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HKT48×6年生総合×キャリア教育×ゆめナビ授業③|出前授業

🐱事業紹介🐱

1.ゆめナビ授業第3弾!先生たちのリクエストに応えて✨


このたび、スポットティーチャーは福岡市教育委員会から最優秀事業者に選定され、アントレプレナーシップ教育「ゆめナビ授業」に携わることになりました👏

今回はその第3回目の授業をご紹介します。

☟2回目のゆめナビ授業はこちら☟

急激に変化する社会で柔軟に対応する力と体力を育むため、子どもたちのチャレンジマインドを養い、質の高いキャリア教育を目指します。起業家や著名人が小学校に訪問し、講話や体験活動を通じて、児童が夢や希望をもつことを支援します。

ゆめナビ授業の目的

3学期にかけて抽選で選ばれた10校を担当します。(すべての学校に携わりたかった…!ご応募いただいた皆様、ありがとうございました!)
ゆめナビ授業では先生方から授業スタイルやゲスト希望をヒアリングし、オーダーメイド型で実施しています。今回のリクエスト内容は…

1️⃣ 普段なかなか聞けない職種の方
2️⃣ 国語の学習にも活かせるよう質問できる時間があるとよい
3️⃣ 自分に自信がない女の子もいるので、女性のゲストが望ましい

そして今回、特に3つ目の「自信がない女の子のために、キラキラ輝いている女性が良い」という言葉が印象的で、思い切ってある方にオファーしました!

しかし、大変お忙しい方のためスケジュール調整が困難を極めましたが…なんと!授業をお願いできることに✨

その方とは…
HKT48の坂本愛玲菜さんです!!!

な、なんと!!
スポットティーチャー初の現役アイドルによる特別授業が実現🙌

当日までゲストの名前は子どもたちに内緒!果たして、子どもたちはどんな反応を見せるのか?

ちなみに、坂本愛玲菜さんの愛称は“えれたん”。親しみを込めて今回の授業レポートでは“えれたん”と呼ばせていただきます😊

どんな授業になったのか、紹介していきます!お楽しみに~✨

2. 目の前にアイドルが現れた!!!


__今回は、福岡市南区にある鶴田小学校に伺いました__

当日までゲストが誰かは子どもたちに内緒にしていました。現役アイドル・坂本愛玲菜さん(HKT48)が可愛い衣装で登場した瞬間、子どもたちは目を丸くしてびっくり!

担任の先生の簡単な紹介の後、自己紹介をスタート。
「みなさんこんにちは!HKT48の坂本愛玲菜です。今日はキャリア教育として、アイドルがどんな仕事をしているのか、私が12年間の活動で学んできたことをお話しします。みなさんの人生がもっと輝くヒントになれば嬉しいです!」

その後、えれたんがHKT48の概要をわかりやすく説明。HKT48がAKB48の姉妹グループであること、総勢50名のメンバーが在籍していること、最年少メンバーがちょうど小学校6年生と同じ12歳であることなどを話してくださいました。最年少メンバーが同い年と聞き、子どもたちはさらに驚いていました!

「普段行っているコンサートの動画をみせますね!」
と言ってコンサートの映像を流してくれました。

映像を見せながら、
「私もいるので探してみてね!」
「この曲は3~4時間でレッスンして覚えました。」
「笑顔で歌って踊っていますが、本当は息切れするくらい大変です!」

など、普段なかなか聞けないアイドルの裏話を交えた解説に、子どもたちは興味津々。リアルな体験談を間近で聞きながら映像を見るという、贅沢なひとときでした。

動画を観ながら合わせて踊るえれたんが最高に可愛かったです…❤

そして、いよいよえれたん自身のアイドル人生を振り返る時間へ。
「これから私がどんなアイドル人生を送ってきたのか、お話ししますね!」

さぁ、現役アイドルによる特別なキャリア教育授業が本格的に始まります✨

3. アイドルの世界とは???


