園の森林浴の取り組み 谷口幸一 NPO 法人子どもとシニアのこころ支援の会(略称:NPO 法人コシコシの 会) 理事長、元東海大学健康科学部教授

④ 屋久島における森林浴と健康圏構想 杉下智彦 屋久島尾之間診療所院長

⑤ 福岡県四王寺県民の森(ワンヘルスの森)における森林浴の取り組み 今村和彦 (公社)福岡県獣医師会副会長

  • シンポジウム

司 会(座長) 大野曜吉 日本医科大学名誉教授、当学会監事 李 卿 日本医科大学臨床教授、当学会会長 演 者

① 国際自然・森林医学会(INFOM)と森林医学 今井通子 INFOM 会長、当学会副会長

② 森林医学と未病医学の共創互恵について 福生吉裕 一般社団法人日本未病総合研究所代表理事、当学会監事

③ ワンヘルスと森林医学 上田厚 熊本大学名誉教授、当学会理事

④ 森林医学とリハビリテーション医学 李卿 当学会会長、青柳陽一郎 日本医科大学大学院教授、当学会理事

⑤ 日本みどりのプロジェクトと森林医学 小林昭雄 大阪大学名誉教授、当学会理事

⑥ 森林浴とローズマリの共通点、アロマ(揮発成分)についての知見 吉田貴彦 旭川医科大学名誉教授、当学会理事

  • 懇親会

2024年5月12日(日)

  • 一般演題発表

  • 閉会


約10年程前から、発達障がいを個性として受け入れ生きることを提案し、多くの講演や座談会に携わって参りました。この度、学会で講演するのは初めての機会です。

自然体験などの企画をご一緒している森の演出家協会代表の土屋一昭さんから一般社団法人日本森林医学会会長、日本医科大学臨床教授である李 卿先生の取り組みに関しては以前から伺っていました。

RingNeFestivalなどでお力添えいただいている南足柄・小田原地域で活動される方から李 卿先生先生をご紹介いただき、今回の講演の機会のお声がけをいただきました。

「発達障がい者における森林浴の効果とメタバースを利用した新たな支援の形」という題材にしました。概要は下記の通りです。

本発表では、発達障がい者の生活支援として森林浴がもたらす潜在的な健康増進・疾病予防効果について述べるとともに、メタバースの活用による支援の新たな可能性を探る。

日本で森林浴が提唱されて以来、多くの科学的研究によりその健康効果が認められている。

特に発達障がい者においては、五感を刺激する森林の環境が、ストレスの軽減、集中力の向上、そして自律神経のバランスを整えるなどの効果につながるのではないかということに関して、自らの経験を元に述べる。

また、森林浴での効果や周囲の環境や生態系が発達障がいやうつの症状を軽減させる仮説と並行して、仮想現実の世界であるメタバースを利用した社会参加の場の提供実績についても報告する。

発達障がいを抱える人はゲームなどが好きだという傾向が強く、ゲームとの親和性も高く、NOCODEの技術を用いてメタバース空間を作ることができるという特性を持っている。

メタバース内での活動は、身体的・地理的制約を超え、発達障がい者が自分らしく活動できる環境を提供する。森林浴とメタバース空間の二つのアプローチにより、発達障がい者が直面する多くの生きづらさを緩和し、彼らのQOLの向上を図ることが期待される。

本発表は森林浴の具体的な健康効果に光を当てると共に、オンラインやメタバースという新たな技術を用いて、どのように発達障がい者の支援が進化していくかを探究する。

これにより、実際の森林浴とオンラインやメタバースでの関係性構築の融合が、新しい予防医学およびリハビリテーション医学の一環としてどのように機能可能かを示す。

この発表と共に、国内外の森林医学関連の学術集会での更なる議論を呼び水として、森林環境の保全及び発達障がい者への具体的な支援策の普及に寄与したい。

ここ数年、自然体験を企画したり、発達障がいを抱える人達とのオンライン都市令和市での交流や就労支援やメタバースの活動を通して、森林医学がどのようにして発達障がい者の支援に寄与できるか、そしてメタバースが新たな可能性を持っているかについて自分なりに考えてきました。

自然体験の企画

オンライン都市令和市での取り組み

令和市おしごとセンターでの取り組み

メタバースでの取り組み

私は植物と人間のあわいを巡る小説『RingNe』を原作とするイマーシブ・フェスティバル「RingNe Festival」の運営にも関わっています。

このフェスティバルは、運営メンバーそれぞれの理想やそうぞうを現実に落とし込む過程や生態系を意識したコミュニティ創りを通して新たな世界そのものを構築していることと繋がっていると感じています。

日頃、活動分野が異なる方達に様々な取り組みを知っていただくことで、さらに必要としている人へ届けることができるのではないかという可能性を感じ、学術総会での発表を心より楽しみにしています。

国内外の専門家との貴重な意見交換を通じ、「まだ生きてても良いという明日への希望」を持つことのできる人を増やし、生きづらさを感じている人を減らしていきたいと考えています。それでは、味わい深く素敵な日々をお過ごしくださいね!

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いたやゆかり/コラボレーター
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