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わたしの不思議な実体験

こんにちは。
自己受容専門カウンセラーのゆかです。

わたしは
ありのままの自分を認められず
生きづらさを感じている人が

・自己受容をして自分責めを卒業し
・唯一無二の自分に生まれ変わって
・本当にやりたいことに挑戦できるようになる

ためのサポートを行っています。


今はカウンセラーの仕事をしている
わたしですが

かつてのわたしは
自己受容が全くできず
本心を隠して我慢し続けていた人間でした。

今回は
わたしが自己受容できるまでに経験した
ある出来事についてお話しさせてください。

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かつてのわたしは
周囲の人々から
「いつも笑顔でニコニコしている」
と言われていました。

仕事で頼まれごとをされても
嫌な顔ひとつせず
いつも笑顔で引き受ける。

そんなわたしのことを
上司は「使いやすい」と言い
同僚は「助かる」と言ってくれました。

他の人が嫌がる仕事であっても
いつも笑顔で引き受ける自分だからこそ

「みんなの役に立っている」

と思っていました。

たとえ自分の仕事が溜まっていても
人から頼まれたことを優先的にこなす
わたしだからこそ
価値を見出してもらえる。

本気でそう思っていました。

だけど
表向きの笑顔とは裏腹に
心の中では
本当の自分がささやいています。

めんどくさい。
これじゃあ
いつまでたっても自分の仕事が終わらない。
けれど断ればガッカリされてしまう…

心の中の本音は隠したまま
表向きの笑顔を作って
みんなから褒められる自分でいることに
必死でした。

表向きの顔と
心の中はまったく一致していないのに
無理をしてでも笑顔で仕事を引き受けることは
苦しくはありませんでした。

なぜなら
自分の心の中を表に出さず
人の言うことを聞くのが当たり前だと
子どもの頃から思ってきたからです。

わたしにとっての当たり前をやっていた。
ただそれだけだったのです。

しかしある時を境に
一人で過ごしていると
心の中に溜まった何かが
イライラや怒り、悲しみとなって
現れるようになりました。

突然ムシャクシャして物に当たりたくなったり
悲しくなって涙が出てきたり…

一体何が起きているのか
全くわかりませんでした。

当時のわたしには
自分が想いを溜め込んでいるという
自覚がなかったのです。

感情を必死に抑え込み
どうにか自分を保とうとしましたが
一度あふれ出した想いを
コントロールすることはできませんでした。

とうとうわたしは
仕事を休職せざるを得ない状態に
なってしまいました。

***************

休職に伴い通い始めた精神科で
初めてカウンセリングというものに
出会いました。

愛想笑いをする気力すら
残っていなかったにもかかわらず

カウンセラーに対して笑顔でいなければと
必死に頑張っていました。

カウンセリングで
職場のことや
これまでの人生のことを
作り笑顔で話すわたしに

カウンセラーは

「本当はつらかったのですね」

と声をかけてくれました。

その瞬間
わたしの作り笑顔は消え去り
涙が溢れて止まらなくなりました。

そう、わたしはずっとつらかった。

つらいと思っていることを隠して
いつも笑顔で
人の役に立つ人間でなければならないと
思っていた。

ずっとずっと昔から。

カウンセラーからの指摘により
自分が本当はつらかったことを理解してからは
それまで隠してきた想いが
どんどん溢れ出てくるようになりました。

溜まった膿を出すかのように
カウンセリングで想いを吐き出すと
心がとても軽くなるのを感じました。

心の奥に隠していた
本当の自分を見つけたい。

ありのままの自分の気持ちに
嘘をつかずに生きたい。

自分が本当にやりたいと思えることに出会って
思い通りにできるようになりたい。

そう願いながら
カウンセリングを受け続けていました。

しかし
生まれて以来20年以上
心の奥深くに隠してしまった
本当のわたしは
なかなか出てきてくれませんでした。

定期的にカウンセリングに通うこと自体が
嫌になってしまうこともありました。

その度に
このままのわたしで
この先ずっと生きるのは絶対に嫌だ!

何がなんでも
わたしらしく生きる道を見つけてみせる!

その想いだけを頼りに
カウンセリングに通いました。

しかし
20年以上抑圧された想いは
とても強固な殻で覆われていて

カウンセリングに通っても通っても
なかなか変化が訪れないことに
焦りを感じていました。

****************

変化は突然訪れました。

ありのままの自分で生きるなんて
本当はあり得ないことで

今の状態の自分で生きるしかないのかも知れない
…と諦めかけた時です。

心の中で

「こんなのわたしじゃない!!」

という声が聞こえたのです。

わたしはビックリしました。
それは紛れもないわたし自身の心の声でした。

その声が聞こえた瞬間
目の前の高くて分厚い壁に雷が落ちて
ガラガラと崩れていく映像が
頭の中に浮かびました。

何やってるんだわたし。
自分のことが嫌いと言って
傷つくことから逃げる言い訳を
しているだけではないか。

本当のわたしは
こんなところでうずくまって動けないような
人間ではない。

色々なことに興味があって
失敗しようが誰に何と言われようが
やりたいと思うことに
挑戦してみたいと思う人間だったではないか。

思う通りに行動することが
許されない環境で育ちはしたけれど

本来の自分は変わることなく
ずっと心の奥にいるんだ。

ありのままの自分でいられない苦しさに
笑顔でフタをして
ずっと自分を偽って生きてきた。

そんなのもうやめよう。
本当の自分に戻ろう。

一瞬のできごとだったけれど
わたしの中で確かに何かが変わったことを
感じました。

いわゆる「ブレイクスルー体験」というものでした。


それからというもの
わたしの行動は明らかに変わっていきました。

それまでとは違う服を選ぶようになり
新しい人間関係を探し始めました。

カウンセリングで語る言葉も
これまでの苦しい体験ではく
これからはどう生きたいかという
未来に向けた言葉が
多くなりました。

作り笑顔をすることも少なくなり
自分の本当の感情に合った表情が
できるようになっていきました。

やってみたいと思うことができて
実際に行動に移すこともできるようになりました。

カウンセリングを受け始めたころは
なかなか変わらない現実に

カウンセリングが
本当に意味のあることなのか
半信半疑でした。

それでも自分の心の奥を見つめようと
カウンセリングを受け続けたからこそ
ブレイクスルーが起きたのだと
確信しています。

これは
たった一人で実現できたものではなく
カウンセラーが根気よく
わたしに向き合ってくれたから実現したのだと感じています。

今、わたしには自分の心の声がはっきりと聞こえます。
その声にフタをすることはもうありません。

作り笑顔で無理をすることも
本心を隠して鬱々とすることもありません。

自分が進みたい道を見つけ、思う通りに進む。

カウンセリングを受けていたころの自分が
思い描いていた未来は
全て現実のものとなりました。

***********************

これを読んでくださっているあなたは
もしかすると
以前のわたしのように
無意識に我慢を重ね、つらい想いを隠して
生きているかも知れません。

そうであるならば
カウンセリングを継続して受けてください。

自分と対話すること以外に
解決策を見つける方法はありません。

かつてのわたしが
カウンセラーに支えてもらったように

今度はわたしがカウンセラーとして
寄り添える存在でありたい。

そう願っています。

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