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子どもも育ち、担任も楽になる給食指導

1. 給食は毎日あるものなので…


給食指導…。

本当は統一されていないといけないのでしょうが、先生によって指導法に少しずつ違いが出る分野だと思っています。
食べることが大好きで「給食命」だった私の場合ですが、給食指導においては“子どもたちの成長”を促す指導になるように心がけていました。

何が正解とかありませんので、参考にできるところはしていただけたらと思います。

2. 私が行っていた給食指導10選


【 ① 給食当番のバランス】

基本的にはABCと3グループできます。その3つのどの当番の子どもたちにも人数等負担がいかないように考えます。

  • 例えば高学年は委員会活動があるので給食中に抜ける委員会が固まらないように配慮 (給食委員会、放送委員会など)

  • 不登校の子が学級に複数人いる場合はグループを分けておく。

  • 1年生にとって運ぶものによってはすごく重い物(食器や大きいおかずなど)があるので、1学期の間は調整するなど工夫する

※1学期に様子を見て、2学期に調整でもいいですね!

【 ② 準備・片付けは素早く】

タイマーを活用し、すばやく準備!

常に時間を意識させることで、「食べる時間の確保」「昼休みの確保」ができます。おかげで1年生でも返却は1番でした♪

【 ③ 大人から給食は配膳する】

担任が出張や何かあった時に、お休みだった場合、補助に入ってくださる先生方の給食がないとなったら大変失礼なことです。なので、大人から給食は配膳するという習慣を日頃からつけておきます。気持ちよく補助に入ってもらえる学級を目指してました。
※専科の先生の場合、職員室から給食を持ってあがられる先生もいますので、そこも含めて確認できているといいですね!

【 ④ 量の調節は必ず担任がする】

  1.  子どもたちは全員同じ量を配膳する

  2.  「いただきます」をする(食べ始める)

  3.  減らす子は食べれる量を担任に申告し申告があった分は減らす。

  4.  おかわりしたい子で全部つぎわけて、食缶を空にする。

①をする理由としては、栄養士さんが一生懸命考えてくれているその学年に相応しい適量を知ってほしいため。
③④を私が全てする理由は、学級の子どもたち1人1人が食べれる量を把握できるので「たくさん食べれるようになったね。」など声もかけれるし、給食を心配している保護者の方にもすぐにお話できるため。

【 ⑤ おかわりやデザートは全員に権利がある】

おかずのおかわりは私が全てやります。子どもたちだけに任せると、給食は弱肉強食がでやすいと言われているので1人の子が欲張ってとりすぎたり、本当はおかわりしたい子が言い出せなかったりすることを防ぎます。なのでまずは人数を見てみんな同じ量で1度おかわりをし、それでも余った場合は再おかわりでつぎわけてあげます。

そしておかわりは全員ができます。減らした子もです。デザートなども全員にチャンスがあります。給食費を保護者の方が払ってくださっているので、おかわりするチャンスは全員にあるべきだと思っています。(もちろん時間内に食べるという約束つきです。)

【 ⑥ 担任が美味しそうに食べる】

行事食、世界の食べ物、旬の食材など、給食は本当にいろんな食べ物が日々並びます。なのでもともと苦手ならいいんですが子どもたちによっては、見た目や印象だけで苦手と決めつけている場合があります。担任が「美味しいよ〜!」「この献立はめずらしい!給食に出るなんてすごいな〜」

「これ、食べとかないと損だね!」「今、大人の人たちに大人気なんだよ〜」など。

いろいろな声かけをしてあげるだけで、

「ほんとだ!美味しい!」「献立見て心配やったけど食べれた!」など、結構食べれる子が続出します✨特に低学年などは効果あるんでやってみてください♪

【 ⑦ 学習の補助】

5、6年担任の時はとにかく授業パンパン!

黙食の時間は「歴史にドキリ!」を流したり、運動会のダンス動画を流したり、音楽発表会の合奏を流したり、卒業式の歌の低音パートを流したりしていました。効率よく練習できるようにここぞとばかりに給食時間も有効に使う時もありました。

【 ⑧ 時間の意識】

◯分から片付け、◯分ごちそうさま。と時間の意識は何年生であろうとしています。学校は細かい時間管理がされていますので、給食も同じように時間を見ながら行動する習慣をつけるよう皆で頑張ります。

【 ⑨ 感謝の気持ちをもつ】

栄養士の先生、給食室の先生方、材料を提供してくれる方々、配送業務の方々など、給食が私たちのもとに届くまでに本当にいろいろな方々が関わってくださっていることに感謝の気持ちをもってほしいと思っていましたし、それを伝えるのは担任の役目だと思っています。5、6年などは家庭科も始まり、なおいっそう食への興味が育つチャンスです。給食や食への感謝が生まれるとお家の方も毎日献立を考えてくれて、忙しい中ご飯を作ってくれて、それを食べれるありがたさを感じることができるようでした。意識するって大切ですよね✨

【 ⑩ 担任を先頭に食を楽しむ!】

究極、これが1番かもしれません😊

おかわりが毎回長蛇の列だったり、子どもたちが「先生、大盛にしといたよ♡」「先生!今日は◯◯ですよ!楽しみですね!」「ほんと美味しいね〜!」と給食好きな子が増えるのは私が給食を誰よりも楽しみにし、食が好きだからかもしれません笑

3. この投稿を残す理由…


好き勝手語ってきましたがこれが正解というわけではありませんので参考にできるところだけ参考にしてくださいね!

給食指導についてまとめてみました。先生方それぞれに想いがあると思いますので参考程度にしてください✨

まだ経験が浅くて、今まであんまり給食指導について教えてもらったことないなという若い先生方にはそれなりに参考になるかと思います。

またこの投稿でいえば「③ 大人から給食は配膳する」に関係があると思うのですが、あるSNSで教室に学習支援?として入られているような方が、自分の給食が最後に配膳されて量が少なかったり、給食がなかったりした経験を嘆かれている投稿を見つけまして…。

自分はいつも大人から配膳するようにしていることが当たり前だったのでそういう事態はなかったのですが、もしかすると私が学年主任をしていた時もそういった細かいことまでは共有してあげれていなかったかも…と思いまして、このnoteにも投稿として残しておこうと思いました。

給食指導は毎日のことですし、もうきちんとやり方を確立させているされている先生方もいると思いますし、私のやり方が正解というわけではありませんので、参考程度に見ていただけたらと思います。

アレルギーの対応等においては本当に学校単位で違うと思います。そしてアレルギーは特に命に関係することですので、その学校の工夫されたやり方やベテランの先生方などにしっかりと聞かれるようにしてください✨


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