SEO対策のKPIについて考える
狙ったキーワードで検索上位を獲得したら良い評価につながるのでしょうか?
それともPV数が設定目標値を超えた場合なのでしょうか?
今回のnoteは、みなさんの考えやご意見をいただけるととても嬉しいです。
SEOは成果が出るまで時間がかかる
私はコンテンツSEOというものに携わって約1年。大きな引き継ぎもなく手探りで今日までやってきてしまいました。
自社の評価制度は半期に一度。つまり6ヶ月です。
評価がつけにくい。
前回の記事でもお話ししましたが、1本のコンテンツを公開しても成果(検索上位に表示される)として現れるのは2〜3ヶ月ほど。SEOの評価はすぐ現れません。
おまけに、キーワードの検索ボリュームを予想できても、いつ跳ねるのか正確なタイミングはわからない。
自身の目標設定を見つめ直す良い機会となりました。
良い結果とは何か?
コンテンツSEOにとって【良い結果】とは何かを考えてみることにしました。私は某アパレルのコンテンツSEO担当。ページ内には自社の商品を掲載します。
それを踏まえ、目的の優先度は以下の通り。
売上向上
PV数(アクセス数)向上
コンテンツの検索上位表示、またその維持
では……
商品が売れなかったら、PV数を落としたら、コンテンツを作成しても上位表示されない・もしくは下落した場合には必ずマイナス評価なのでしょうか?
当然競合他社も同検索キーワードでコンテンツを作成しますし、コアアルゴリズムアップデートにより、順位変動もあるので難しいですよね。
時々耳にする「未対策キーワードで○位以内にする」というものも自分の首を絞めます。
社内によくSEOを理解をしている方や、専任のスタッフが在籍していれば心強いですが、担当者が1名の場合やSEOへの知見がない方が多いような環境だと心細いでしょう。
私も時々「SNSで拡散すれば良いんだよね?」「流入が多いから上位にあるんだよね?」と言われると、どこからどこまで説明すれば良いのか……と頭を抱えます。
私が考えるSEO対策のKPI
上記を踏まえ、私が出したKPIはこちらです。
更新数
リライト・在庫確認
PV数
更新数
「1ヶ月あたり○本更新する」と決めています。もちろんクオリティは落とさずできる範囲で。更新が滞っていると、未対策キーワードでランクインもできませんからアラートになります。外注であってもデバックの量が多いとヘロヘロになります。
当の本人はコンスタントに更新できず、0本の時もあれば10〜15本更新する時もあります。(関係者の皆様、申し訳ございません)
リライト・在庫確認
コンテンツを新規作成後、成果が出るまで時間がかかります。更新するだけでなく、同時に既存のコンテンツのメンテナンスをしています。
リライトは既に検索上位にあるものというより、2ページ目以降に位置しているものを中心に行なっています。情報の更新やタイトルの変更などを行い、2ページ目以降にあったコンテンツが上位5位以内にランクインするという結果にもなりました。
在庫管理は売り切れ商品の入れ替え、季節が変われば春夏物から秋冬物に変更と定期的に行なっています。
着任後コンテンツの量が倍以上に増えたので、今はこのメンテナンスをこまめに行なっています。
在庫管理に関しては、業種が異なればセッション数、広告クリック数、問い合わせ数などに変わってくると思います。
PV数
わかりやすいひとつの指標ですよね。
キーワードの検索ボリュームからPV数の目標を設定するのも良いでしょう。私の場合は、各月・四半期・年度で前年比+○%位とそれぞれ目安となる数字を決めています。
コアアルゴリズムアップデートや、想定外のケースもあるので、【ガチガチな目標】というよりは【柔軟性のある目標】にした方が良い思います。
あくまでも私が考える基本のKPIなので、ご参考までに。
ゴールを意識したKPIを設定
一番忘れてはいけないのがゴールとなる、コンバージョンポイント。
スポーツにも目的がありますよね。勝ち負けなく、終わりも見えない試合はプレイヤーにとってかなり辛いと思います。
SEO対策にも同じことが言えると思います。もちろんPV数もとても重要です。集客に繋がりますからね。ですが、集客・PV数が向上するだけで良いのでしょうか?
最終目標はゴールさせること。
そのゴールが業種によって商品購入、メルマガの登録、サンプル品の請求など様々ですが、部門ごとに目標が大きく変わることはあまりないと思います。
KPIを設定し、1項目が達成できなかったとしても最終的なゴールにつなげていきたいですね。
みなさんは何をKPIとしていますか?
よろしければコメントで教えてください。
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最後までお読みいただきありがとうございました。
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