絵本紹介&復刊投票に向けてお話会を開催します!
桜の花に囲まれた学校にいた、4人の男の子たち。
体を動かすのは得意でない彼らに、先生は「右脳クラブ」を作ります。
「体を動かすのが苦手なら、頭を使えばいい」
そんなクラブでそれぞれが得意なことで活躍し始めるのですが、一人だけ、話もできず、手足も動かない子がいました。
ワタルです。
だれもワタルが笑っているのを見たことがありません。
右脳クラブの3人は、ワタルのことを気にするうちに、いつの間にか「ワタルを笑わせること」が右脳クラブの目的になっていきました。
さて、そんな中、文化祭でかっこいいヒーローを考えることになって……。
月に一回、絵本好きの仲間とオンラインで開催している「絵本のお話会」で、ごんちゃんに紹介してもらった絵本です。
何とこのお話は実話で、ごんちゃんがかつて勤めていた長崎の桜ヶ丘養護学校でのエピソードを、当時の教員が絵本にして残したものだそうなんです。
この絵本に登場するヒーロー「さくらンダー」が誕生して、もう25年になるのだとか。
たった一人の友だちのことを思って、同じように友だちが行動する。
友だちを思う気持ちと行動に、障がいがあるとかないとかは関係ない。
ヒーローは特別かっこいい強い人じゃなくてもよくて、彼らがそもそもヒーローなんだ。
それ以外にも、いろんなことを考えさせられる絵本です。
こんなすてきなお話を、多くの子どもたち、お家の人に知ってもらいたい!
なんなら全国の学校の学級文庫や学校図書館に置いて欲しい‼️
そう思いましたが、残念ながら出版社がなくなってしまって、今ではもう品切れで手に入らないんです。
ところが、ふとしたきっかけがあって、アトリエUNO、絵本の制作に中心となって関わった野本先生とつながることができました。
『ワタルがわらった』の制作秘話(裏話)をお話して欲しいとお願いして、実現することになりました。
そんな中、野本先生が復刊に向けて動こうとされるきっかけがあり(これがまたドラマなんです)、復刊ドットコムで復刊リクエストをすることになりました!!
復刊に向けて、ぜひ応援してくださる方を増やしたいです。
投票にはログインした上で復刊希望の理由を書く欄が必須で、お手軽にできるものじゃないんです。
でも、手間をかけるだけの値打ちのある絵本だと、私は思っています。
とはいえ、知らない人には投票のハードルは高すぎる。
そんなこんなで、次の土曜日朝、野本先生に、絵本の制作秘話、裏話をお聞きするお話会を開催します!
出版に関わったごんちゃんには、『ワタルがわらった』の読み聞かせをしてもらいます。
子どもたちに関わる多くの人にこの絵本の存在と価値を感じてもらい、復刊投票にご協力いただけたら、こんなうれしいことはありません。
来週のことなので、聞きたいけどリアタイは無理ーという方には、アーカイブ配信も予定しています。
その場合は、コメントか私に直接「アーカイブ希望」と送ってくださいね🙏
復刊ドットコムの投票ページはこちら
『ワタルがわらった』とさくらンダーについて、長崎新聞に連載されていた記事をまとめたものはこちら
『ワタルがわらった』の背景がよくわかります。
私が初めて『ワタルがわらった』に出合った、「絵本のお話会」のレポはこちら
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電子書籍を出版しています。
今回の記事に登場した電子書籍。
これをオンラインスクールにできるよう、再編集にチャレンジ中!
↓ ↓ ↓
2021年9月に出版した、初めての電子書籍です。
子育て中であり仕事にも忙しかった小学校の先生の私が、少しずつ意識を変え、生活を変え、夢を叶えていったお話を書いています。
ペーパーバック版も出版しています。
初めての電子書籍『こうなる!と決めるから夢が叶う』の姉妹版。
私の出版体験記と、出版したことで起きた想像を超えるできごとを書いた本です。
子どもたちの心に種をまくように、ちょっと心に響いたり、何か行動してみようと思えたり、そんなきっかけになる絵本を紹介しています。
主に小学校の教科の学習の中で、関連づけて読み聞かせができる絵本を紹介しています。
それぞれの季節に合わせて読み聞かせできる絵本を紹介しています。
子どもたちにも人気の、読み聞かせで鉄板ともいえる絵本を紹介しています。
なぜ小学校で読み聞かせをするのがいいのか、学級づくりにどう役立つのか、そんなことも書いています。