見出し画像

ロラン島で、「私」と「地球」を大切にする考え方について学ぶ。

7月23日から始まったデンマークの旅、本日5日目です。ちょうど折り返し地点!

今は7月28日(日)朝の8時です。今日は、ロラン島からオーデンセへ移動して、友人家族と合流します。

ロラン島滞在中の2日間、ニールセン北村朋子さんのお宅に滞在させてもらっています。


昨日は朝7時ごろに起きて、朋子さんのお庭を散策。
新鮮なベリー、いちじく、りんご、すももを収穫。収穫してすぐのベリーは甘酸っぱくて、目が覚めました。

甘酸っぱくて、とっても美味しい。

朝ごはんは、朋子さんのお手製のオートミールのパンケーキ。上に胡桃とメープルシロップをかけて、バターはウィーガンバター。
ウィーガンバターが思ったよりめっちゃ美味しくて、これから我が家もウィーガンバターにしようかな、と思い始めました。

とっても美味しくて、心も身体も満たさた朝。

ゆっくり朝食を食べた後は、ロラン島散策へ。
休日に、本当に何もしないということが久しぶりすぎたのですが、ロラン島ではもう思う存分何もしないをする、と決めていたので堪能することにしました。

日本にいる時は休みの日でも、大学院や仕事、他にもやることを並べてはやっていたのですが、朋子さんとお話しする中で、「休むから素晴らしいアウトプットが出るのよ。デンマークのサッカー選手は1時間半しか全体練習をしない。だけど、素晴らしい結果を出している。」という言葉にハッとさせられ、今日は1日自分を休ませてあげようと「何もしない」をすることにしました。

ロラン島は電線が地中に全て埋まっているので電線が全くなく、とにかく広大な大地と空が広がっていて、ドライブするだけでとっても気持ちよくて。

一瞬一瞬を噛み締めながら、今日しかないこの景色を思う存分味わいました。

ドデカリテン。円を描くように銅像が立っています。 
ドデカリテンを見ながら、朋子さんとお昼寝。


そして、ロラン島のこの美しい田園風景を守りながら、コペンハーゲンのエネルギー自立をして生活しているデンマーク人にリスペクトが湧きました。

2045年までに化石燃料から脱却を目指すと決めているデンマーク。

ロラン島には、風力発電機が約250ほどあるそうです。そして、その風力発電機のほとんどが、農家の方が建てた自力の発電所なんです。農家の方が広大な農地を使って、エネルギービジネスで自活しているというのがロラン島の素晴らしいところ。

朋子さんから、「ゆかちゃんは、地球を大切にするために何ができると思う?」と問われて、改めて自分は何ができているんだろう、どれくらい地球のことを考えて日々過ごせているのだろう、と立ち止まりながら考えていました。

デンマークでは、気候変動のことを日常で考えることが当たり前なので、「気候休憩」という時間があって、気候変動のことを考えなくて良い時間を作ったりしているそう。

朋子さんに「なんでそんなにデンマーク人は地球を大切に想っているんですか?」と聞いてみたら、「地球と共に生きている感覚を持っているからよ」

「日本は「学校で良い点数をとれ」「会社で良い営業成績をおさめろ」「人よりたくさん稼げ」と人と比べるコミュニケーションが多いでしょ。誰かと共に生きることを考えたら、そんなことが大切な訳じゃないのよ」と。

私も振り返れば、小さい頃から学校で誰かと何かを比べられて、偏差値だの有名企業だの、そういう誰が決めたかわからない基準に苦しんだ時期があったな、と思いました。私は、私のままでいい。

デンマークの考え方である「みんな違って当たり前なんだから、評価することなんてできないのよ」という考え方に、教育の本質が詰まっている気がしました。

これから、民主主義を育む人生の学校、フォルケホイスコーレの視察に行くために、オーデンセへ向かいます。

人が豊かに学び続ける環境はどうやって作られているのか、探求する旅は続きます。

ありがとう、ロラン島。ありがとう、朋子さん。Tak!

自然が大好き!裸足で走り回りました。


この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?