中学受験競争から降ろして、心を癒し、本来の学びに向かわせてあげたい
こんにちは、文章力養成コーチの松嶋です。最近、うちの子は、受験に向かないのでは?と、お子さんのことで悩まれている保護者の方々とお話しする機会が増えています。実は私は30年以上前から、中学受験という過酷な競争が全ての子どもに適しているわけではないと感じてきました。受験塾が数多く登場し、競争が激化していた頃、四谷大塚の準拠塾で教務のアルバイトをしていたのが、私が教育の世界に入ったきっかけです。当時は家庭教師もしていましたが、詰め込み型の教育が主流で、1週間でことわざをも100個覚えさせるような勉強が、子どもを成長させると思っていた時期もありました。
しかし、競争の中で疲れ切ってしまい、心が追い詰められてしまう子どもたちを目の当たりにすることもありました。うまくいっているように見えても、実は「親が言うから」と勉強に主体性を失ってしまった子や、希望の中学に合格しても燃え尽きて不登校になってしまう子、逆に不合格が続き、親のプレッシャーで無理に遠方の私立中学に通う子もいました。やっと合格したと思ったらすぐに次の先取り学習が始まる、まるで降りられない特急列車に乗せられたような状態に、子どもたちはどう向き合えばいいのでしょうか。
私は、これまでの指導を通じて、多くの子どもたちが自分を見失いそうになっている現実を見てきました。作文や表現を通して「ゴールのない指導」を行う中で、公立中高一貫校の合格に繋がることもありましたが、私は競争や比較に重きを置かず、一人ひとりが本来の力を育める指導を大切にしています。
最近は、学習支援が必要な子どもたちをサポートする仕事も増え、受験戦争の中で悩む親御さんたちの不安や迷いをますます感じるようになりました。そんな中で、過熱した中学受験から抜け出すためのステップや、心を癒しながら学び直しを支える方法を考え、一人ひとりが自分のペースで成長できるようなサポートをしていきたいと思っています。
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