あたらしくないもの
ある年明けの二日。
妹のお家に集まり家族でおせちを食べていたら天井から水が漏れてきていました。
「えー!!!」
上の階の方がどうやら洗濯機の水を出しっぱなしにしていたみたいでした。
家族全員が今までそんな経験は一度もありませんでした。
「新年早々なんだかこわいな」
「上のひと水で床だいじょうぶなの?」
なんて話ながらテーブルに戻りみんなでおせちを食べました。
上の階の方は気づいてなかったようで、知らせてくれてありがとうございます。と言っていたみたいです。
それから三月。
十一日に津波が来ることになります。
今年の年越しは同級生のお父さんがご住職のお寺で迎えました。
一年のお札や御守りを持っていきその時お焚き上げしていただきます。
ことしは、風が強く、なんど試みても火が消えてしまうということで後日お焚き上げするとのことでした。
小さい頃から来ていますが、こんなことははじめてでした。
今月の二十二日、約二百五〇年ぶりに水瓶座で木星と土星がぴったりと重なり地の時代から風の時代に変わるようです。
目に見えないウイルスに翻弄されて繋がる手段に透明な壁が見えるようになって
情報が二転三転する速さよりもウイルスの進化は速くて
まだ風の時代に追いつきそうで追いつけてないわたしたち地の時代のひとが風に追いつこうとしていた、風の時代までのさいごの一年。
冬になり火事の様子をSNSで見かける機会が増えました。
火(正義)を操るのは風(情報)。
風の裁量ひとつで決まる。
火とは。暴走すると怒りに変わる。
火は浄化でもあります。
怒りの浄化。
地が鳴り(地震)
水が暴れて(津波、台風)
風が結び(コロナ)
さいごは
火で浄化する。
節目の約前後十年。
まるで地球が膿を出してるみたいに。
マスクなんていらなくて、手をとりながらあははと笑えるいつもの世界には
あたらしくないものの尊さがより満ちてく。
ありがとう地の時代。あったかい。いい時代でした。のこりも楽しみます。