冒頭でも説明がありましたが、えれたんがアイドルの世界に飛び込んだのは12歳の時。6年生とほとんど変わらない年齢です。もともとからアイドルになりたくて自分でオーディションを受けたわけではなく、従兄弟のお母さんから勧められて応募してみたところ、合格したという経緯がありました。

スライドにはアイドルデビューの日の写真が映し出されました。
「これが私のお披露目の日の写真です。2013年11月2日にデビューしました。この日は中学校の合唱コンクールと重なっていて、私は伴奏を担当していました。ピアノを弾いた後、結果を聞かずにお披露目会場へ向かいました。後で聞いたら、合唱コンクールで金賞を取っていました!デビューも無事成功し、どちらも良い結果になったので、とても思い出深い日です。」

えれたんはさらにこんな裏話も教えてくれました。
「ただ、お披露目の前の2か月間はレッスンや筋トレ、基礎トレーニングなどが毎日続きました。オーディションに受かったものの、デビューできるかどうか不安で、葛藤もありました。
実際にデビュー日が決まって、お披露目された日の客席に広がる星空のようなペンライトの景色がとってもきれいで『アイドルってこんなに素敵な職業なんだ』と強く感じました。オーディションを受けて本当によかったなと思いました。」

さらに、2014年にはHKT48として紅白歌合戦に出場した経験も話してくれました。舞台裏で有名スターと会ったエピソードには、子どもたちも興奮していました。

しかし、華やかに見えるアイドル生活にも厳しい現実がありました。

「私は研究生として約2年半活動しました。この期間はAKB48グループの中でも長い方らしく、HKT48の3期生は特に苦労したねと言われる世代です。毎日自主練に通い、先輩のポジションを覚える日々。先に昇格して活躍する同期を見て悔しい思いもしました。『なぜ私は正規メンバーになれないんだろう』と初めての挫折を経験しました。」

特に子どもたちに衝撃を与えたのは、正規メンバーに昇格するまでの長い期間と努力の話でした。えれたん自身も「2年半が本当に長くて、これ以上伸びたら辞めようかと思ったくらい辛かった」と当時の葛藤を振り返りつつ、こう付け加えました。

「でも、この期間にいろいろなポジションを覚えたり、たくさんの経験を積むことができました。この長い研究生期間があったからこそ、忍耐力や度胸がついたなと思っています。」

えれたんの正直で包み隠さない話は、子どもたちに「アイドル」のイメージを覆すと同時に、困難に直面しても諦めず努力し続けることの大切さを教えてくれたのではないでしょうか。

4. 努力が実を結んだ瞬間たち


17歳:初の選抜メンバー入り

HKT48は約50人のメンバーが在籍する大所帯。
その中で、選抜メンバーに選ばれるのは16人ほどと非常に狭き門です。えれたんが選抜入りを果たすまでに、4年の歳月がかかりました。
「人数が多い中で、どうやって個性を出すか悩みました。でも自分の強みである歌に注目して、動画をアップするなどの行動を起こしました。その結果、選抜入りという夢を叶えることができ、本当に嬉しかったです。努力すれば報われると実感した瞬間でした。」と当時の思いを語ってくれました。

選抜メンバーとしてMステに初めて出た時の写真の紹介をしてくれました。

18歳:AKB48総選挙で初のランクイン

「18歳の時、初めて総選挙でランクインすることができました!」と話すえれたん。総選挙とは、ファンが推しメンバーに投票して代表メンバーを決めるイベントです。この年、彼女は339人中87位に入りました。

「それまで何度も圏外で悔しい思いをしてきました。学校の友達にランキングを聞かれるのが気まずい時もありましたが、自分の強みを活かして試行錯誤した結果、ようやくランクインすることができました。この時の投票数。17258票というのはファンの方の愛が1票1票つまった票数なので、その票をいただき、入れたというのがすごくうれしかったですね!もう本当にうれしくって、今まで大変だったこととか辛いこととかが全部報われた気持ちになった瞬間でした。」

AKB48歌唱力No.1決定戦で上位入賞

初出場で決勝進出を果たし、ファイナリストとして8位という結果を残したえれたん。155人の出場者の中での快挙に、子どもたちからも自然と拍手が沸き起こりました。

「歌が好きで得意だったので挑戦しました。1位を目指していましたが、実際に出てみたら魅力的なメンバーがたくさんいて、こんなにうまい子たちがたくさんいるんだ、上には上がいるんだと実感しました。そして自分の個性を大切に、楽しく歌うことが一番だと感じました」と教えてくれました。

__はじめての作詞に挑戦__

ある時、「詩を書いてみませんか?」という募集があることを聞いたえれたんは、すぐに手を挙げ、1週間で詩を完成させ応募しました。その結果、初の作詞が採用されました。
後から聞いてみると同じように他のメンバーにも声がかかっていたそうですが、すぐに反応し書き上げたのがえれたんだったそうで「“チャンスを掴むにはスピードが大事”と学びました」と、子どもたちに行動力の大切さを教えてくれました。

21歳:映画主題歌に抜擢

21歳の時、北九州映画『想い出を、ラブソングにのせて』の主題歌を担当することに。「歌を続けてきた努力が実ったと感じ、とても嬉しかったです」と喜びを語りました。そして実際にその映画の映像も入ったプロモーションビデを解説しながら見せてくれました。

23歳:『太鼓の達人』でフルコンボ達成

最後にTBSの番組『神業チャレンジ』で「画面隠し」に挑戦し、見事フルコンボを達成した時のスライドが映し出されました。
「「太鼓の達人」得意なメンバーいる?とある日聞かれて「私得意です!」って手を挙げたら、まさかの「画面隠し」でした。でもせっかくのチャンスだし、地上波に出たらファンの方も喜んでくれると思い、その一心で、めちゃくちゃ練習しました。そして「フルコンボ」達成しました!」

自分が小さい時に何気なくやっていた好きなことが、今こうやってお仕事につながって感動しました。だからみなさんも、今ゲームとか、スポーツとか、自分の好きなものをすごく大切にして、生きていけば、絶対に何かつながったり、生きがいになったりすると思うので、今好きなものを大事にしてほしいなって思っています。」
と、子どもたちに向けてメッセージを送ってくれました。
                  

4.プロの歌声とアイドルとしてのメッセージ


現役アイドルであるえれたんが語るエピソードは、普段なかなか聞くことのできない貴重なものばかりでした。しかし、その背後には多くの努力や悩み、葛藤があったことを知り、子どもたちも、遠い存在だと思っていたアイドルが実は自分たちと同じように日々の努力を積み重ねていることを感じられたのではないでしょうか。

最後には、えれたんから子どもたちへの歌のプレゼントがありました。

歌ってくれたのは、実際に鶴田小学校6年生が卒業式で歌う『旅立ちの日に』。この曲を生で聞く機会を得たいと思い、事前に相談したところ、快く引き受けてくださったおかげで実現しました👏

きれいな歌声をきかせてくれました~✨

また、えれたんは最後に以下のようにメッセージを送ってくれました。

「アイドルはたくさんの方と出会える職業です。ファンの方やスタッフさん、そして今日もこうしてみんなと出会うことができました。辛いことや大変なこともたくさんありましたが、努力は必ず報われるとは限らないけれど、誰かがその努力を見てくれているというのをこの12年間で感じました。だから、みんなも自分の夢ややりたいことがあれば、宿題や習い事で大変な日々でも、一生懸命目の前のことに取り組んでいれば、きっと道は開けると思います。好きなものを大切にしながら、自分らしく正直に生きていってほしいです。」

さらに、「私自身、仕事が忙しくて学校にあまり通えなかったので、今でも仲良くしてくれている友だちがどれだけ大切かを感じます。それはお金では買えない大切なものなので、みんなも友だちや先生を大切にして生きていってほしいです。」
これらのメッセージは子どもたちの心に深く響いたようです。

最後の時間は質疑応答にあてられました。子どもたちからは次々と質問が飛び出し、大いに盛り上がりました。
・アイドルになって1番楽しかったことはなんですか?
・子どものころ好きなゲームはありましたか?
・どんな種類のテレビに出ることが多いですか?
・好きなアイドルはいますか?
・好きなスポーツはありますか?
・男のぼくでもアイドルになれますか?
・これからの将来の夢はありますか?
・今までで好きな衣装はありますか?

どの質問にも、えれたんは終始笑顔で丁寧に答えてくださいました。アイドルに直接質問できる機会や、共通の話題が多く出てくる親しみやすさに、子どもたちは大喜び!

短い時間ではありましたが、双方向のやり取りを楽しむことができ、子どもたちにとってもえれたんにとっても、貴重な思い出となった時間でした😊

最後の質問。1番好きな衣装を着ての授業登壇だったと教えてくれました♡

今回授業を受けた子どもたちや先生の感想を紹介させていただきます。

子どもたちの感想✨ほんの一部です!
担任の先生からもいただきました✨

先日、アイドルのキャリア教育授業をさせていただきました!HKT48の坂本愛玲菜です。

このお話をいただいたときは、授業は受ける側で、やったことなんて人生で一度もなかったので私にできるのかな〜とドキドキな気持ちでした。でも、頂いたご縁なのでこの機会に今まで私がやってきたことの中で、子どもたちに何か教えられることがあればいいなと思い、今回授業をさせていただきました。

初めての授業は、とても緊張したのですが、すごくすごく楽しかったです!まずHKT48のことを知ってくれている子はいるのかなと不安だったのですが、思っていた以上に知ってくれている子が多く、子どもたちも想像以上に純粋で、真っ直ぐな眼で私の授業を聞いてくれていたのが印象的でとても嬉しかったです。
「アイドルという職業は、キラキラしている部分だけではなく、その裏の大変さだったり、やり甲斐だったり、今までの活動の中で培った考え方や努力の方法、どんなことがあっても頑張っていればいいことがあるよ」という私なりの生き方をお話させていただきました。

実際に授業をやってみて、人に何かを伝える、というのはとてもエネルギーがいるんだなと思いました。今まで色んなステージに立たせていただいてきたけれど、初めての緊張の種類でした。先生方、凄いです。

すごく緊張したし、ドキドキしたけれど、子どもたちが沢山質問してくれたり、衣装を見て可愛い〜って言ってくれたりして、アイドル冥利に尽きるな〜、アイドルになってよかったなって心から思った日でした。
帰り道に、今までにない温かい気持ちになってすごく幸せな気持ちになって、私の方が元気もらってしまいました。

中学1年生でアイドルに入り、あまり学校で青春できなかった私が、アイドルになって学校に行ってアイドルについて授業をさせていただけるなんて…感慨深かったし、学校大好きだったので、昔を思い出して、すごく胸が高鳴りました!

授業をさせていただいた子どもたちの未来が、少しでも明るいものでありますように!と願っています。

自分次第で道は開けて、努力した分だけ自信を持てるようになって輝けるようになることが少しでも伝わっていたら嬉しいです。
貴重な経験をさせていただき、本当にありがとうございました!

えれたんからは、こんなにもたくさんの感想をいただきました✨

6.今回のゆめナビ授業のまとめ


現役アイドルが自ら子どもたちに向けて自身の体験を語ってくれるという、まさに夢のような授業を実現することができました。

この日の実現に向けて、日程調整から内容の確認まで、長い時間をかけて準備を進めてきました。えれたんやマネージャーさんが多忙なスケジュールの合間を縫って何度も打ち合わせや準備に対応してくださり、本当に感謝の気持ちでいっぱいです。心からありがとうございました👏!

えれたんが講話の中で何度も「勇気を出してチャレンジしてよかったと思うことがあった」と話してくれましたが、私自身も思い切って授業をお願いして本当によかったと感じています😊

今の子どもたちは、テレビだけでなく、スマートフォンやパソコン、SNSなどさまざまな場所で活躍する人たちを見る機会があります。しかし、そうした方々の本音や思いを直接聞く機会はなかなかありません。多くの場合、キラキラした表面だけを見てしまいがちです。だからこそ、今回のように現役アイドルから直接、苦悩ややりがいについての生の声を聞ける学びは、とても貴重な経験になったのではないかと思います。

3学期に入り、卒業に向けてさまざまな練習や準備が本格化する中で、6年生たちがこの授業を通じて得た気づきや思いが、これからの人生の励みになればと願っています。

子どもたちにわかりやすく、そして心に響く形でメッセージを届けるために、たくさん考え、準備をしてくださったえれたんに、改めて心から感謝申し上げます。本当にありがとうございました😊!

【えれたんの各種SNSリンクは下記に貼り付けておきます】

◆ Instagram
Erena Sakamoto(@erena_hkt48) • Instagram写真と動画
◆X(旧Twitter)
坂本愛玲菜(@Ern807hkt)さん / X
◆TikTok
坂本愛玲菜🐥 (@807_chan) | TikTok
◆RKBラジオ『坂本愛玲菜と「ある音楽」』
坂本愛玲菜と「ある音楽」 - RKBオンライン

えれたんSNSまとめ

【おまけ】

6年1組と記念写真
6年2組と記念写真
子どもたちのお見送りまでありがとうございます✨
左:授業をした多目的教室で
右:給食を食べている子どもたちと最後のお別れ

ゆめナビ授業、第3校目は鶴田小学校でした!
当日までの段取りから温かく迎えてくださったこと、心から感謝しています。鶴田小学校の皆さん、本当にありがとうございました~🐱


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